無責任賛歌
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2002年05月23日(木) |
風邪さらに悪化/『パワーパフガールズDVD−BOX/バブルス缶』/『何が何だか』(ナンシー関) |
風邪、昨日より悪化。 熱はないので、なんとか仕事には行くものの、ノドが痛くてたまらない。なんだかこんなふうにじわじわと病状が悪化していくのって、気分が頗る悪い。 帰宅してからは疲れ果ててぐでっと寝ているだけなので、あまり書くことないけど勘弁ね。
少しは栄養をつけようと、すし大臣で高いネタを食う。 つーか、ここ、高いネタしかないんだが。100円皿がない店(最低が130円)なんて、この店くらいのもんじゃないかね。 ウニを食った日はトロは食わないと決めているが、大盛850円のウニの味がイマイチ。これなら大トロ食っときゃよかったかと後悔するが、さすがに850円皿を2枚も食う勇気はない。控え目に食っても二人で4千円位してしまうのである。 ビンボー人が何をそう贅沢してるかとお叱りを受けそうだけれども、体調が悪いせいで、多少ヤケも入ってるんである。
寿司を食いながら、しげがふと、「父の日、父ちゃんどうする?」と聞いて来る。そう言えば来月の16日はちょうど第3日曜で、父も仕事が休みである。 この場合の「父ちゃん」というのはしげの父親ではなく、私の父親のことである。根っからのイベント好きではあるが、しげは自分の父親のことはてんで考えていないので、その分、何かにつけターゲットはウチのオヤジの方に集中することになる。 私の方こそ「父の日」なんて、まるでアタマになかったのだが、そう言えば前々からしげは親父を食事に誘いたがっていたのである。 「メシ誘うのでいいんじゃない? けど予定が空いてるかどうかだなあ」 七十も近いってのに、親父は未だに休みとなると旅行だのなんだのとどこかに出かけて行く。糖尿もひどくなっていて、足も結構不自由なのだけれども、運動しないと悪化するばかりなので、散歩程度はしなければならない。ところが博多の人間というのは短気で、病気を治すための運動なんて女々しいことは死んでもしたくないのである(^_^;)。 で、結局、休日のたびに旅行して美味いもの食って酒飲んで帰って来てるのだが、これで糖尿がよくなるわきゃない。これもまた緩やかな自殺願望だろう。 なんだか明日にでも死にたがってるような、生き急いでるって感じなんだが、妻に先立たれた老人に「長生きしてね」なんて偽善的なことは言いたかない。生きてる間、「飯でも食おうか」と声をかけるくらいのことしかてだきやしないのである。 少し早めではあるが、寿司屋から電話を入れて、16日は体を空けておくように頼む。でもどうせ日が近くなったら予定を忘れてるだろうから、もう一回くらい確認しておかないといかんな。
DVD−BOX『パワーパフガールズ/バブルス缶』。 ボックスだけの特典は、なんと監督のクレイグ・マックラケンが映画学校の学生時代に課題として製作した正真正銘のパワーパフガールズ第一作。 ガールズの等身がちょっと違うけれど、基本キャラクターは同じ。 日本アニメの影響が云々されるけれど、製作年は1992年。キャラ自体は相当早い時期から固まってたみたいで、そうなると『セーラームーン』の影響って説はチト怪しくなる(アニメの『セーラームーン』も1992年のスタートだけれど、この『パワパフ』第1作はその数年前から製作されていた)。これもまた恐るべき平行進化の現れだろうか(^o^)。 博士が全く違うキャラだったり、最初の敵がギャングリーン・ギャングとアメーバーボーイズだったりと、テレビシリーズとはテイストがかなり違っている。憎みきれないあのモジョ・ジョジョは影も形も見えないけど、アイツがいないとパワパフって感じがしないものなあ。 声もマックラケンほか学生仲間が当ててるので、ガールズの声も本編よりちょっと色っぽくてGOODだ(* ̄∇ ̄*)。 日本版だけの総集編『おさらいガールズの基礎知識』『おさらいモジョ反省する!?』『おさらいわるもの大集合』もちゃんと収録されてるのが嬉しい。もしかして本国版のDVDよりおトクなんではなかろうか。
ナンシー関『何が何だか』(角川文庫・540円)。 200ページしかないのに500円越してるよ。千円で文庫が2冊買えないってのはつくづくツライ世の中になったもんだ。こうなるといよいよBOOKOFFを頼りにせねばならなくなるけれど、本はやっぱり新刊で買いたいのだけどな、私としては。 中身は1995年から97年にかけてのものなので、「そんなことあったっけ?」ってものも多い。単に私が世間に背を向けてただけなのかもしれんが。 けれど「何言ったった世の中かわんねーや」ムードが漂っている最近のナンシーさんのエッセイに比べて、まだまだこのころの毒舌はキレがいい。出て来た当時のサッチー、早速「どこがいいんだ」って言い切ってるし。後年ならいざ知らず、1996年当時の人気上昇中のサッチーに対してそう断言するのは、結構勇気が要ったと思う。 それにしても、野村沙知代がテレビに出て来てたのって、こんなに最近だったんだなあ。となると、ワイドショーネタを提供してたのって、せいぜい5年程度だったってことになる。いくら世の中の流行り廃りが速いからって、あのサッチーバッシングはやはり異常だったのではないか。 世の中のヒトビトの憎悪やイラダチ、相当根が深いような気がする。日ごろから悪口言うことに慣れてればそんなにストレスたまんなくてすむと思うんですが、いけませんか。そうですか。まあいいけど。(←ナンシー関風)
2001年05月23日(水) できれば私への電話はご遠慮下さい/『真夜中猫王子』2巻(桑田乃梨子)ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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