無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2002年02月16日(土) 伏字伏字伏字伏字〜、伏字大行進、ヤァ!/映画『A*P*E』/『Heaven?』3巻(佐々木倫子)

 ああ、やっと土曜日。
 急ぎの仕事がないので、有給を取って休む。
 昼までぐっすり。
 なんかいろいろ夢見たみたいだが忘れた。

 昼1時半から、TNC(フジテレビ系)で、みのもんた司会の法律番組『ザ・ジャッジ! 得する法律ファイル』の再放送があってるのを漫然と見る。
 ホントにこの手の番組増えたよなあ。そんなに訴訟国家になっちゃったって印象、ないんだけれども。
 けれど、こないだ見た『訴えてやるゾ!』ほどには面白くないな。
 爆笑問題のギャグでなんとかショー化してるけれど、扱ってる事件自体はそんなに判断に迷うほどこムズカイシイものじゃない。
 不倫相手の男の妻から慰謝料を請求された、払わなければならないかって、当たり前やん。こんなん相談してどうすんの。
 それに「太田のそーっとやってみよう!」とかいうどうでもいいコーナーまである。デパートの商品売り場のベッドコーナーでどこまで寝てられるかって、こんなん法律問題でもなんでもないやん。
 

 外に出るのが面倒臭いので、しげに食事を作ってくれるように頼んだけれど、ノラリクラリと反応しない。
 しかたなく、「あんかけラーメン作ってやろうか?」と言うと、顔全体でにぱあっと笑う。人に何かをさせて自分はしたくないという人間の最下層にいるヤツだ。
 それでも生き物は大切にしなさいと親から薫陶を受けているので、インスタントだけれども、あんかけに卵と豚肉、醤油を加えて増量、あんかけラーメンとあんかけ丼にしたてて、二人で食う。
 2人前分のラーメンをしげは一人でペロリと食うが、作ってもらって嬉しいなら、自分も人に作ってやる喜びを覚えろよな。


 夜8時から、AIQの会合……っつっても実質、飲み会だけど。
 次回開催の予定が未定なので、当面、何かを早急にせねばってのはないようだ。
 代表のエロの冒険者さんに「秘蔵映像の紹介なんかできませんか?」と提案してみるが、あまり気乗りではない様子。オタクアミーゴスのお三方にトークを交えて紹介してもらえれば、面白いと思うんだけどなあ。
 エロさん、ぴんでんさん、ウチのしげと、こないだもお邪魔したエロさんちのご近所の居酒屋になだれこんで、テンプラの盛り合わせやら、土筆の卵とじやらをサカナに、なんかもー、ちょっと大きな声では言えないような話をたっぷり。
 エロさんの○○○○○○が、実は○○○○○で、○○○なっちゃったとか、ぴんでんさんから聞いた話で、○○○○○○の○○○は、実は○○○○○○○の○○○○○○と○○てて、○○○○○○○○であるとか。
 さすがにこれはヤバイんで、日記には書かないつもりだったんだけど、お二人から「伏字で書いて下さい」と頼まれたので書く(^^)。どうぞご自由にご想像下さい。……しかしなんでみんなこんなに伏字がスキなんだ。

 じゃあ、私も伏字で書こう♪
 いつものごとくカラオケに移動することになって、お二人をしげの車に乗せての移動中、酔っ払ったぴんでんさん、突然、「有久さんは○○○○○○○○○○○○○○か?」と聞いてくる。
 血相を変えたエロさんが、「いきなりおまえはなんちゅうことを聞くんじゃ!」と激昂。
 「いいじゃないですか、聞きたいし」とにこやかなぴんでんさん。
 すかさずしげが「○○○○○○○○○?」と答える。
 今度は私が「お前は何を言うとんじゃ!」と吼える。
 ぴんでんさんはおお喜びで「ああ、やっぱり○○○○○○○○○○○!」。
 まあ、カンのいい人にはどういう会話かお分かりだろうが、私もにこやかにこういう会話が出来るようになったとは、オトナになったんだなあ♪ と思うんである。

 カラオケでは例によって例のごとくアニソン・特撮ソング縛り。
 ぴんでんさんが『ワイルド7』に『マシンハヤブサ』の望月三起也2連発(つーか、これだけしかないよな)をかませば、エロさん、対抗して『赤影』を二度入れて歌う(いや、単に入れ間違えただけなんだけど)。
 しげも定番で『宇宙刑事ギャバン』とか歌ってたけど、もう一つの定番、戦隊シリーズは歌わなかったなあ。ぴんでんさんが歌うと思って遠慮したんだろうか。
 実際、私もオタアミの方々と歌いに行くときには、それぞれにお好きな歌があるだろうから、できるだけその辺を外して歌うようにはしてるんである。……そういや、『マジンガーZ』ってほとんど歌ったことがないなあ。あれは思い入れが強すぎて歌うと泣いちゃうので歌えないんだが(^_^;)。
 しかしどのカラオケ屋に行っても、どうして『コメットさん☆』は(毎回言ってる)。


