無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年09月02日(日) 風が痛いから?/『新天地無用! 魎皇鬼』1巻(奥田ひとし)ほか

 あちゃ〜、また寝過ごして『パワーパフガールズ』、見逃してしまった。
 DVDになったとき買えばいいじゃないか、とも思うのだが、たいてい外国アニメが製品化されるときには、版権の関係であろう、主題歌が収録されなかったり、声優が違ってたりして、ああ、やっぱりびでおにとっておくんだったと臍(「ヘソ」と読むなよ、「ホゾ」だぞ)を噛むことも多いのである。
 『サウスパーク』も、WOWOW放送時のキャラクター紹介のオープニングと予告編がDVDはカットされてるものなあ。
 『トムとジェリー』など、日本語版主題歌をフルサイズで特別収録してくれてるのはいいのだが、残念ながらバックの絵は日本で作画されたものではない。
 なにより、ハンナ&バーベラ版の谷幹一のナレーション、チャック・ジョーンズ版の植木等のナレーションがどちらも入ってないというのは痛恨の極みである。あれだけリピート放送されてた作品がよもや幻になっちまうとはなあ。
 ……来週こそはちゃんと早起きしようっと。
 
 で、目が覚めたのはちょうど8時、『仮面ライダーアギト』が始まっていた。
 長々と続いていた真魚ちゃんの、「もしかして、私が念動でお父さんを殺したの?」疑惑、引きに引いたけどようやくひと区切り。
 ……だから長いんだってば。
 真魚役の秋山莉奈って子、どうも超能力を持つ自分を持て余しているという悲壮感に欠けているので(というか「お芝居してます」って雰囲気がミエミエで)、見ていてツライものがあるのである。
 まあ、それを言い出しゃ、他の役者もなあ……ってのは今更言わずもがなだけどさ。
 今度の映画版、見に行くかどうか未だに悩んでいるのである。

 『も〜っとおじゃ魔女どれみ/まぼろしのレシピをください!』、オヤジーデの声優さん、どうなってるかと思ったら、松尾銀三さんのままだった。
 声に調子の悪そうなところも特にない。……ホントに急死だったんだなあ。

 『コメットさん/ヒゲノシタの輝き』、やっぱりコメットさんにはお爺さんのお目付け役がいなきゃ、ということで新登場のヒゲノシタ。
 声が大竹宏さんというのがオールドファンには嬉しい。
 星ヂカラが足りなくて弱っているヒゲノシタにラバポーが恋ヂカラを分けてあげようとするのだが、「トシ寄りには恋ヂカラはかえって毒になる」という設定がなかなか(^^)。
 「老いらくの恋」というのはやっぱりからだに悪いのかな。でもこのコトバの元になった石川達三が恋愛事件を起こしたのは確か彼が50代のとき。現代感覚だと、年寄りってほどでもないのだ。  


 栄養価を考えて今日から麦飯を作る。
 袋に「白米と混ぜる」と書いてはあるが、どの程度の割合で入れればいいのか見当がつかないので、適当に入れる。出来あがってみると、少なすぎて麦の味も歯応えもまるでない。次回炊くときは、も少し量を多くしてみよう。
 どうも私の世代だと、池田隼人の「貧乏人は麦を食え」発言が連想されてしまって、「麦食ってる」というと、つましいイメージがつきまとって仕方ないのだが、イマドキは完全に健康食の一つという名誉ある地位に押し上げられている。
 でも、この「白米と混ぜる」ってとこがミソなんであって、結局は白米を底上げしてるだけなんじゃないのか。麦だけで炊いたらどんな味になるのか試してみたい気もするが、ちょっと怖いんだよねえ。


 昼を過ぎてもしげが起きて来ないので、痺れを切らして叩き起こす。
 今日は一緒に出かけようってときに限って、グズグズしやがるんだもんなあ。
 まあ、目的が買い損なってるDVDを探そうっていうんだから気乗りがしないのもわかるが。
 電動式自転車がパンクしたままなので、もう一台の普通の自転車に乗っていくことにする。
 ウチは移動の手段が自転車しかないので、パンクのときのために、自転車を4台、用意しているのだ。
 でもしばらく乗ってなかったので鍵をどこに置いたか忘れている。
 「自転車の鍵、その辺にない?」とパソコンの前に座っているしげに聞く私。
 「知らんよ、そんなの」と、ニベもなく答えるしげ。あたりを探そうともしてくれない。
 私も慣れているので、こういう時はたいてい“しげの周囲に探しものがある”ことはわかっているのである。
 ……昨日も「『J‐COM GUIDE』、その辺にない?」と聞いても、「知らんよ!」と答えていたが、実際はしげがその巨大なケツの下に敷いていたのだった。
 ……少しゃ空気抜いて小さくしろよ、そのケツ。
 で、パソコンのところに行くと、やっぱり鍵がテーブルの端に置いてある。
 「やっぱりあったやんか!」
 「なら、いいやん」
 “ならいい”って問題じゃないって(-.-")凸 。

