ありふれた日常

2003年01月22日(水) 高校教師

野島伸司さんの脚本が物凄く好きです。
一、二、三、を争っているのは、
「この世の果て」「世紀末の詩」「リップスティック」です。
だいたいにおいて、全部好きなのだけれど、
傷みを伴うものもかなり多いので、上の三つが同率。

ドラマ「高校教師」がまた始まると聞いて
すっかりリメイクだと思っていたのだけれど、
あの時から10年の時を経て、同じ高校が舞台の新しいお話なのですね。
今日、やっと二話目見ました。
一話で、すでにばくばくだったのですが、二話もまた衝撃でした。

「10年前の自分をやっと超えられる気がした。」とご本人が言っている
だけあって、今後どうなるものか本当に楽しみ。
キャストもいいですよね。
藤木くん儚くて素敵だし、上戸彩ちゃん可愛いすぎるし。
ずっと疑問だったんだけど…キャストって全部野島さんが決めてるのかなぁ?

* * * * * * * * * * * * * * * *

不安定な場所に立っている彼は、ただひたすらに孤独の中にいた。
誰も本当の意味での、その悲しみや苦しみは理解出来ない。
同情は出来るとしても、自分はその場所にはいないのだから。
偶然にしろ、彼女を自分と同じ不安定な場所に立たせたのは、
例え誰であろうと構わなくたって、誰かには理解して欲しかったから。
この空虚と孤独の渦の中を。
それが彼にとっては嘘で固められたモノであったとしても、
彼女にとっては全て真実なのだから。



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