無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年09月29日(土) 郵便ポストが赤いのも/『エクセル▽サーガ』8巻(六道神士)ほか

 オタアミ当日まであと56日!

 はい、お気づきになられましたでしょうか。
 本日より『オタクアミーゴス in 九州 2001』本番の日まで、この「無責任賛歌」は、期間限定でタイトルを変更させていただきます。
 ……要するに販促なんですけどね。
 オタアミが終わったら、また元のタイトルに戻す予定ですが、また1年立ったら改題するかも(^^)。
 いやホント、九州近辺のみなさま、ぜひ一度おいでになってみてくださいな。もうとても公共のメディアでは発表できないアニメ、マンガ、特撮、鬼畜(笑)、その他もろもろのオタクなネタのオンパレードでありますからして。
 絶対、損はさせません。
 ただし、お子サマ連れはご遠慮下さい。
 笑いのウズに巻きこまれて酸欠死することは確実であります。\(^▽^@)ノ


 休日だけど、朝から晩までひたすら日記の更新。
 ふと計算してみたんだが、最近は1回の日記で400字詰め原稿用紙にして10枚から20枚くらいは軽く書いちゃってるんだよね。
 てことは、ひと月に換算すると、おおむね500枚くらいは書いてることになる。
 ……分量だけはプロの作家並みだよなあ。
 読書記録や映画の鑑賞記も書いてるし、結構夜更かししてることも日記に書いてるから、いったいいつ寝てるんだとか突っ込み入れられそうだけど、大丈夫です。職場のトイレは私のベッドです。
 30分の仮眠で体力は充分回復するのです。
 いつでもどこででも寝れるというのはウソでも誇張でもないんだけど、チト臭い話ですね。すみません。
 食事もちゃんと取ってます。今日は昨日作り置きしておいた牛丼食ったり明太子丼食ったり。

 「エンピツ」ネットの日記をあちこち覗くが、なかなか「お気に入り」に入れたくなるようなところが見つからない。
 別に内容がつまらないということではなくて、若い女性が書いたものが多過ぎるのだ。
 ……あのねアナタ、イマドキ、中年男が若い女性の日記覗いて喜んでたら、ヘンな趣味と間違えられちゃいまんがな。
 って、黙って覗いてるのもイヤらしいかなあ。かと言って、ごくフツーの「今日はガッコ(カイシャ)でこんなことがありました」みたいな日記に、「それはよかったですね。あ、私は誰ですかって? やだなあ、通りすがりの日記読みですよ」なんて挨拶してたらますますヘンタイじゃん(^_^;)。
 出来るだけオタクっぽい趣味のありそうなヒトをセレクトして(本人たちはそう思われるのがメイワクかも知れないが)、「お気に入り」に入れているのだが、それが見事なくらいに男性ばかり。女性はほんの数人だ。
 やっぱり映画や本やアニメをまんべんなく見てる女性って少ないのかなあ。

 逆にこちらの日記をどんなヒトが覗いてるかっていうと、最近は「特撮ヒロイン」で検索したり「トンデモ」で検索したりする人がよく飛んで来ている。飛んでくるのはいいのだが、果たしてこの膨大な日記の中で、お目当ての記事を見つけることができるのか、また見つけてもご満足頂けるのか、はなはだ心許ない。
 検索された方、どんなことが知りたいのか、ヒトコト掲示板に書いていただければ、答えられることには答えますですよ。
 『スーパーヒロイン図鑑』のDVDがいくらかくらいのことならお教えできます(^^)。ただ、柿崎澄子が今何をやってるかなんてことは知りません。 


 開田あやさんの「猫津波日記」、9月28日の分に、例の「きらら博」でヒドイ目にあった話の後日談が載っている。
 大魔神のお怒りは未だ完全には収まっておられぬようだが、山口県の方々から「どうか山口を嫌わないで下さい」とのメールが届いて、少しは顔が穏やかになられたようである。
 でも、肝心のきらら博関係者からの謝罪はどうやら正式な形ではなかった模様だ。開田さん、「萩や下関に行くことはあっても宇部には行かない」なんてこと書いてるし。
 あの原画展示会については、客だって怒っていいと思うのである。
 当日の日記にも書いたが、場所の案内はチラシにないわ、絵はプレハブの事務所の一角に適当に並べただけだわ、向こうじゃ係員がウロチョロしてるし、とても絵を鑑賞できる雰囲気じゃなかったのだ。主催者が客のことだって何も考えちゃいないってのがアリアリだった。
 まさかあれで「見せてやってるんだ、ありがたく思え」みたいな態度は取るまいなあ。でも所詮は公務員の仕事だし、その辺は怪しいよなあ。
 あのあときらら博関係者のホームページもちょっと覗いてみたのだが、なんの反省もした気配がない。それどころか「二度と来ない」とゲストの方々が怒ってらしたのに対して、「誰が呼ぶか、お前らの代わりなんかいくらでもおるわ」と嘯いてる始末。
 いくらでもいるなら最初から呼ぶなってば(-_-;)。
 私も別に宇部の人間がみんなこんなアホだとは思わないが、役人とかボランティアとかに自分がエライと勘違いした人間が腐るほどいるのは事実だからねえ。福岡も役所の類はみんなこんなもんだ。情けない話だけど。
 須らく、公務員とはできるだけオトモダチにならないほうが無難であろう。


