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■ 2002年07月14日(日) 夏ですな
まだ梅雨ですよね気象庁さん。暑すぎです。しかも何やらまた台風が迫っている様子。・・・夏真っ盛りじゃないのさ。こちらは半額マックシェイク(バニラ)で暑さを凌ぐ日々。間違ってますか?
読みさしだった「鬼流殺生祭」読了。明治ならぬ「明詞」の世、公家の三男坊として育った九条と神奈川県令の三男・朱芳が、九条の友人・武知正純殺人事件と武知家の本家筋・霧生家に纏わる謎を解く・・・てな話。以下ネタバレにつき伏字。 内容に不満はないけれど、私の場合、同じゼミに隠れ切支丹を扱った人(長崎出身)がいて、その人の卒論指導なんかも一緒に聞いてたから、「でーうし」だの「あんめいぞー」だの「おてんぺんしぁ」だの「えれんじゃ」だのと言った言葉から、すぐに隠れ切支丹めいたものを感じてしまい、開始1/5程度のところでややネタバレ。しかも霧生家は肥後の士族だっつーし。まあそれが判っても、何で正純が殺されたのか、誰が殺したのか、まではそこで判らなかったけど。そゆ点では、色んな伏線(どーかと思うものもあるけど)絡ませてあって、良く出来たミステリかな。ただ途中、岡倉天心や岡本綺堂(共にまだ子供)を登場させんでも・・・しかもそれにわざわざ「作者註」を付けんでも・・・。半陰陽に関しても、もうちょい詳しく触れて欲しかったし、伏線も欲しかったなぁ。 でもまあ、友人Gさんの推薦に違わず、最近読んだ中では佳作かと。結構楽しめるのではないでしょーか。 次は坂東眞砂子の「狗神」です。台風来る前に、もう1冊くらい入手しとこかな。何読もー??
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・過去の「今日」。
2001年07月14日(土) Sweet Home
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