無責任賛歌
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2002年07月08日(月) |
えすぽわ〜る、とれびや〜ん/『ブラックジャックによろしく』1・2巻(佐藤秀峰)/『アグネス仮面』2巻(ヒラマツ・ミノル)ほか |
自宅の近所に、「エスポワール」という名前の「パスタとコース料理」のレストランがある。 近所と言ってもこれが大通りに面してるとか、そんなんじゃなくて、路地裏の、しかも小さな町工場とか民家の間にポツンとあるのね。ある意味、目立ってるんだが、いや、これを目立ってると言っていいのかどうか。「浮いてる」と言ったほうが正しいかも。 ともかく、一度行ってみたいと前々から思ってたんだけど、何しろ違和感がすごくってさあ、夜なんか電飾キラキラしてるし。ショーウィンドーのマネキンって、たいてい西洋人じゃん、その中に一人だけ侍が混じってる感じ? 違うか。 でもまあ、何となく入るのが怖い感じはあったと思し召しくだされい(口調まで侍になるなよ)。 だけど、ついに今日! その店にぃっ! 「でいなあ」を食べるためにぃぃっ! 入ることにぃぃぃぃっ! したのだああああああ〜んあんあんあんっ!(コブシつき) ……アホか。
ところがしげが浮かぬ顔をしている。 しげも前々から、この店には興味があって(通りがかった人間は多分みんな「なんでこんなところに?」と興味を覚えるだろうが)、行きたがってたくせに、いったいどうしたというのか。 「あのね、おなかいっぱいと」 「なんで腹いっぱいなんだよ。なんか食ったんか」 「うん」 「なに食った」 「たこやき」 タコ焼きと言うのは、先日、スーパーでお徳用冷凍パックを買いおきしてたやつだろう。しかし、タコ焼きをつまみ食いしただけで腹いっぱいとは、いったい? 「で、いくつ食ったんだよ」 「全部」 「ふーん、全部。……って全部ぅ?!(←ダブルテイク)」 「うん」 「全部って、あれ、25個入りだったろ!? あれ、全部食ったんか!」 「あ、でも間を置いて食べたよ」 「でも今日のうちに食ったんだろ?!」 「うん」 「オレの分は?!」 「え?! あれ、アンタの分もあったん?!」 「当たり前じゃあああああ!」 味見一つできないまま全部タコヤキを食われたことは別に惜しくはないが(ちょっとはあるが)、この「好きな食いモノは必然的に全て自分のもの」って感覚はなんなんだ。子供のころの貧乏はここまで人間の心を蝕むのか。一度荒んだ根性は一生変わらないのか。飽くなき貪欲。まるでアシュラか銭ゲバか。 つつしんで「肉ゲバ」の称号をあなたに送ってさしあげるわ、おほほほほξ^▽〆。(c.江戸川乱歩) それにしてもよく25個も食えたな。どこが「最近少食になった」だ。 「じゃあ、食べるのやめる?」 「食べる」 底無しだよ、こいつ。
で、その「エスポワール」。 中に入ると、照明をやや落としてシックな雰囲気を演出した、本格的レストランという印象。ますますこんな人通りのない路地荒になは似合わない。客も我々だけだ。 テーブルや窓のところにはロウソクのランタンが置いてあって、アレですな、恋人どうしが向かい合って話してると薄暗いんで思わず身を乗り出してしまい、顔と顔が近づいて……って、そういうムードを演出してるわけね。 メニューもアレだね、ファミレスみたいに写真つきのわっかりやすいのじゃなくて、文字だけ横書きの、でもって下にいちいちフランス語だかイタリア語だかが書いてあるやつ。仕事帰りに気安く立ち寄ってんじゃねーよ、この小市民がって威圧感をヒシヒシと感じる。 ボーイさんももう、腰捻りながら歩いてきて、もういかにも「ギャルソン」って姿勢ね。路地裏のギャルソン。それってギャグだよ(^_^;)。 肝心の料理だけれど、パスタと肉のコース料理、2300円なりを注文。 これが実に美味い。 隠れた名店、というのはウワサにゃ聞くが、ここホントに隠れたところにあるよ。なんで博多もハズレのこんなところに店出してんだ。もったいね〜っつーか、いつか潰れるぞ、絶対。 鴨肉はまんべんなく火が通っていてしかも柔らかく舌の上でとろけるようで実にジューシィ。パスタの種類も豊富で、イタリアっぽい(名前忘れた)の頼んだけど、スパゲティをピザにしたみたいなんだが、チーズの質がいいのかシツコイ感じがしない。 ううむ、あまりに美味くて思わず会員カード作っちまったぞ。カードが溜まると一色分タダになるそうだから、あまり早いうちに潰れんでくれ。
