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2008年05月15日(木)
  本願寺展と赤の戦慄 <画像あり>


 広島県立美術館に「親鸞聖人七五〇回大遠忌記念 本願寺展」を見に行って来ました。
 初めて行く場所なので地図持参。でも地図を見ながら街を歩くのは「余所者ですよ」と言いながら歩いているようで好きじゃないので、駅前でパッと頭に叩き込み、あとは記憶で(大した道でもないので)。

 辿り着いた県立美術館は、大盛況でした。何かバスで乗り付けてきてるツアー客(?)もいるし、展示会場に入ったら、平日昼間だというのに大混雑ですよ。3月に見た東博の薬師寺展だってこんなに混んでなかった!
 安芸門徒をナメてましたorz お年寄りが中心ですが、若い人も結構います。そしてみんな信心深そう。数珠持って親鸞聖人の木像を拝んでたり、グループで来てる人は「これが教行信証!」的な実に濃い話をしていたり。浄土真宗の教義に明るくない私はついていけませんよ。

 親鸞聖人は鎌倉時代の人なので、展示されているものもそれ以降のものが殆ど。国宝三十六人家集に平安時代12世紀のものがあったくらいでしょうか。

 そんな中、私の目を引いたのは、南北朝時代14世紀のものという「光明本尊」。これは見たことありません。だって浄土真宗の仏教美術見るの初めてだもん。
 軸の真ん中に大きく九字名号「南無不可思議光如来」が書かれ、左端に「帰命盡十万碍無光如来」の十字名号、右端に「南無阿弥陀仏」の六字名号が、そして九字名号の左右に釈迦と阿弥陀、その上の方には菩薩や高僧が描かれ、更に真ん中の九字名号から放射状に光明が描かれています。うわーマジこんなの見たことない!
 本願寺の廟所が実家の割と近くにあって、花祭りに行ったりとかしてたんですが、浄土真宗独特のあれこれについてはホントよく知らないのです。
 これ以外にもたくさんの「九字名号」や「十字名号」「六字名号」の軸が展示されてました。中には後陽成天皇が書いた六字名号とか。歴史を思い返せば何てことないんですが、天皇と浄土真宗って何か不思議(個人的感覚です)。
 あと熊野誓紙もあったなぁ。書かれてる内容じゃなくて裏に透けて見える牛王宝印に興奮(明らかに着眼点がおかしいです)。

 もっとぱぱっと見終わるかと思ってたんですが、混雑も相俟ってなかなか見応えがありました。興味深いという意味で面白かった。



 それから銀行にダッシュで行って(市内中心部まで来ないと都市銀はありません)、お買い物して、最後に駅前の福屋に寄ってロイヤルドルトンでお茶。今日はスコーンセットにしました。ケーキセットだと好きな紅茶を選べるけど、スコーンセットは「本日の紅茶」。今日はウバ・セイロンということだったので、喜んで注文しました。最近よくウバをストレートで飲んでます。そんでもって美味しいスコーンはなかなか食べられません。まあ来週帰京するから、東京では食べ放題食べられますが。

 ところで、福屋への道中、iPod nano (PRODUCT) REDさんが動かなくなりました。家帰ってパソコンに繋いだりすれば復活するかも?と思ったんですが、うんともすんとも言いません。うそーもう壊れたの? まだ買って1年経ってないぜオイ。
 まさか赤いが故に3倍はやく壊れたとか・・・( ̄Д ̄;) おーい1週間後にゃ新幹線6時間大移動だよー?

 ・・・・・・・・・・・・・・と思ったらリセットしたら復活しました。iPodにリセット機能があったとは初めて知ったよ。ならもうリセットボタンとか付けときゃいいのにw


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・過去の「今日」。

2006年05月15日(月) 帰京の支度

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