無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2004年08月12日(木) またまた詐欺メール……しつこいってば。

 しげの話によると、鴉丸嬢のウチに遊びに来た「劇団改FREE’ズ+」の冨田嬢(今度の芝居でダンス協力して頂いている)、私が貸している夢野久作DVD3本立てを見て、いたく興味を示されたとか。「借りたがってたみたいだけど、貸してもいい?」ということだが、否やもないことである。
 かつて貪るように読んだ幻魔怪奇の作家たち、夢野久作、江戸川乱歩、横溝正史、小栗虫太郎、久生十蘭、海野十三、城昌幸、渡辺啓助、渡辺温、稲垣足穂、橘外男、大坪砂男、中井英夫、香山滋、山田風太郎、澁澤龍彦etc.etc.……。彼らは決して埋もれたまま消え去ってよい人たちではない。
 直接小説にではなく、映画というフィルターを通してではあっても、その世界に触れ、魅了され、自ら「妖しい人」となる人がどんどん増えていくことが、彼らが後世まで「生きていく」ことになるのである。
 でも、小説の方は軒並み絶版ってのも多いんだよなあ(T.T)。
 ……そう言えば、なんで最近のヤオイ少女を私がなかなか好きになれないかって言うと、美少年趣味のバイブルとも言える稲垣足穂の『少年愛の美学』や『A感覚とV感覚』とか、全然読んでなかったりするからなんだよな。美少年に対する感覚が、アレを読んでる人とそうでない人とではまるきり違うのである。少年愛ってね、最も純粋だけれども同時に最も実利的なものなんですよ。


 昨日の日記に書き忘れていたが、「ガスト」で食事した時、+eで「バカ度診断」というものもやった。二人で勝負して、バカな方が勝ちというミもフタもないものであるが、おかしなことに、出されたクイズ、私は全問正解でしげは間違ってばかりだったのに、バカ勝負に勝ったのは私の方だったのである。
 「時速40キロで走る車が10キロ進むのには何分かかるでしょう?」
 こんな質問にもしげは答えられないくらいアタマが悪いのだが(一応時間をかければ計算できるのだが、3分くらいかかる)、それでどうして正解した私の方が「バカ」と診断されるのか、あの機械、「プラスe」とか言ってるけど、ホントは「マイナスe」なんじゃないかとか、疑わしくなるのである。みなさんも、「ガスト」のディスプレイにはご注意を。


 昨晩もまた、パソコンの前で椅子に座ったままうたた寝。
 「いつでもどこでも寝られる」が私の33の特技(^o^)のうちの一つであるが、カラダにいいこっちゃないので、今後は控えたい。そのためにはまず、居間に横になれるスペースを作らねばならないのだが。
 午前二時ごろに目が覚めたが、おかげで『ああ探偵事務所』のドラマを初めて見られた。エピソードは「美麗探偵事務所」のお話。演技はみんなヘタクソだけれども、原作をさほど改変することなく、テーマはちゃんと生かしてうまくまとめているのでそう悪い印象はない。美麗探偵事務所長役で、団時朗さんがゲスト出演。かなり恰幅がよくなられているけれど、元気にご活躍のようで嬉しい。去年は『ねずみとり』の舞台にも出演してらしたのだよなあ。福岡で公演してくれたら、素っ飛んで見に行くのだけれど。


 今日はできるだけ寝て過ごす。あまり出来事が多いと、日記に書くことが増えて、それでまた時間が取られてしまうからである。
 朝のうちに、カメの水槽の水替え。玄武と竜宮は洗面器に一旦移して、風呂場で敷き砂を何度も洗うが、水の濁りはなかなか薄くならない。なんとか水をキレイにして、「カメガーデン」(置き石にそういう名前が付いているのである)や水草をディスプレイする。
 掃除には30分くらいかかり、さて、二人を水槽に戻してやろうとすると、洗面器の中に黒い塊が10個ほど沈んでいて、水がえらく汚い。はて、泥や石を一緒に入れたつもりはないのだが、と思ってよく見ると、それは全部カメの糞だった。いやあ、カメZてこんなに大量のウンコを一気にするんだ! これでは2、3日で水が汚れてしまうのも当然である。「週に1回は掃除するように」とカメの飼い方の本には書いてあるが、やはり3、4日に1回は換えた方がいいのだろう。無精ものにはなかなか大変なことである。
 ちょうど今日の『TVチャンピオン』で、「アクアリウム」のスペシャリスト勝負で、汚水槽のリフォーム勝負が行われていたが、手入れをしない人間はここまで何もしないのか、と言いたくなるくらいに水槽を放置しているのである。中の岩に藻だのコケは生えまくるわ、珊瑚は死んでるわ、水は淀んで泥みたいだわ、よくサカナが生きてられているものであった(1、2匹は生き残っていたが、大半は死んだのだろう)。……何だかもう、生き物飼うのにどういうリスクが付いて回るのか考えてないやつって、ブレーンバスターでも掛けてやりたくなるのだが、コーディネーターの方が「生き物を飼う資格なし!」と断言していたが全くその通りである。……「ファインディング・ニモ」が流行ったからって、クマノミ飼いたがるやつは既に根本から考え方間違えてるので、反省するように。
 ……しかし、ウチの中で一番掃除が行き届いているのが「カメの水槽」というのはどうしたものですかねえ(-_-;)。