しばらくして、四人連れの女性がワラワラと入って来る。 しげが「あれ、この店のウワサ聞いてやって来たってよ」と言う。 「なんでわかるんだよ」 「だって、『こういう店』とか一人が紹介してたもん」 その四人連れが入って来てすぐ、店の奥にあった大きな液晶テレビに、突然映画が映し出され始めた。青い海の映像、なんか見たことある絵だな、環境ビデオか? と思っていたら、これが何と『グランブルー』。うーむ、合ってるんだかいないんだか。まあ『アルマゲドン』とか流されても困るが。 「窓の外に送迎バスがあるよ!」 しげが驚くやら喜ぶやら(なして?)。 私の席からは角度的に見えなかったが、交通の弁の悪いところにあるから、電話一本で送り迎えして差し上げる、ということだろう。確かにそれくらいのサービスしないと、客があるとはとても思えないものね。 天神あたりにあるのであれば別に不思議でも何でもないけれど、こんな場末にあるとまさしく掃き溜めにツルの印象。ホントにツルかどうかはわからんが。
岡田斗司夫さんのオタク日記、5月17日(金)の記述に、宮崎駿についての辛辣な意見が。 そもそもは、DVD『千と千尋の神隠し』に予約特典として付く「お握りフィギュア」に対する憤りから始まっている。確かにアレは怒る人が出てもおかしくないよなあ。もっとも、私ゃアレは宮崎さんの悪ふざけだと思ってたんだが。 宮崎さんの性格考えてみりゃあね、そもそもが「アニメは作品(だけ)が勝負だ」って思ってる人だからね、「予約特典」みたいな「売らんかな」根性丸出しなモノを付けること自体、大嫌いなのに決まっている。 それをムリヤリ「なんとか特典を」と言われて、「オニギリでも付けとけ」とか言い放ったんじゃないか。多分、あんなど〜しょ〜もないモノでも押しいただいてありがたがるバカファンはいるんだよ。だから宮崎さんも「これでハクと千尋の手の温もりを感じてください」とか表面では言っときながらハラん中じゃ「勝手にありがたがってろバカどもが」とか思ってんだよ、腹黒ジジイだから。 昔から私は宮崎さんの作品は好きでも本人は嫌いだから(このへん、手塚治虫と似てるなあ)、今更オマケに何が付こうがどうだっていいのだが、岡田さんは多分、宮崎さん本人のことも好きなんである。庵野秀明さんが『ナウシカ』で宮崎さんの下で働いてたりしたのがとても羨ましかったりしてたと思うんである。 だからこんなファンをバカにした行為が許せない。「言行不一致」とまで言いきる。ただねえ、岡田さんの怒りはもっともなんだけれど、これって、亭主に浮気された女房の愚痴みたいなもんじゃない? 「あのヒト、優しいひとだと思ってたのに、ホントは私を裏切ってたのよ!」って感じ。そりゃ、ある意味、宮崎さんの資質を見抜けなかった岡田さんの一人相撲じゃないかとも思うんである。
声優の起用についても、岡田さんは、「でも、『となりのトトロ』あたりから、このアニメの神様はちょっとヘンだ。声優に糸井重里や立花隆を使い出した。シロートだろ、彼らは? アニメーターにはあそこまで職人技を求めるくせに、なんで声優は素人芸でも平気なのか」と書くが、さて、岡田さんはホントに宮崎さんのアニメをちゃんと見てきたのか。あの人選は、昔からの宮崎ファンなら「必然」であったのだが。 つまり、宮崎さんは(だけでなく高畑勲さんや大塚康生さんほか、東映動画系の人の多くがそうだが)、声優の声優声優した演技が大嫌いなのである。誇張された現実にはありえない演技の声を聞くくらいなら、シロートの方がよっぽどマシ、そう考えてるのはほぼ確実だろう。 実際、『トトロ』どころか、『カリオストロの城』のころから、テレビシリーズと声優を全部入れ替えたい、と大塚さんと宮崎さんが相談してたことは有名だ。石田太郎と島本須美だって、あの当時は声優としての認知度より、舞台俳優としてのキャリアを買われての起用だったろう。「声優離れ」は、宮崎さんの本質だとも言える。「なぜ声優は素人芸でも平気なのか」ではない。「声優の芸そのものが素人だ」と思ってるんである。
