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■ 2004年11月04日(木) 男ともだち
男女間に友情は成立するか否か?
多くの人がその人なりの答えを持っていて、相反する答えもまた多いのだと思う。ちなみに私は、すると思う派。現実に、今のところ私には多くの男ともだちがいる。結婚前から(というかダンナと出会う前から)友達で、私に彼氏がいようといまいと、相手に彼女がいようといまいと、ましてや結婚してようとしてなかろうと、子供がいようといなかろうと、別に変わらない、「ただの」ともだちである関係。
今日はそんな男ともだちの一人と、ランチを共にしてきた。彼は友達というよりは幼なじみに分類されるのかもしれないが(幼稚園が同じなのです)、途中のブランクが長いので、お互い、幼かりし頃の記憶は余りない。故に他の友人達と特に大差ない付き合いだ。
「女とあれば見境なく恋愛対象とするような男は、女友達なんて出来ないんちゃう?」 小中学校時代を大阪で過ごした彼はそう言った。 「少なくとも俺は、俺とお前との間で恋愛なんつーモンが成り立つとは思えへんし」 そしてそう続ける。いや、尤もだ。 「だから、男女間の友情も場合によっては成立する。うん」 確認するように自ら「うん」と言った彼に、私も「うん」と応え、 「『異性として意識する』のと『恋愛対象として意識する』のは、微妙に違うよね」 と続けた。 「男か女かとか以前に、大事なのは人としてどうか、だし」 そう返事をくれた彼は、昔に比べて人として成長したなぁ、と思う。うん。
別れ際、彼はこう言った。 「俺とお前が付き合ったとしても、似た者同士じゃ長続きしねえよ、どーせ」 長く友人関係にあっても、全く甘い方向には進まなかった関係。それは、お互いが相手の内に「もう一人の自分」を見ていたからだ。同じ幼稚園で共に過ごしたからなのか何なのか、彼と私は思考の方向性が似ている。一緒にいてお互いを邪魔に思うことは少ないかも知れないが、きっと刺激も少ないだろう。共感や馴れ合いはあるが、発展性は見ない。恋人同士で馴れ合うような関係は、少なくとも私は御免だし、多分彼もそうだった。
男女間でこういう関係があったって、別に不思議なことじゃない、と、私は思っている。ましてや、人妻が男友達と二人で会ったって、別にやましいことじゃない、と私は思う。だって何にもやましいことないもの。
王子、ランチごちそうさまでした(笑)。
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・過去の「今日」。
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