 しげが起きたら買い物にも行こうか、映画にでも行こうかと思っていたが、夜になっても全然起きて来ない。
 もう7時を回って、オイ、こいつまた12時間くらい寝てるぞと思って、ムリヤリ起こすが、まだ寝たりない様子。
 これでしょっちゅう「最近寝不足で」なんて大ウソこいてやがるんだから、みんなでしげに石を小突けてください(「小突ける」は博多弁かな?)。

 でもどういうわけだか、しげは最近どんどん鬱になっているのである。
 芝居の演出がうまくいかない、ということもあるのだろう。
 身を引く直前、私もしげに「役者をどんどんヘタにする演出してどうする」と批判したことがあったが、同じことを鈴邑君にも言われたらしい。
 イメージはあってもそれをどう伝えたらいいか分らない、それで悩んでいるようだが、別に演出ってのは自分のイメージを役者に伝えるのが仕事じゃないんだがねえ。根本から芝居の演出ってのがなんだかわかっちゃいないのだ。
 鈴邑君には「役者をもっと自由にさせたら」なんて言われたらしいが、まさにその通り。大リーグボール養成ギプスじゃあるまいし、束縛からドラマは生まれやしないのである。

 「……ねえ、世界中が私を嫌ってると思わない?」

 近所のベスト電器を回り、生ビデオテープを買いこんだあと、マルキョウに食料を買いに行く途中で、しげがいきなりこんなことを聞いてきた。
 「なんだい、そりゃ」
 「AIQのパティオにさ、書きこんだけど、レスが誰からも付かないの」
 「挨拶しただけだろ? あれは言ってみりゃ業務用なんだから、用事がなけりゃ普通レスは付けんよ」
 「でもアンタには付いたし」
 「オレは挨拶だけじゃなくて、チラシの配布についていろいろ書いたからレスが付いたの。チケット売って、報告すりゃ、レスは付くだろ」
 「そうかな」
 「そうだよ」

 しばらく、てく、てく、てく。

 「……でもやっぱり世界中が私を嫌ってると思わない?」

 あああああ、鬱陶しい! 鬱鬱するな! 鬱がこっちにまで移るわあ!

 「……移るの?」

 移らねえよ!

 鬱のクセにしげには食欲だけはある。常にある。しょっちゅうある。
 だからしげの鬱なんていちいち気にしてやるほどのことはないのだが、マルキョウで「カレー作って?」と聞かれた時、「レトルトのほうが安上がりだぞ」と言い返したら、すぐさましげは鬱モードに入りそうになった。
 ああ、もう、まるで相原コージの「太宰治」のようだ。
 仕方なく急遽カレーの材料を買い始める。

 「肉は何がいいかな?」
 「何でもいいよ」
 「じゃ、ビーフにしよう」
 「ウン、分った、じゃあこれ」
 「……何それ。ブタじゃん」
 「だって今、ビーフにしようって……」
 「ビーフは牛じゃあ! ブタはポーク!」
 「……え?」
 「んじゃ何かあ! キサマは今までビーフカレーをブタだと思って食っとったんかあ!」
 「……たまに」

 実話である。

 「カレーにコーンを入れたい」というしげの希望を蹴り(そんなのは邪道だ)、ビーフと馬鈴薯と人参、タマネギのシンプルなカレーで行く。それでもしげが「これだけはぜひ」と頼むので、マッシュルームホールとスライス。
 カレー粉は「グリコ熟カレー甘口」、「S&Bディナーカレー中辛」、「S&B圧力鍋で煮込んだとろけるカレー辛口」の三つをブレンド。中辛だけだと、味が単調になるのだ。こうして何種類かを混ぜると、口に入れた瞬間は甘いが、段々辛さが伝わってくる、という感じになってよい。
 あとは焼肉のタレ、野菜ジュース、牛乳を隠し味にする。先にこんなのでイモや人参を煮込んでおくと、口当たりがまろやかになるのである。
 ……と、こういうレシピを書いてるってことは、この1年、全然カレーを作ってなかったってことかな。なんにせよ、適当に作ってる家庭料理のわりにはしげにはなかなか評判がよいのだ。辛いもの嫌いのしげがパクパク食うのだから、それなりの味にはなってるのだろう。
 あ、それから肉は予めガラムマサラで炒めておくこと。これ必須ね。

