|
|
■ 2005年01月05日(水) TSUNAMI
日本は地震大国だから、日本人は津波のこともよく知っているはずだと思う。地震があれば震源が内陸だろうと海底だろうと津波の有無を報じるし、年に一度は津波警報を目にしているだろう。「津波」が「TSUNAMI」として英語になっているあたり、判らない土地の人には判らないことなんだろうなぁ、と思う。
波が通常有り得ないほど引いたら、次に大波がやってくるから高台に逃げなければならない。 日本人なら、常識だと思っていた。少なくとも、地震が少ない国や海のない国の人より、その辺りの知識は豊富なはずだ。 でも、「通常有り得ないほど」って、その海の通常の潮位を知らなければどうにもならないのかもしれない。 どうして逃げられないんだろう、と思ってしまうけれど、その場にいなければその恐怖や切迫感、そして無力感は判らないんだ、とも思う。プーケットの水上コテージなんかにいたら、波が引いたことにすら気付かず、津波に襲われたかもしれない。
津波が来る前、タイの観光用の象たちは足の鎖を引きちぎって高台に逃げたらしい。異常な鳴き方をしていたため周囲の人も危険を察知し、難を逃れたとか。 その昔、津波の被害にあった町には「波が引いたら高台に逃げろ」と言い伝えられており、同じく難を逃れたそうだ。
大きな揺れを感じた後の津波は、覚悟があるから逃げられるかもしれない。でも震源は遠い海で、津波だけがやってきたら、やっぱり人間は簡単には逃げられないのかな。
自然の猛威に立ち向かう術は、今の人にはないのだろうか。 昨年は、自然に対し余りにも無力な年。今年はどうか穏やかであるよう。
-------------- 年末の九州旅行、アップ終わりました。上のINDEXか左フレームの「Trip! Trip! Trip!」からどうぞ。左からは4日分まとめて見れます。
**************
・過去の「今日」。
2003年01月05日(日) 年齢詐称 2002年01月05日(土) 府中金杯
|
|
|
|