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2003年02月06日(木)
  恵方巻

 会議室でやや盛り上がりを見せた「恵方巻」即ち「節分に食する太巻」ネタ。この太巻の存在を知ったのは、高校生の時。同じクラスののんちゃんが「家族揃って恵方を向いて、黙々と太巻を食べる」と言い出して「何それ!?」とビックリしたのが最初です。

 会議室にも書きましたが、元々は関西方面で広まっていた習俗。節分の日に家族揃ってその年の恵方を向き、切っていない太巻を一人1本、一言も喋らずに食べ切らねばならない・・・というのが本式のやり方みたいです(多分)。でも、小●寿司(「し」は平仮名かも)のCMでもコンビニの看板でもやり方までは触れていないみたいなので、関東の多くの人は、ただ「節分に太巻を食べるのは縁起が良い」とか思って、フツーに切って談笑しながら食べてるんでしょう。「節分には太巻食べると良いらしいよー」とか言いながら。何に良いのか教えてくれよ。てゆーかアンタら間違ってるから。

 東京生まれの東京育ち、自称(?)生粋の東京人の私は、断固として食べたいと思いません。何故なら、「ご飯に胡瓜」という取り合わせが許せない私は普段から太巻なんて食べないし、何より、寿司屋の営利な思惑なんかに付き合いたくありません。節分に寿司? 東京人には豆と鰯だけで十分!
 ・・・てなことを言っていると、関西人の彼氏に「地域差別だ」などと怒られます(そんなことないのよ?)。将来この人と結婚したとして、恵方巻で喧嘩して離婚したりしたら、シャレでしかないですね。私が食べないから幸せにならないんだとか言われるのか? ばっかみたーい。つか、それはマジ馬鹿。

 こういう行事とか習俗は、周りに踊らされてやるんじゃなく、ちゃんと各家庭や地域に根ざした、変な言い方ですが「由緒ある」ものをしっかりと守っていきたいな、と。だから、関西の方が(ワケは判らなくとも)太巻食べるのには一応意味があると思います。でも、昨日今日知ったような東京人が、「ただ太巻を食べる」だけじゃ、別に意味ないし。

 それ言ったら、バレンタインのチョコレートだって意味ないんですがね。ま、「好きです」とか「お世話様です」とか、チョコにメッセージが託されてる分、切り分けられた太巻とは雲泥の差があると思うけどさー。


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・過去の「今日」。

2002年02月06日(水) 待ちに待った

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