ただし、こう書いているからと言って、私が宮崎駿を弁護していると思ってもらっちゃ困る。私はただ、岡田さんが「宮崎駿は言行不一致」と言っている点は違う、と指摘してるだけで、声優起用の仕方がデタラメじゃん、ということについては、その通りだと思っている。 声優が決まりきった喋り方、固定されたイメージでしか喋れない、という批判は、当たっている面があるだろう。上手い声優は、役柄を変えれば全く別人の声のように聞こえる。例えば山寺宏一の演技には実際、私は舌を巻くことが多かったりする。しかし、ヘタな声優は何を演じても誰の声だか一発でわかってしまう。声質で聞き分けられるのではなく、演技の仕方が全く同じなのでそうなってしまうのだ。しかも、そんなド素人演技が、有名なベテランの声優にも結構多く見受けられる。 だからと言って、全て声優を排除したキャスティングを行うというのはやりすぎではないか。黒澤明が『影武者』のキャストをオーディションで決めたときのように「プロアマを問わず」としたのならまだわかる。けれど、「声優は入れず、俳優と素人だけ」というのは、ただの差別にしかなってないのではないか。 実は私は、糸井や立花がそんなに悪いとは思っていない。キャラクター自体がケレン味を必要としない、というより排除した設定になっているから、声優声優した演技は確かに向かないのである。逆に、一応はプロの役者、例えば『もののけ姫』の石田ゆり子、田中裕子、森繁久彌はいただけなかった。前の二人はキャラクターの持つ深みを表現するには演技が未熟過ぎていたし、森繁には申し訳ないが、さすがにトシを取り過ぎている。こんな素人役者に演技させるくらいなら、どうして声優を起用しなかったか、高山みなみじゃダメだったのか、榊原良子じゃダメだったのか、羽佐間道夫じゃダメだったのか、とどうしても思ってしまう。 その点で言えば岡田さんの「どんなに『プロの声優』を侮辱し傷つけているのか。その結果、アニメ文化を自分自身で貶めていることが、宮崎さんにはわかっているのだろうか?」という指摘は全く正しい。素人をキャスティングしたっていい、舞台俳優を使ったっていい、要はそれが映画の完成度に貢献していればいいことなのだ。 しかし、ここで宮崎さんを批判したところで、あの人が心を入れ替えるはずもない。恐らく、アニメ文化を自ら貶めて構わないと思うほどに、あの人の声優不信は大きく深いのだ。「アニメなんてなくなっていい」発言をしょっちゅう繰り返していることを考えれば、確信犯でやっていることは断定していいだろう。……もっとも、かつて山田康雄の手抜き&ヘボ演技につき合わされたことを思えば、それも仕方がないことかと納得してしまうが(山田さんが『ルパン』で手を抜いていたことは本人も宮崎さんたちに告白し謝罪している)。 逆に、私が思うのは、声優たちはどうして宮崎さんに対して直接怒らないのかってことだ。更に言えば、どうして「私を使ってくれ」と売り込もうとしないのか。宮崎さんは堂々と声優差別をしてるんである。その偏見を打破しようという声優がただの一人も出て来ないというのは、自ら「私たち声優はフツーの俳優より格が下でございます」と認めていることになるのだぞ。 『耳をすませば』を見ればわかる。宮崎さんは「好きだ」程度の告白じゃダメで、「結婚しよう!」と言わないと人として認めないのである。多分、宮崎さん自身も、声優を外したけれどもこのキャスティングは失敗した、と思ってる面はあると思う。だからこそ、今、声優はもっと自己主張していいと思うのだ。宮崎駿を一番「神様」に祭り上げてるのは、沈黙している声優たちじゃないのか。
DVD『必殺必中仕事屋稼業』、昨日途中まで見てた2話を見返し、3話まで。 第2話のヒロインはジュディ・オング。時代劇のヒロインにしちゃ、ちと顔がケバすぎる気がするが、菅貫太郎に「よいではないかよいではないか」と帯を解かれる役だからいいか(何がいいのだ)。 キャストクレジットに「坂口徹」ってあったから、てっきり仮面の忍者赤影の坂口祐三郎さんのことかと思ったが(そういう名前で出演してたこともあるんである)、いくら画面を探してみてもそれらしい人は発見できず。同姓異人か? 同姓と言えば、3話登場のお袖役の山口朱美って、テレビ版『じゃりん子チエ』のチエのおかあはんの人? これも偶然の名前の一致かもしれないからなんとも言えないけど。 3話のヒロインは桃井かおりだけれど、当時の桃井さんの役と言ったら九分九厘、アタマの弱い女の子の役だった。あまりにそんな役ばっかりだったので、いい加減食傷して、当時の私は桃井さんの顔が画面に映るたびにチャンネル変えてたものだった。今はそんなことしてません、桃井さんはいい役者ですがね、ハイ。 ……しかし私ゃやっぱりヒロイン中心にドラマ見てるのかね、時代劇でも(^_^;)。