 昼ごろ起きてきたしげに、麻婆春雨を作ってやる。中辛だったので、しげの舌にはキツかろうと、牛乳で煮込んで卵を絡めて、辛味をかなり取ったのだが、それでもしげ、「辛い辛い」と水をがぶ飲みしながら食べる。もうそろそろオトナの舌に切り替わってくれてもよかろうと思うのだが。
 夕方からしばらく行くのをサボっていた歯医者に。
 明日から盆休みなので、これは行かなきゃ仕方がない。予約外の時間に行ったので、1時間近く待たされる。おかげで待合にあった『サラリーマン金太郎』を4巻まで読んでしまった。さて、1巻読むのにかかった時間は何分?(^o^)
 今日の治療は、今までで一番痛かった。治療してる最中に、歯の中からドロッと何かが流れてきたような気がしたが、気のせいだろうか(~_~;)。

 歯医者からの帰り道、ホームセンターに寄って、カメグッズを物色(またかよ)。
 カメの甲羅に塗るクリームがないかと探してみたのだが見つからず。確かあれはキャナルのペットショップにあったと思うから、今度はそこで探してみよう。手ぶらで出るのも何なので、濾過器のフィルターの詰め替えを買う。


 夕方、広島からこちらに帰省している高校時代の友人のH君に電話をかける。
 同窓会に出るつもりかどうか、聞いてみたのだが、ハガキ自体届いてないとか。高校のころから彼の実家の住所は変わってないのに、ウチの幹事は何やってるのか。まあこの幹事、気はいいし面倒見のイイやつではあるのだが、押しつけがましくて勝手にこちらをヒマと決めつけて同窓会に出ろ出ろと勧誘するので、かえって出る気をなくしてしまうのである。友達に会うのは吝かではないのだが、何しろもう殆ど名前と顔が一致しなくなってるから(^_^;)。当時見てたアニメとかそんなのは覚えてるのになあ。オタクが人として道を踏み外していると感じるのはこういうときである。
 ということをH君に話したら、「オレも同窓会に出るならアルバム見ておかないとな」と来たもんだ。当然、彼も強度のオタクである。私は彼と出会ったときのことを鮮明に覚えているのだが、彼の方はすっかり忘れている。まだ私の方が半身くらい人の道に引っかかっているということだろう(五十歩百歩という説もあり)。


 今日読んだ本。
 江戸川乱歩全集第2巻『パノラマ島綺譚』。
 マンガ、キム・ジウン、古結あかね『箪笥 〜薔花紅蓮〜』
 山田風太郎・せがわまさき『バジリスク 甲賀忍法帖』5巻(完結)。
 原作とは結末がかなり変更されている。でもまあ、いい終わり方だった。アニメも期待。


 タレントのおさるが占い師の細木数子の勧めで、芸名を「モンキッキー」に変更することを正式に発表したが、この名前、「モンキー」と、「金のなる木」という意味の「金木(きんき)」を組み合わせ、画数も考えて「モンキッキー」と命名したのだそうな。てっきり細木さん、『クレヨンしんちゃん』のファンかと思ったのに残念である。
 しかし、細木さんの勧誘の仕方がすごい。「変えなかったら地獄に送る」って、殆ど麻原彰晃じゃん。「落ちる」じゃなくて「送る」だよ? これ、ある意味、脅迫罪が成立しやしないだろうか。私だったら、こんなことを言われたらかえって反発して絶対に改名なんかしないが、芸能人はそうもいくまい。占い師の占いそのものは怖くなくても、占い師に影響を受けているアチラの方やコチラの方のほうがずっと怖い。だからおさるにしてみれば、「改名するしかなかった」というのが現実だと思うが、これが裏目に出ないことを祈るばかりである。
 ……いや、『筋肉番付」に出てる時のおさるって、結構好きだったから。


 迷惑メールと言うかスパムメール、最近は特に手口が巧妙になりつつあるようだが、今日来たのはこんな内容。

> 差出人:********.dion.ne.jp
題名: この間はありがとう♪
> この間は誘ってくれてありがとう♪久しぶりに楽しかったよ(^ ^)
でもかなりドキドキだったけどね(^_^;)
やっぱり主人以外の人と遊ぶのって楽しいね!?
かおりは正直どうだった??今度は私が企画してみるね♪


 つまり、間違いメールを偽装するってやつである。慌てた人が「宛先間違ってますよ」と返信しようものなら、スパムメールが山と来る仕掛けになっているのだろう。……でもなあ、文面見る限り、この差し出し人と、相手の「かおりさん」とは旧知の間柄らしいのである。知り合いのメアド間違えるなんて、普通、あり得るかよ。
 この文面の作り手は、つまり「主人以外の人と遊ぶ」ような尻軽女のフリをして、あわよくばそういう女とお付き合いしたいと日ごろから考えている馬鹿男に「チャンス!」と錯覚させてダマしてやろうという目論見なのであろう。
 まあ、実際に返信してみたら、このあとどんなスパムメールが来るのか、興味がないわけではないが、こういうモノに引っかかっちゃアカンよ、と世間に知らしめることの方が大切である。くれぐれも「返信」などはなさらないように。
 万が一、これが本当の間違いメールだったとしても、どうせ知り合いならこのあともメールのやりとりくらいするだろうから、たかが一通、届かないメールがあったからって、差し出し人が困る事態になることは何もないことに気付こうね。

2003年08月12日(火) もうあまり長く書けません/映画『地球へ二千万マイル』
2002年08月12日(月) ほしのローカス(笑)/『トライガン・マキシマム』7巻(内藤泰弘)/『コータローまかりとおる!L』4巻(蛭田達也)ほか
2001年08月12日(日) 代打日記
2000年08月12日(土) 地雷炸裂/『スヌーピー26 ぼくはどこへも行かない夜』(チャールズ・シュルツ)ほか



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