 日本でも発生したという狂牛病のせいであろうか。
 何となく肉の量が少なく、そのクセ値段は高いような気がする。でも、1頭見つかっただけであれだけ大騒ぎになるなんて、潜在的にはもっと出まわってる可能性があるってことなのかなあ。
 何となく、こんなのはいつぞやのカイワレ疑惑同様、ガセっぽい気がするんだがなあ。O−157もそうだが、どうも日本人ってやつは何か機会があるたびに、故意にパニックに陥ろうとしているような気がしてならない。
 これも、日常を非日常に置き換えて見るという点では、形を変えた「祭り」なのだ。


 しげの職場の「リンガーハット」のマネージャーさん、この人、以前からスゴイマジメ人間の青春一直線の森田健作野郎だと聞いていたのだが、その「青春性」が災いして、飛ばされちゃうことになったそうである。
 ……いや、あんまり笑える理由なんで、ついここに書きたくなっちゃうのだが、さすがに全く知らない人のプライバシーを暴き立てるのは気が引ける。
 でも、しげの鬱の原因の一つは、このマネージャーさんの配置換えにもあるようなのだ。
 「あんなに笑かしてくれる職場もなかったのに」
 ……オイ、それは仕事選ぶ基準が違うって。


 テレビ『筋肉番付』。
 体育会系の番組はあまり好かないのだが、この「サスケ」だけは別で、ついつい見入ってしまう。しげもやっぱりサスケに見入ってたので「お前がこんなん好きだとはねえ」と言ったら、「ケインのファンだもん」と言う。
 ケインって……ケイン・コスギ? そりゃ今まで知らなんだ。
 そのわりに私が『ウルトラマン・パワード』1巻見ただけで続きを買うのやめたのに、文句の一つもつけなかったなあ。『ザ・格闘王』とか見てたのかな?
 今回のサスケ、結局、ラストの第4ステージまでたどりついたのが、オリンピックメダリスト(何の競技だっけ?)、ヨルダン・ヨブチェフと、ケインの二人だけ。しかしちょうど台風が吹き荒れてて、二人ともあと数秒というところでゴールならず。……あれ、天気さえよければゴールしてたよなあ。日を改めるくらいのこと、してやってもよかったろうに。
 それはそれとして、このラストステージのBGMにかかってた曲が、押井守監督の『アヴァロン』。最近しょっちゅうかかってるのを聞くが、テレビ曲に隠れ押井ファンって多いのかなあ。

 続けて『世界ふしぎ発見』、安部晴明特集。
 夢枕獏・岡野玲子の『陰陽師』に影響受けたか、番組中で堂々と「晴明と源博雅は親友」なんてこきゃあがる。だからそれは原作の創作で、そんな証拠はないんだってば。
 「陰陽道から生まれた遊びは?」ってクイズ、正解は「にらめっこ」なんだけど、「かごめかごめ」だって「はないちもんめ」だって「かくれんぼ」だって「鬼ごっこ」だって、全部陰陽道と関係があるぞ。
 バラエティ番組のスタッフに文句つけたってしょうがないのかもしれないが、生半可な知識だけで問題作るなよな。

 「ニュースステーション」
 気になったニュースをいくつか。

 自衛隊が派遣しようとしているイージス艦の「イージス」とは、ギリシアの戦いの女神、アテナが持っていた盾の名前から取ったのだそうな。……すみません。初歩的な知識なのかもしれませんが、今の今まで知りませんでした。
 ……「盾」なら、防衛のみに専念しても別に文句を言われる筋合いはないなって思ったのと、もしその「盾」をロンギヌスの「槍」で突いたらどうなるのかという……すみません。多分このネタ、日本中で18万2502人くらい思いついてますね。