 で、やっと乗った自転車も、空気が抜けててパンク寸前。
 なんだかなあ。


 天神に向かっている途中、しげがいきなり「アンタが喜ぶような悲しい話ししたげようか」と言い出す。
 なんだその矛盾しまくったコトバは。
 「……読んだよ、アンタの小説」。
 今ごろ同人誌『オトナ帝国の興亡』の感想である。
 ついこの間までは、「あんたの書いた小説なんか読む気がしない」なんて言ってたくせになあ。
 あれ書いてる時は、劇団の脚本をほったらかして没頭してたから(と言っても足掛け二日、正味8時間くらいしか掛けちゃいないけど)、しげは自分がないがしろにされたような気分になってたのだろう。
 心境の変化は、先日の日記に「しげを念頭において書いた」と記述したのを読んだからかな。
 「泣いたよ」
 「は?」
 「アンタの書いたの読んで、初めて泣いたよ」
 「……どうしたんだよ、いったい?」
 しげが私の書いたものを読んで誉めるなんて、青天霹靂、驚天動地、吃驚仰天、天丼定食、天然電髪の出来事だ。
 「ケンのセリフにあったじゃない。『一緒に花火を上げよう。いつまでも一緒だ』って」
 ……ああ、確かに、そんなセリフを書きはしたなあ。
 人形のようなチャコに、ケンが心を入れようとして言ったセリフだ。
 けれど私はそれを非常に空虚なセリフとして書いたのだ。伝わるはずのないセリフをムリに口にしているような、だからあえて描写はしなかったが、そのときのケンは全くの無表情だったはずだ。
 そのセリフで泣いたってのは、いったいどういうわけなのか。
 「うらやましくって」
 「なんで」
 「だってアンタ、あんな言葉、言ってくれないもん」
 ……ああ、また現実と虚構の区別がついていない。
 現実にこんなセリフを女に向かって吐くヤツがいたら、そいつはタラシという以前に脳天がイカレてるぞ。
 だいたい私が「花火を上げよう」なんて、どこから三尺玉を調達してくるというのだ。花火師の資格だって持っちゃいないのに、そんなことしようものなら即、逮捕だぞ。
 私がしげに言ったことがあるのは、コンビニで売ってるような、ささやかな花火だ。
 ……で、実際、花火をしたことだってあるけど、夏の夜のこととて、蚊に食われまくってムードもへったくれもなかったのであった。
 「でもホントだね。泣くことと作品の出来とは関係ないって」
 なんだとこのやろう(`m´#)。
 「ああ、今、思い出しただけでも泣けて泣けて。……この『女泣かせ』!」
 女泣かせって、コトバの意味が違うだろうが!!
 ……実はずっと昔も女泣かせな小説を書いたことはあるのだが、どうもそういうのって、一度書きだすとクセになるので、最近はできるだけ避けてるのだ。
 それに私が「いい人」だなんて誤解されたりもするし。
 全ての女性に言っておきたいが、この世に真実フェミニストなオトコなんていないよ。「男社会」を批判する女性闘士も、「白馬の王子さま」に憧れる夢子さんも、男に幻想を抱いている点では同じなのだ。
 不即不離、オトコとは現実的な距離を保つのが利口な生き方だと思うよ。


 けれど、これで昨日、しげがビデオ録画の邪魔をするようなイヤガラセをした理由がわかった。
 現実の私がロマンチックでもなんでもないので、逆恨みをしていたのだ。
 ……こんな理由でヤツアタリされてたら、マジで身が持たんわ(-_-;)。
 