 DVD『A*P*E』。
 1976年製作の米韓合作映画ってことだから、まさしくあのリメイク版『キング・コング』公開に合わせて急遽でっち上げられたパチモン映画なんだろう。
 冒頭、いきなり海上の船が爆発し、そこに閉じ込められていた巨大ゴリラが逃げ出す。
 既にこの時点での特撮がへにょへにょのはにゃはにゃなんだけれど、もう河崎実の『地球防衛少女イコちゃん』レベル。いや、これでも誉めすぎか。
 ミニチュアバレバレの船が炎上して、海に逃げたゴリラ(泳がずに歩いてたから浅瀬なんだろう。浅瀬でランデブー!)、そこへやってくる巨大ザメ!
 このサメも一目でラバーで作ってるだけなのがバレバレなんだけど、あとでゴリラの縮尺見ると、ミニチュアから判断して、どう小さく考えても2、30メートルくらいの身長はあるんである(もっとも、ゴリラのサイズ自体、画面ごとに伸縮してるが)。となると、このサメも優に20メートル……ジンベエザメだってそこまでデカクねえぞ。
 で、こいつとくんずほぐれつの格闘……どころか、ゴリラは動かないサメ持って振りまわし、襲われてるフリにやっつけてるフリの一人相撲してるだけ。
 ……ドリフのコントにあったよなあ、こんなの。

 深夜の波止場の倉庫街に上陸したゴリラ、何にハラを立ててるのか、倉庫をメチャメチャに破壊。しかも落ちてたドラム缶を観客に向かって投げる投げる。
 ……ここで、この映画、実は公開当時3−D立体映画として作られてたんだろうってことが分るんである。多分、赤線と青線(まあやらしい)が入ってて、セロハンつけたメガネをかけて見るようになってたんだろうな。
 この倉庫のロングシーン、構図から言って、『ガメラ対バルゴン』によく似てるんだが、これからあとの特撮シーンも、特撮映画に限らず「なんかこれ、どこかで見たな」的なシーンが続出するのだ。しかもそのマネっぷりがオリジナルに比べるとかなりしょぼい。合間合間に必ず「立体」シーンが挿入されるんで、ドラマのテンポが崩されてしまうことも夥しい。

 もう、この時点で映画自体の出来は見当がつくんで、もう筋を紹介しても余り意味はない感じなんだが、一応概略だけを書く。
 冒頭のシーンを全く無視して、アメリカの有名女優マリリン・ベイカー(頼むからこんな露骨なネーミング、やめてくれよう)が来韓。それを追うように恋人のトム・ローズ(なんかこれも野球選手をイメージさせるネーミングやね)もやってくる。
 撮影中もイチャイチャしまくる二人だったが、当然のようにゴリラはマリリンを見つけてさらっていく。
 国防軍が出動し、どこぞの採石場で(^o^)繰り広げられる大攻防戦!(のつもりなんだろうな、しょぼいけど)軍が攻撃を加えている間に、トムはマリリンを救い出す。
 しかし、マリリンをソウルの軍司令官の家に匿ったのもつかの間、どこから金髪女のフェロモンを感じ取るのか、ゴリラは見事にマリリンを見つけ出し、また採石場に連れていく。
 で、トムは再び軍の攻撃の合間を縫って、マリリンを救出し(全く同じ展開やんけ)、ゴリラは全身、浴びるように銃弾を受けて死ぬ。
 ラストカットは沈む夕日のハレーション(^_^;)。

 え〜、ツッコミどころは満載なんだけどもな、例えば韓国軍の演習フィルムを流用したらしくて、ヘリコプターや戦車は全部ホンモノなんだが、それがゴリラと戦うシーンがほとんどないとか(陸戦兵士がライフルと手榴弾で戦ってんである。)。
 ドラマシーンの半分はトムとマリリンのラブシーンか、軍司令官と在韓米軍との電話での会話だとか。
 この、「アメリカから俳優わざわざ呼んだんだから、出演シーンを多くしてやんなくっちゃ」的なムダなシーンの続出が(というより、それだけで成り立ってる)、見ていてともかくダレるんだよ。だいたい、アメリカ俳優ったって、2線級、3線級のヘボ役者なのは見ていてバレバレで、曲りなりにもラス・タンブリンを使った『サンダ対ガイラ』とは比べるべくもない。
 ネットで検索してもこいつらの出演作、テレビドラマのチョイ役がチラッとある程度だものなあ。せめて女優がよ、色っぽいとかかわいいとかなら、どんなクダラン映画でも、見ててそれなりに楽しめるんだけどさ、トウの立ったただのオバちゃんだもの。ナンシー・アレンを崩して二重顎くっつけたような。
 サービスのつもりか知らんが、映画内映画で撮ってるやつがエロ映画でさあ(そんなんわざわざパッキン女優連れてきて撮るなよ韓国)、下着にガウン一枚で男に襲われまくって(出演シーンはほとんどそのスタイル)悲鳴を挙げて谷間とふとももとパンツを見せまくるんだが、見ててこれほどエッチ心をそそられないエロシーンも珍しい。
 他のシーンも、筋が単純だから、同じカット、似たようなシークエンスを繰り返して尺を伸ばすばかりで、ドラマが全く存在しない。ソウルの街は全てダンボール製で、採石場の岩は全て発砲スチロール。特撮レベルは『ウルトラファイト』か『行け!ゴッドマン』かそれ以下。
 もう、「とほほ」と言うしかない。
 これは断言出来るが、ウチの劇団で製作費十万円ぽっちで、デジカメで撮影しても、これより百倍はマシな映画作れる自信があるぞ。ミニチュアは紙とリカちゃんハウスで充分、着ぐるみなんかいらない、巨大カイジュウはよしひとさんちで飼ってるネコ使えばいいし。タイトルはもちろん『C*A*T』。三日で撮れるな(^o^)。

