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2004年04月09日(金)
  女人禁制・男女平等

 日本には遥か昔から、現在で云うところの「男女差別」が存在していた。

 奈良にある修験の行場・大峰山。この山頂にある大峰山寺を管理する5つの護持院が、古来より続く「女人禁制」を今後も続けていくことを決めたという。
 大峰山を含むこの辺りは、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産の登録候補になっている。それを踏まえ、「大峰山女人禁制の開放を求める会」なる市民団体が署名を集めて、首相やユネスコ、護持院などに提出する矢先のことだったらしい。

 私も女であるけれど、正直、古来より女人禁制である場所を女性にも開放しろとは思わない。そりゃあ、大峰の行場とか、ちょっと見てみたい気持ちはある(そんなとこ登れるのかとかいうギモンは置いといて)。でも、女人禁制となったのには、元来きちんとした理由があったのだ。それは宗教的な理由でもあり、ならばその宗教を心から信仰する人たちの意志に従うのが筋だ。信仰から外れている人がとやかく言っていい問題じゃない。

 逆に男子禁制の場だって、少なからず存在する。女人禁制と異なり、余り表だって問題にはならないけれど。
 例えば沖縄。かの地では、多くの場合女性が祭祀を司り、その兄弟が政を司った。そのため、今でも「聖地」には男子禁制とされるところがある。例えばここ。女人禁制について議論するなら、こういった「男子禁制」の場所も同じ土俵で問題にすべきだ。

 基本的に私は、男女平等なんてくそくらえだと思っている。男と女はどうあっても違うもの。出来る仕事も自ずと異なるし、それでいいと思う。

 男女平等、雇用機会均等、共同参画。そんな言葉では動じないものって、世の中にはあると思うんだけどな。

 「男女平等」を声高に叫ぶ女性、私は苦手です。かなり。


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・過去の「今日」。


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