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■ 2005年02月06日(日) 「義経」 <画像あり>
ここ数年では珍しく大河ドラマを見ています(「北条時宗」以来かな)。タッキーには余り興味はないんですが(寧ろ翼派)、今のとこ面白いです。
大河ドラマを見るか見ないか。その決め手は「時代」です。昨年の「新選組!」なんかはアウトの好例。登場人物の「顔」が写真として残っているような時代は、私は時代劇として苦手なんです。慎吾ちゃんが近藤勇? 全然イメージ違うじゃん(口がデカイだけ)。野田秀樹が勝海舟? そんな顔じゃないよ(特に勝海舟は、彼の直系の子孫と友達だったことがあるので、尚更イメージが出来上がっているのです。ついでに言うと、野田秀樹の舞台的演技も映像で見ると私は受け付けないんですが)! ついでに、何で「新撰組!」じゃなくて「新選組!」なんだよ三谷幸喜! それはさておき、その点、平安〜鎌倉時代の「義経」は写真なんか有り得ませんから、誰が演じようと先入観を大して抱かずに見れるのです。誰が演っていようと、余り気にならず物語に入り込めるのです(勿論、ある程度の「イメージ」はありますから、タッキーが弁慶で松平健が義経だったらひっくり返りますが)。
近世・近代は資料も多く残っていて、創作の余地が余りないところも、魅力半減の一因です(創作しすぎると事実と違いすぎて引いちゃうし)。古代・中世は時代が古い分、必然的に資料が少ないです。政治的なことや一部の高貴な方の暮らしぶりは、朝廷の資料や公家の日記、寺社の記録なんかで判りますが、一般の暮らしなんかは判らないことが多い。上層階級のことだって、都合の悪いことの実際は判らない。そういうところに想像を巡らせるのも、楽しいですよね。
そんな訳で、「義経」は面白いです。あの時代のことなんて、本当のことは今更誰にも判らない。だからこそ、どんな演出が為されようと、どんな配役であろうと、余り気にならない。多少現実離れしても、大きくリアリティが損なわれない。細かいツッコミどころはそりゃあありますが、ドラマの筋書きそのものと、「歴史」「伝説」の雰囲気を楽しめます。
イマジン。想像の余地があるって、楽しいですよね。だから私は、小学生の頃から古代史の方が好きです。
写真は、昨年7月に訪れた六波羅蜜寺。「六波羅様」=平清盛です。鞍馬から都って結構遠いなぁ。
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・過去の「今日」。
2003年02月06日(木) 恵方巻 2002年02月06日(水) 待ちに待った
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