 近鉄優勝の時、監督も選手たちも腕に木彫りの数珠をつけていたそうだが、これは実は福岡県粕屋郡南蔵院の御神木を削って作ったものだそうな。この南蔵院の住職の林覚乗さん、地元福岡では平成の一休さんと言われるくらい気さくなお坊さんで、私もこの人の公演、今までに3回くらい聞きに行っている。
 ともかく語り口がうまく、ギャグに継ぐギャグで会場内は常に爆笑の渦、あまりに笑っちゃうので、あとで何を説教されたか忘れちゃうくらいなのだ。
 いや、ホントは覚えてるんだけどね、私の商売がバレちゃうので具体的には話せないのだ。
 まあ、基本的なポイントだけ言っとけば、「バカがリコウのフリするな」って話かな。
 モラルなんて、守れるものじゃないと思うからこそ、人に優しくなれるのである。マジメくらい世の中を悪くすることはない。もっとフザケようって、お坊さんにこれ言われると、説得力あるで〜。


 マンガ、六道神士『エクセル▽サーガ』8巻(少年画報社・520円)。
 がはははは、げひひひひ、うへ、あひ、ぶしゃしゃしゃしゃ(なんか最近こんなんばっかりや)。
 いやあ、すごい。
 文句ナシに『エクセル・サーガ』今が旬の絶好調である。これはもう絶対にもう一度ナベシンにアニメ化してほしい、いや、映画化してほしいと言いたくなるくらいのハイ・テンション。
 いきなり「ベター電器」(わはは)でバイトするエクセルとハイアット。やる気のない店長に「こーゆー地場ベッタリの大型店なんて客層がシケてる間はどーしたってシケッぱなしなんだよ」なんて言われてしまう。
 違うぞ、お前んところが今、新興の「コ○マ」や「ヤ○ダ」に負けてるのは、今までやってきてた殿様商売してたツケだよ。……で、店員の客へのいい加減な対応までバラしまくってやがんの。……当たってるだけに、「ベ○○電器」から訴えられたらどうすんだよ、って読んでてハラハラ。
 それにしても、こんな超ローカルなギャグネタ、福岡に住んでるやつ以外に解んねーよなー。
 そしてついに出た三人目の構成員、福岡人の殆どが予想していたその名も「エルガーラ」。……ここのホールにはまだ行ったことないな。いや、最強のキャラだよ、こいつ。思ったことは全て声に出しちゃうし、巨乳だし(^^*)。
 「エルガーラ的には殺すぞって思いましたけどね」って、本気で殺そうとするだろう、お前なら。ああ、でもこの押しの強いキャラ、誰かのギャグに似てると思ってたけど「小林よしのり」だよ!
 小林よしのりと言い、安永航一郎と言い、六道神士と言い、どうして福岡のマンガ家は濃くて危ないギャグばかり飛ばしたがるかな。
 今回は更に超強力なネタも用意されてるのだが、それは未読の方のためにヒミツにしておこう。
 あ、カバー裏もちゃんと読もうね。


 マンガ、椎名高志『MISTERジパング』6巻(小学館・410円)。
 自分のホームページにうっかり「気乗りせずに描いてる」みたいなこと書いちゃった椎名さん。けれどじわじわと面白くなってきてるよん。
 久しぶりにヒナタちゃんも出て来たし。
 椎名さんの場合、ヘタに絵が美味くて、毎週毎週それなりに盛り上げてくれてるので、逆に1巻、2巻と通して読むと、どこが一番の見所なのか、分散して解りにくくなっちゃうのだ。
 今巻も藤吉郎が幻術の薬を飲んでしまったことがどの程度あとに響いてくるのか、予測がつきにくいのである。引くだけ引いといて終わりって可能性もあるしな。
 どっちにしろこのペースだと、本能寺の変までやるとして、あと20巻以上はかけないと終わりそうにない。
 ……それまで人気が続くかどうかは微妙なんだよなあ。
 

 マンガ、CLAMP『エンジェリックレイヤー』5巻(完結/角川書店・567円)。
 正直言って、やっぱり、ダイジェスト版で終わっちゃったなあって印象。キャラクター詰め込みすぎな上に、数ページ毎にムリヤリ「タメ」をとって盛り上げようとするから、かえって中身が薄っぺらに見えてしまうのだ。
 アニメ企画の方が先に立っちゃったんだろうから仕方がないのだけれど、これだけの物語を本当にドラマチックに描こうとしたら、短くても15巻は必要になるよ。
 しかし、父親との関係を描くのがCLAMPはいつもヘタ(というか無視しまくってる)だが、脚本担当者(大川さんだろうなあ)には何かトラウマでもあるのだろうか。

2000年09月29日(金) Sashimiと震災の真実とバーブラと/『爺さんと僕の事件帖』2巻(しかくの)ほか



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藤原敬之(ふじわら・けいし)