『駒沢美粧』,映画『carmen.』,『ミリバール』

 お昼に起きて宮崎学さんに昨日のお礼の電話、不手際のお詫びメール。

 駒沢美粧でヘアスタイルを変える。
前回テーマは「ブラックジャック」だったが、今回は「春らしく」という私の希望により「花畑」。
地を黒く染めたので「花火」のようでもある。和風な感じ。気に入った。
担当の斉藤さんはいつもゴキゲンなスタイルを考えてくれて、嬉しい。

美容院の楽しみは、普段見ない雑誌を読めることにもある。
創刊見本として送られて来たらしい『美的生活』とかいう、山の手、鎌倉、湘南のマダムのための雑誌。表紙には「美しい生活を楽しむのは人生の勝ち組」とかなんとかいうコピー、っていやーな感じ。
「この手の主婦向けの雑誌はあまり置いてないから、くいついて見る人が多い」と斉藤さん。

(5/9訂正:正しくは『美生活』。東京山の手、横浜、鎌倉、湘南マダムのためのライフスタイル誌で、コピーは「美しい生活を送る女性は人生の勝ち組」)

こんな「美的」生活をしているマダム達は周りには少ないので私も興味深く見ていると
斉藤さんに「結構くいついてますね」と言われる。

そこから『負け犬の遠吠え』の話になり、男の勝ち組とかオスの負け犬の話など。
どうでもいいのだが何を言っても「遠吠え」になるから、この話は面白くない。

 渋谷ル・シネマで『カルメン』を見る。カルメンは強烈でいいんだけど、男同士がうだうだ言ってて、また冒頭寝てしまう。後半は面白かった。
カルメンの物語は、フラメンコやオペラなどで見ているが詳しい話は知らなかった。
「おとなしくしてろって、これ以上言うならもう殺してよ」っていうのはいい。

『ベティー・ブルー』を見ても感じたのだが、愛する人に殺されることへの憧れがある。
死に方としては理想的だ。

 『ミリバール』。新しいヘアスタイルは好評。
7人ぐらいの女性客が大騒ぎをしている、と思ったら一人は背中まで長髪の男性だった。
暫く気がつかなかったが、いつもは下品な下ネタを連発している女が、今日はそれほどぶっ壊れてもいなくてちょっとビックリ。
彼女は私を知っているのか知らないが、私は今恨みは無くとも過去に曰くがあるので、話はしない。

元内縁夫が海外旅行のお土産を店主の清野さんに持ってきたとかで、ニアミス。
民族衣装っぽいカラフルな帽子は清野さんにピッタリ。
元内縁夫のこういうセンスは、すごくいいと思う。

 帰ったら彼から留守電メッセージ。ケータイカメラでヘアスタイルの一人撮影会。
酔払ってなかなかうまく行かない。何度もやり直して少しましなのを彼に送る。
2004年03月19日(金)

抱茎亭日乗 / エムサク

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