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2001年03月03日(土)
相変わらずの上遠野キャラ:冥王と獣のダンス


結婚式にお呼ばれしてきました。
久々にカカトの高い靴を履いて、足が痛いっす。
私の足はすっかりドカ靴専用に変形してしまってるのかも…。

久々に読み物の話題。

「冥王と獣のダンス/上遠野浩平」(メディアワークス:\570)
おススメ度:★★☆☆☆
       決してキライではないけれど…

あらすじ:奇蹟軍と枢機軍が果てしない闘いをつづけている世界。
      主人公は枢機軍に属するトモル・アドという若者。敵であるはずの"奇蹟使い"バー      ドにより、彼こそが戦乱を終末へと導く救世主であると告げられるが、単なる一兵       士にとっては夢のような話でしかなかった。
      戦場で出会った奇蹟軍の戦略兵器(スーパーアドバンスド)の少女、夢幻に淡い想      いを抱くが、否応なく闘いに翻弄されていく二人。
      しかしこの出会いが世界の運命を変えることになるかもしれないのだ…。


あのヒトですよ。"ブギーポップ"シリーズで有名な。
決してキライではない話ばかり書くヒトですが、なんというか、恥ずかしい…。
多分私が中学生、高校生ぐらいだったら喜んで読んでいるかもなぁという感じです。

この話は挿絵も緒方剛志なので"ブギー"な雰囲気満点ですが、舞台が戦場なのでやや趣きが違うかもしれませんが、中身はいつもの上遠野モノです。

上遠野キャラは容赦なく死んでしまったりするので、読んでいて悲しくなるのですが、この話に関しては戦争モノだから、個人の命などまるで尊重されていない殺伐とした感じはそこそこ出てるかな。
しかし"奇蹟使い"という能力者を使いたい気持ちもよくわかるけれど、ちょっと空回り気味な気もします。
オタクなガンダム世代は、このようなテーマとキャラ設定には厳しいんじゃよ。

まぁメディアワークスですから。
それがわかっていれば、そんなにガックリこないでしょう。
奇蹟軍の美形双子がよろしげです。お約束として。
しかしあまりにも…マヌケな話であります。報われないねぇ。