 調べてみて驚いたんだが、この映画の監督のポール・レダー、あの『ピースメーカー』『ディープ・インパクト』のミミ・レダーの父つぁんなんである。
 このポール・レダー自身、出たがりなのか予算節約のためなのか、映画に映画監督役で出演してるんだが、娘のミミ・レダーも(当時20代前半)、インタビューで父の仕事の照明助手などをちょくちょくやってた、と答えている。ということ箱の『A*P*E』もミミ・レダーが手伝ってたのかも……?
 そうかあ、この映画が、パニック映画をいつかは自分も撮る! と彼女に決意させるインスピレーションの源泉になって、ミミ・レダーに『ディープ・インパクト』を撮らせたのかあ……ってんなわけあるかい。


 マンガ、佐々木倫子『Heaven?』3巻(小学館・1400円)。
 随分前に買ってたんだが、しげが部屋のどこかにほったらかしたまま、適当に山積みした本の中に紛れこんじゃってたので、今まで読めなかった。
 ……他にも『攻殻機動隊2』とか『陰陽師』10巻とか、どこに行ったかわかんない本がゴマンとあるんだがな。探し出して横にどけといてもそれがまた移動させられるので、いつのまにやらまた行方不明。
 もう、窓をつぶして本棚にぶちこむしかないかなあ。

 それはそれとして、この第3巻、「ビッグコミックスプラス1シリーズ」ということで「特製ロワンディシー仕様ミトンセット」というのが透明ケースに入って付いている。
 割高だとわかってても、こういうフロクには弱いんだよなあ。使う予定もないのに買っちゃうのだ。……銭がたまらんはずや。

 それはそれとして(こればっかや)、本編の内容だが、相変わらず主役の伊賀君に恋の芽生える気配もなく、ただただロワン・ディシーでの苦労の日々が描かれている。トレンディドラマだったら、主役がドジを繰り返しながらでも、同僚の女の子と恋に落ちる……という展開が必ずあるもんなんだが、だいたいこのマンガの舞台になってる「ロワンディシー」ってフランス料理屋、ハナからウェイターしかいない。
 唯一いる女性はオーナーの黒須仮名子だけれど、確かに本作のヒロインであり美人ではあるのだけれども、その場のノリだけで料理店を経営しているというキャラクターだから、恋が芽生えるはずもない。
 今巻も、フランス料理店だってのに、客が「箸出せ」「お茶出せ」「コーラ出せ」「ひじきの煮物出せ」と理不尽な要求をするのに従業員がいちいち答えて行く健気な話(そういう客、ホントにいそうだよな)とか、大雪に降り込められて客ともども右往左往する話とか、覆面記者の来訪にみんな怯える話とか、墓場でジイちゃんの幽霊に会う話とか(レストランと関係ないやん)、ストーリー展開だけを見たら、とても青年マンガとは思えない。どっちかっつ―と、ご家族みんなで楽しめるシットコムではないのか。
 ……のわりにはなぜか荒俣宏氏が東京路上観察会の人として顔出し出演している。何なんだろうね、これは。

 考えてみたら、少女マンガ時代から、佐々木さんは純粋な恋愛ものを描いたことが殆どないんだよな。恋愛を題材にしていても所詮は「勘違い」だったり「誤解」だったり、ともかく登場人物の性格がみなどこか歪んでいて、マトモな「恋」に発展する余地がないのだ。……もしかして佐々木さん、「恋愛嫌い」?
 活動の場が青年誌に移ったのも分らないではない。
 まあ、おもしろいからいいけれど、色気がちっとはほしいなあ。キャラクターそのものはエキセントリックで個別認識はできるんだけれども、下手に絵柄が整ってるせいで、登場人物の一人一人の印象が希薄になっちゃってるんだよね。これが惜しいところなんである。

2001年02月16日(金) なりたくて病気になってるわけじゃないやい/舞台『トランス'98』ほか



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