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■ 2005年03月24日(木) 妊婦の主張 <画像あり>
今日のお相手は、院生時代のゼミの先輩。色々とお世話になったお姉様が、昨年末目出度くご懐妊。出産したらそう簡単にはお会い出来なくなってしまうので、最後の機会と言わんばかりのイキオイで豪華ランチ@パンパシ横浜です。
「悪阻とか大丈夫ですか?」とお伺いしたら、お姉様は寧ろ「ご飯の香りが芳しい」とか「穀類ってこんなに美味しかったっけかー?」とか「食べ悪阻」なんだそうで、食べられない物とか一切ないそうです。でも味覚は若干変わったらしく、以前より辛い物が好きになったとか。お姉様のお友達でも「マクドナルドのハンバーガー(一番安いヤツ)しか食べれなかった」人とか何も食べれず1ヶ月点滴で過ごした人とか、色んな妊婦さんがいるようです。母娘・姉妹で似るとかも言いますが、お姉様と実のお姉様ともやっぱり少々異なるよう。
お姉様はただいま5ヶ月だそうで、お腹も「む、確かに大きい」という感じで見た目にも妊婦さんと判る感じになってました(5ヶ月にしてはお腹が大きい方なんだそうです)。でも電車で席を譲ってもらえることは結構少ないそうで、どうしても座りたい時はグリーン車乗っちゃったりするんだそうです。
妊婦さんと一緒に行動すると、やっぱり自分と一緒にいる時に何かあったら嫌なので、「荷物持ちましょうか?」とか色々気になっちゃうんですが、妊婦さん本人は案外そうでもないみたいです。まあ普段一人の時は何でも自分でやっているワケですから、それもそうなのかもなぁ、と思いつつ、「こないだ友達に車出してもらう予定だったんだけど、その日雪になっちゃって、友達が『雪の日に妊婦さん乗せて運転出来ない!』って言うから私が車出しちゃったわよ」とか言うお姉様の豪快さに脱帽。 しかしながら、「私がやるから座ってて」などと至れり尽くせりの待遇に甘んじていると、結果動作が減って太りすぎ、妊娠中毒症やら難産やらが待っていたりするそうです。昔の人が医療技術も未熟な時代にぽんぽん子供産めたのは、出産間近まで普通に農作業とかしてたからなんでしょうねぇ。 と言っても、電車では妊婦さんに席を譲るべきだと思う。うん。電車が揺れて転んだりしたら大変だし。
ちなみに、お姉様が出産なさる産院は、「自然分娩」を推奨しているそうでして。「自然分娩」と聞くと、陣痛促進剤とか使わずに自然に出てくるのを待つんだろうな〜てなことをイメージしてたんですが、違うんです。 何と、平成の御代に力綱。御存知ですか? 力綱。時代劇の出産シーンなんかで登場する、天井からぶらさがる綱です。それに妊婦はしがみついて息み、出産するんです。時代劇に出てくるんですよ。私たちの親世代だって分娩台での出産が殆どだと思います。でもお姉様は流石民俗学徒、力綱を見た瞬間、血が騒いだそうです(笑)。私も産育儀礼に関する民俗調査をしたことありますが、力綱の実物は見たことありません。力綱で息んだ暁には、出産レポートして頂きたいとお願いしてあります。
そんなワケで色んなお話しをしつつ聞きつつ、パンパシで豪華ランチビュッフェを平らげ、ランドマークタワーの吹抜にあったベンチで更に2時間ほどお喋りし、お別れしました。
お姉様曰く「みんな遠慮しちゃって遊んでくれないのよ」だそうでして。 みなさん、悪阻で苦しんでいない安定期の妊婦さんとは本人が「遊ぼう」と言ってる限り遊んであげましょう。出産後は育児育児で絶対遊べないんですから! 以上、妊婦でもなく、妊婦になる予定もなく、妊婦になりたくもない私が、妊婦さんに代わって妊婦の主張をお届けしてみました(笑)。
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・過去の「今日」。
2003年03月24日(月) 本日のびっくり
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