ココロの底から、本当に怖いと思った。あたしは、手も足も動かなかった。思い出しただけでも、心臓が荒い鼓動を打つ。そんな場所に自分は置かれているのに関わらず何処か遠くから眺めているように、思った。あたしは、気は狂わない。気が狂った方が楽かも知れない。何度となくそう思った事はあるけれど、あたしには、狂えない。そう思った。ループ。ループ。ループ。何も抱え込んではいけない。