 9月15日はしげの誕生日なのだが、この間からしげは「パーティでもしようか」、などと持ちかけている。
 「パーティって、誰か呼ぶのか?」
 と聞くと、
 「うんにゃ。二人だけ」
 「二人だけってのを『パーティ』とは言わんぞ、普通」
 なんて、おバカな会話をしていたのだが、今朝、ネットを覗いていたら、眠田直さんの「MINDY POWER」に、ちょうど15日、オタクアミーゴスのお三方が、山口きらら博に来られてトークショーをされるという記事があった。
 詳しく見てみると、その日は他にも面白そうなイベントが朝から晩まである。

 10:00〜 「怪獣元気伝説」
 ▽開田裕治・増尾隆幸両氏による特撮トークショー。
 14:00〜 「アコギな二人旅だぜinきらら」
 ▽影山ヒロノブ&遠藤正明のアコギな2人によるアニソンライブショー。
 16:00〜 「きららにオタク講座」
 ▽「オタクアミーゴス」でおなじみの御三方によるトークショー。
 場所は、やまぐちホール、入場は全て無料。

 お三方のうちどなたかが「山口ギララ博」というシャレを言うだろうに500点(^^)。
 何だかメチャクチャ混みそうな予感はするが、しげが列に並ぶのを厭わないでいてくれさえすれば、誕生日のイベントにちょうどいいんじゃないかなあ、などと考える。
 天神への道すがら、しげに話をするが、案に反して、しげは今イチ気乗りがしない様子。
 「……だって、それってデートじゃないじゃん」
 「デートは結婚記念日にするもんだろう。誕生日なら、どこかに出かけようってだけで充分じゃんか」
 「でも二人っきりでラブラブになれないしい」
 「……じゃあ、何か? お前は波止場近くのホテルのラウンジで、港の夜景を見ながらディナーを楽しんで、『君の瞳に乾杯』なんて言われるのがいいってか?」
 「うん!」
 ……しげの死体が明日見つかったとしたら、犯人は私だ。


 天神の昭和通には、「アニメイト」と「アニマップ」という2軒のアニメショップがあって、ほんの100メートルとは離れていない場所で競合していた。以前、山本正之さんのサイン会があった時に、しげは、車に撥ねられ松葉杖をついていたにもかかわらずムリヤリ出かけて行ったのが、アニマップの方である。
 ところが、今日行ってみると「アニマップ」のほうは潰れていて、貸し店舗になっていた。
 CDやDVDの種類、品数で行けば、「アニマップ」の方が断然多かったのである。
 しかし、「アニメイト」のほうは、キャラクターグッズのコーナーがより充実していて、またコミック本の専門店としても機能していた。
 同人誌用の画材道具も取り扱い、ないのはフィギュアくらいのもので、若いオタクなら、こちらに来る頻度のほうが高かろうということは、誰でも予測のつくことであった。
 「アニメイト」の方が天神に近い、という地の利もあったにせよ、企業努力が足りなかったことは否めまい。アニマップは雑居ビルの一階で、上はミリタリー専門店のMGC、そちらから流れてくる「濃い」オタクも多く、そのほとんどはまあちょっと見コワイ感じのする男性、これじゃあ、同じオタクであっても、同人系、ファンシー系な女性のオタクは近寄り難い。
 ウチのしげやよしひと嬢のように、ミリタリー系も嫌いじゃない、なんて女性のオタクは、そうそういないのである。競合し始めて数年、よく持った方ではあったか。

 うーむ、でもアニメ系のDVDが確実に手に入る店が一軒減っちまったのは結構痛い。とりあえずDVD扱ってます、アニメも少しは置いてます、なんて店じゃダメなのだ。
 ちゃんとワンフロア分のDVDのコーナーがあって、ちょっと古いやつでも置いてあって、ということになると、品数が一番多いのはやはり、天神ベスト電器の「LIMB」、それから天神「アニメイト」、博多駅交通センターの「GAMERS」くらいしか私は知らない。
 これまで「アニマップ」はこの3軒を抜いて一番だったのだ。
 ……結局、探していた『ハレのちグゥ』のDVD第1巻は「アニメイト」でも売り切れ。ついに即時購入を断念、「LIMB」で取り寄せを頼む。
 『OH! スーパーミルクちゃん』の4〜6巻も既に店頭売りしてないしなあ。これもじきに注文しないといけないのかなあ。