マンガ、佐藤秀峰『ブラックジャックによろしく』1・2巻(講談社/モーニングKC・各560円)。 オビに「脅威的反響! 医療界騒然!!」とあるけど、これ、決して興味を煽る為だけの誇張表現じゃないような気がするよ。 研修医の「一日平均労働時間が16時間、月給三万八千円」って、労働基準法に違反してないのか。というより、そもそも深夜勤務がほとんど研修医に任されてる実態って、問題にならないのか。 確かに、私も夜中に救急車で病院に担ぎこまれた経験とかあるから、夜中の救急病院がむちゃくちゃ手薄だってことは実感としてわかる。大都市であっても、一つの病院に救急患者が三人も来た日には、それだけでもうパンク状態だろう。実際、そこにいたやつ、言っちゃなんだが素人に毛が生えた程度にしか見えないやつらばかりだったし。 マンガは『白い巨塔』よろしく、学閥に左右され翻弄される主人公の姿を描いていくのだが、これもまた多分事実であろう、と感じさせる。「大学病院は診療だけを目的とした病院ではない」ということ、これも私自身、経験として実感していることだ。福岡にはね〜、遠藤周作の『海と毒薬』でとっても有名な大学があるんだけどさ〜、ここの評価って完全に二分してるのよ。私ゃ一回行っただけでそこの客あしらいにむちゃくちゃ腹たって、二度と行かないって決めたけどね〜。ごく庶民に生まれてさあ、「エリート意識持ってるやつ」ってのに会った経験がない人は大学病院に行くといいよ、マンガみたいにカリカチュアされたお方にたくさん出会えるから。 ……このマンガ、それこそ「事実無根」とか「名誉毀損」とかでどこぞの病院から訴えられたりしないかなあ。 一応、シリアスになりすぎないようにギャグ交えたりさ、ドラマとしては「大学病院を見限った患者を、民間の名医が救う」って、なるほど『ブラックジャック』っぽい「感動の物語」に持って行くことで、これはあくまで「マンガ」なんですよ〜って感じも出して、攻撃の手を和らげようってしているみたいだけど、果たしてその程度でかわせるものかどうか。 作者の真の目的がそんなとこにはないってことはもうバレバレだしな。『白い巨塔』は、やはり「善意の敗北」で終わっていた。果たしてこのマンガのほうは何巻続く……いや、続けられるんだろう。 心配だよ、マジで。
マンガ、ヒラマツ・ミノル『アグネス仮面』2巻(小学館/ビッグスピリッツコミックス・530円)。 ……冗談ではなく、このマンガ、平成の『タイガーマスク』になる気配を見せ始めてきたぞ。もちろんギャグ交えつつの展開だから、マンガの性質は全然違うんだけれど、「プロレス漫画の王道」になるんじゃないかって「ニオイ」を漂わせ始めたのだ。 これはもう、今巻新登場のアグネス仮面の相棒、「マチルダ仮面・本名町田」(おい)のキャラクターがムチャクチャ立ってるからにほかならない。 もと相撲取りのくせにこいつがもうすげー根性なし。マーベラス虎嶋社長から いきなり「君には生き別れの兄弟がいることが判明した」ってタッグ組まされたはいいものの、何しろ最大の必殺技が「蚊のさすようなツッパリ」。で、当然初戦でいきなりギブアップするんだが、なんのワザでやられたかっていうと、「ヘッドロック」。……小学生のケンカかああああ! でも、なぜそんなギャグキャラが「王道」になれるかっていうと、このあとの展開でホントの「見せ場」を見せてくれるからなんだよね。弱いけれど、マチルダ仮面、実は「黄金の関節」の持ち主だったことが判明。関節を逆にキメられてもすぐにもとにもどせる。そしてツッパリにこそ威力はなかったが、そのキックの威力は絶大。 二人、マットの上で血塗れになりながら、「兄」が「弟」に語るヒトコト、「己の弱さを知った者だけが強くなれる!! 俺のタッグパートナーは、マチルダ仮面、お前だ!!」……うおおおお、カッコイイぞおおお! 燃えるぜ友情おおおおお! ……と思ったら、いきなり現れた虎嶋社長、「なあ〜んだ、やっぱり君ら兄弟仲いいじゃないか、マチルダ仮面は『キックの鬼』として再デビューね。じゃあそういうことで」。……あの、そのキャッチフレーズ、プロレスのじゃないんですけど(^_^;)。 小林まことの『1、2の三四郎』は途中で失速しちゃったからなあ。ギャグが混じろうと、ラストはシメてくれそうなこのマンガ、やっぱり「平成一番のプロレスマンガ」になるかもしれないぞ、今のうちにツバつけとこうぜ。
仕事に出かけるしげから、ゴミの片付けを頼まれるが、残りメシでドライカレー作って食ったら、睡魔に襲われてそのまま寝てしまう。カレーって、普通目が冴えるんじゃないのか。 後でしげから悪態つかれることは目に見えているが目を閉じているのでもうどうでもいいのであった。
2001年07月08日(日) 夫婦で暑気あたり?/『昔、火星のあった場所』(北野勇作)ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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