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■ 2005年02月02日(水) 春は来る <画像あり>
乾いた空気の冬しか過ごしたことのない私は、雪が積もった景色を殆ど知らない。東京では「雪が積もった」と言っても精々10cmやそこらで、雪国の人が見たら笑っちゃうような「積雪」だろう。だからこんな景色も、スキー教室に行った時くらいしか見ていない筈だ。あの時は、周りを見る余裕もなかったのだけど。
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朝、新聞でこんな歌を見た。
冬ながら空より花のちりくるは雲のあなたは春にやあるらむ 古今集に収められている、清原深養父の「ゆきのふりけるをよ」んだ歌。冬なのに空から花弁が落ちてくるのは、雲の彼方はもう春だというのだろうか。そういう歌だ(清原深養父は、清少納言の曾祖父)。
そして私は、満開の桜を見た。
牡丹雪ではない、比較的細かい乾いた雪が吹雪めいて舞う中に立つ落葉樹。葉の落ちた枝に白く付着した雪。
・・・桜の樹に、見えませんか?(写真は徐行中の新幹線車中より、多分、関ヶ原付近)
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・過去の「今日」。
2003年02月02日(日) 学生時代 <画像あり>
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