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■ 2004年06月13日(日) 温度差
昔から、温度差に弱い。 単に気温の高低だけでなく、気持ちの「温度差」にも弱いのが私の悪いところだ。 周囲にいる他者が私より「あること」に熱中していたり興奮していたりすると、私は、私も熱中しなければならない立場にあっても、つい傍観者になってしまうのだ。周りが熱くなればなるほど、私は引いてしまい、冷めていく。最初から自分も熱されていれば良いのだけれど、最初に温度差があると、それに全くついていけないどころか、立ち止まって見送ってしまうのだ。
高校3年の時、「高校生クイズ」の関東予選に友人と出た。他校のチームが仮装したり浴衣で来たりしていて、更に司会の某アナの熱い喋りを聞いているうちに、私の気持ちは完全に冷め、そして引いた。全く楽しめなかった。楽しくなかった。
それが今、夫婦間で温度差を感じている。何に対してかというと、新婚旅行。 もともと、私は行かなくていい派だった。何故って面倒だしお金もないから。でも夫は何処でもいいから「新婚旅行」に行きたい派。結局、金を出すのも夫なので今月末から海外に行くことになったのだけれど、私はといえば、全く実感も湧かず、準備もパスポートしか出来ていない。新婚旅行より直前のTMツアーファイナル、成田発着に伴う必然的な帰省、そして、帰国後の京都(実質)一人旅の方がよっぽど楽しみだったりするのだ。 夫が新婚旅行を楽しみにすればするほど、私はその夫の様を見て「はー、何やら楽しそうだねぇ。よく判んないけど」と冷めた目で一歩離れたところから見てしまう。そして首を傾げる。
きっと私は、新婚旅行を楽しめないに違いない。何でだろうね、どうしてもついていけないんだよ。それが夫婦間の危機になるとは思っていないけど。
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・過去の「今日」。
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