 天神イムズの「シズラー」から、しげ宛に「誕生日フェア、20%割り引き」のハガキが来ていたので、朝食兼、昼食兼、夕食をそこで済ます。
 一日一食がカラダによくないことは承知しているが、しげとの生活時間帯が完全にズレていて、外食やコンビニ弁当が中心の食生活をせざるを得ない以上、こういうこともままあるのである。
 せめてサラダバーで野菜を余計に食べるように気はつかう。


 食事をしながら、さっき「アニメイト」で買ってきたマンガなどを読む。
 アニメイトは透明なビニールカバーをつけてくれるのが有り難い。本のヨゴレが気になる私は、基本的にカバーを外さないのだが、そうなると中身が分らないので、いちいち背表紙にタイトルを手書きせねばならんのである。
 人によってはオビを外し、カバーも外し、本体のみで本棚に並べる(そうすると、カバー付きよりも4、5冊は余計に入る)人もいるが、場所を取っても私はカバーをつけておくほうだ。しげには「どこに目当ての本があるか分らない」と評判が悪いが、本棚の整理をマメにしておけば問題はないのである。
 本が見つからないのはしげがズボラで私がいくら整理をしても片っ端から崩していくからなんだよな。

 マンガ、奥田ひとし『新天地無用! 魎皇鬼』(角川書店・590円)1巻。
 「新」にする意味あるのか(^_^;)。
 宣伝上はあるんだろうなあ。
 OVAの新シリーズも始まるから「1巻」ということで仕切りなおしたほうがいいんだろうけど、テレビシリーズもあるわ、小説版も映画版もあり、それぞれが微妙に設定が違うってことになると、どうにもややこしくってしょうがない。
 『プリティサミー』も入れたらどうなるんだ。
 漫画版はOVA版の続きってことになってるようだが、第1期〜第3期シリーズのどの辺に入るのかよくわかんないし。
 でも『天地』シリーズについちゃ、そこまで細かく気にしてるファンがいそうな感じがしないのだ。『天地』シリーズの、メジャーっぽいようでいて、どこか突き抜けていけない原因は、そのへんを分析していけばわかってくることなんじゃないか。
 ぶっちゃけた話、これだけキャラを取り揃えてても、人気がホントにあると言えるのは砂沙美一人だけだろう。魎呼も阿重霞も、キャラが決まりすぎていて、これ以上どうにも動かせなくなっている。っつーか、この二人、まんまダーティペアだもんな。
 結局「新」になっても今までの設定の反復再生産にしかなっていないのじゃ、新味はない。ホントにこの第3期シリーズで完結させたほうがいいよなあ。

 マンガ、神坂一原作・義仲翔子作画『超爆魔道伝 スレイヤーズ 死霊都市の王編』(角川書店・590円)8巻。
 原作の第一部にあたる部分がこれで完結。
 “Lさま”もついに登場、さぞや喜んでおられることでしょう(って、原作ファンじゃないとなんのことやら分らんな)。
 原作とはやや違った結末のつけ方だけれど、これは冥王フィブリゾに殺されたままではエリナがあまりにかわいそう、という作画の義仲さんの意向であるのだろう。それにこの結末なら、原作ではちょっとおマヌケだった“Lさま”、なかなか「粋」なお方だなあ、という好印象で終わる。
 第2部がマンガ化される予定はなさそうだけれど、義仲さんも1巻のころより絵もグンとうまくなってきてるし、ちょっと期待はしたいのである。


 帰りに「BOOK OFF」に寄って、千円引きのDVDをいくつか買う。
 しげはこの間から宮部みゆきの『模倣犯』の上巻を探しているのだが、どこにいっても下巻しかない。まあ半年もすれば上下巻揃いで腐るほど並ぶんだろうけど。
 でもそのころには文庫も出ちゃってる気がするなあ。


 DVD『無限のリヴァイアス』第1巻、千円引きでも4000円。ちょっとボリ過ぎじゃねえのか、この値段。
 テレビ放映時はほとんど見ていなかったので、今回が初見なのだが、1話見終わった時点で眠くなって寝る。
 導入、現代の普通の少年の話かと思わせておいて、宇宙ステーションの全景を見せていくあたりの描写はうまいと思うが、主人公がすぐキレそうな雰囲気を漂わせているあたりや、妙にセリフ過剰な脚本が、なんだか『ガンダム』や『エヴァンゲリオン』の辛気臭いところだけまねしてる感じだ。
 続きを買うかどうかはまだ未定。

2000年09月02日(土) 山本正之・あ・ごーごー



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