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2005年02月20日(日)
  フェブラリーの感傷 <画像あり>

 今日は競馬のお話しです。もし宜しければ、競馬に興味関心のない方も、馬名にリンクを張った当サイト内の「Love Horses & Jockeys」のページと合わせてお読み頂ければ幸いです。

 2月がやってくると感傷的になります。フェブラリーS。ホクトベガが好きだった人にとっては、やっぱり特別なレースなんですよ。
 彼女がこのレースに出走したのは1996年。グレード2(GII)で開催されたのはこの年までで、翌年からJRA初のダートのGIレースになりました。ホクトベガは、GIIでの最後の覇者です。雪の降る中、2着を3馬身半引き離しました。

 あの頃は、中央競馬といえば芝ばかりで、ダートは余り注目されなかったと思います。GIを走るような強い馬がダートレースに出走することなんてなかったし、その点でも、エリザベス女王杯という芝のGIレースを勝っているホクトベガがダートに転向して勝ちまくっていたというのは、かなり異色なことだった筈です。

 最近は、芝とダートの垣根も随分低くなりました。芝の重賞(勿論GIを含め)を勝つような馬が、条件次第でダートの重賞にも出てくる。芝にもダートにも(そして地方交流競走にも)出走する馬が増えたのは、ダートレースや地方交流戦が広く認められたということで、そのことへのホクトベガという馬の功績は物凄いと思います。なのに、JRAは彼女の成し遂げた業績をあまり見てはいない気がします。昨年、JRA50周年を記念して年間を通して記念レースを行なった「栄光の名馬」にも彼女は選ばれませんでした。現在のダート競馬に与えた彼女の影響は、計り知れないと思うんだけど。海外のレースに出走するという道の一部分も、彼女が築いたと思っています。

 そして今日。今年のフェブラリーSが行われます。競馬開催日には「レーシングプログラム」(略してレープロ)という物が競馬場や場外馬券売り場で配布されるのですが、その表紙写真が今日はホクトベガだそうです。今日の表紙にホクトベガを選んだJRAの意図はこれ如何に?

 今日のフェブラリーSには、シーキングザパールの仔・シーキングザダイヤや、ホクトベガが所属していた中野隆良厩舎の馬・ヒシアトラスが出走します。昨年の覇者、「ベガ」の仔・アドマイヤドンも(兄と違ってやはり父似?)。
 ベガの仔がダートを走った時もびっくりしたけど、道悪には徹底的に不適応だったパールの仔・ダイヤがダートを走って、あろうことか兵庫GTを勝っちゃって川崎記念を2着したのにはホントびっくりです。川崎記念は、ホクトベガの日本最終戦。それにパールの仔が出走したってだけでも驚きなのに。今日勝ったりしたら、我が家は祭りですよ祭り。
 でも不良馬場の今日。結果よりも何よりも、みんな無事にレースを終えて欲しいです。発走時刻まで、あと約30分。



これが今日のレープロの表紙。
96年フェブラリーSでのホクトベガ(雪でした)。
エモシおんさんに写メしてもらいました。
実物は後日送って下さるそうです。楽しみv



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レース後追記(15:45)
ダイヤは2着、ヒシアトラス3着。祐一王子が1着。
馬券もありがとう(笑)
いやぁ、よくパールの仔がびしゃびしゃの不良ダートを走るよ。
ペリエマジック?


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・過去の「今日」。


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