イタロ日記

2008年12月21日(日) 蒼天航路

ここ最近、エラくハマってしまったマンガがある。
ネオ三国志こと「蒼天航路(そうてんこうろ)」。

レッドクリフが面白いって話きいて(ただし映画は見てない)、なんとなく「三国志でも読むか〜、でも小説版とか読むの面倒だな」ってんでマンガ版で手にしたのがこれ。

第1巻の出版が確か1995年の作品なんだが、
ま〜、ま〜、ま〜、
「いったい私は13年間もドコに目をつけて来たんじゃい!!!」
ってくらいの面白さ!

いま18巻まで読んだとこ。例の貸本屋様々だ。
この中で一番気に入ったのが劉備。
ワタシ、他の三国志関連の本いっさい読んだことないのでわからんが、通常もっと礼儀正しいというか生真面目な感じなのかね?

このマンガの劉備ったら、人が好きだし好かれもするが、戦弱いしすぐ逃げちゃうし、寝てばっかりいるし、すぐ落ち込むし鼻水たらして泣くし(笑)
関羽が「長兄(劉備)は器がデカい」と言えば言うほど「いったいどこが。。。」とツッコミたくなるようなキャラ。

信頼してた関羽が自分の元を去ったときには、形相変わるくらい泣いて、周りから「コイツもうダメだ」なんて言われてる。
なのに、関羽がやっと戻ってきてくれて「一緒に天下をとりたいのだ!」って言ったら今度は「嬉しいけど、なんか重い」とか言いやがる(笑)

もう楽しいの何の、こういう人、私は大好きだ。
人気があるわりにはなんだかんだ言って関羽&張飛の2人がいないとどうしようもないという、意外と人間関係の狭い(笑)あたりもカワイイ。

落ち込んだときに「落ち込んでます」って顔に出せる人間って、強いと思うんだよね。そこで他人のせいにして愚痴ってたらタダのつまんないやつだが、純粋に感情みせるだけなら、見せられる側も嬉しかったりする。

逆に主役の曹操はあんまり好きじゃないんだわ。キライでもないが。
できすぎなんだよねえ〜。。。キムタクとか好きな人は好きなんじゃない?

他に好きなのは夏侯淵(かこうとん)と郭嘉(かくか)。
前者は隻眼のおっさんキャラ(役所さんの信長が独眼竜正宗になったような顔だ)、後者は目がつりあがっていつもキーキーどなってるような軍師。

郭嘉はね〜、プライドばっか高そうでふんぞりかえってるのがよかったのに、18巻まで読んだら急にカッコよくなってんの。腑に落ちない(笑)

いやーしかし、だいたい半分読んだわけだが、このままのテンションで終わってほしいものだ。
ここ数日、私は楽しくて楽しくてならない。
次は北方謙三版でも読むかね???


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