無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年06月26日(火) やっかみをキャッチコピーにしてちゃねえ/『高校天使』3巻(加藤四季)ほか

 昨日の体重書き忘れてたけど83.4キロで一昨日と変わらずでした。
 それが今日は一気に81.8キロ!
 しげは「一体何をしたん?」って何か私が悪いことでもしたようなもの言いをするが、別に魔道に通暁してるわけでもなんでもないので、考えすぎというものである。
 ああ、でもそろそろ80ラインが見えてきたなあ。来月までにはホントに切れるかも?


 社民党のCMが物議を呼んでいるらしい。
 「本当に怖いことは、最初、人気者の顔をしてやってくる」というコピーが「他党への誹謗中傷に当たる」として、放映を自粛する局もあったとか。
 このコピーそのものが誹謗中傷に当たるかといえば、そんなことはないと判断するのが妥当だろう。
 そりゃあね、これが小泉首相を揶揄してるというのは誰だってわかることだよ。
 でもね、まず第一に、具体的に「自民党」とか「小泉」の名前を出してるわけでは決してないんだよ。「本当に怖いこと」ってのがどんなことなのかも具体的に何も言ってない。あくまでここに提示されてるのはイメージにすぎない。
 なにが怖いことなのか、それは国民一人一人に考えてほしい、CMはそう言ってるだけなのだ。
 したがって第二に、そしてこれが大事なことなのだが、そうやって国民の想像と判断にまかされてることを、マスコミが勝手に「他党への誹謗」と解釈し、国民の「知る権利」を阻害しているということだ。
 どこまで傲慢になりゃあ気がすむんだテレビ朝日。

 そんないらんことをせんでも、小泉首相をヒトラーになぞらえるような姑息なCM、みんな嘲笑うだけだよ。
 社民党は7年前、自民党と組んで政権取った時点でもう終わっちゃってるんだから、これがなりふりかまってられないアザトイ戦略だってことくらい、誰だって気がつく。
 馬鹿は勝手に躍らせときゃいいのだ。


 もういい加減、雨は振り尽くしたろう、と思いたいのに今日も昼から雨。
 おかげで未だに雨合羽での自転車通勤が続いている。
 いやねえ、降ってる時はいいけどさあ、急に雨が上がったりするもんだから、炎天下、合羽姿のままで走ってるともう暑さで全身がカッカしてくるし頭はフラフラしてくるし、熱射病でぶっ倒れちまいそうでさあ。
 しげは「サウナスーツ」着てるようなもんだから痩せられていいじゃん、と軽く言ってくれるが、6月の時点でこうなんだから、7月、8月になったらどうなることか。
 たいがいで一日晴れててほしいものなのである。


 残業で帰宅が8時すぎ。
 これでも鳥目で夜目が利かないので早めに帰してもらったのだ。
 町中ならまだ明かりがあるからいいけど、山道だとマジで命が危ないからなあ。
 帰りに「ポプラ」(←コンビニ。全国規模のチェーンなのかな?)に寄って弁当のほか、「バースディテディ」を買う。
 以前、しげの誕生日のものは買っていたが、今度は私のもの。
 持って帰るとしげは喜んで自分のと一緒に私の鞄にぶら下げた。
 ……なんで女はこういう飾り物が好きかな(-_-;)。
 もう私は人からどう見られようが言われようがどうでもいいと達観しつつあるので、斑な二体のグロテスクなクマがぶら下がっていようが構わないけどね。
 ちなみにどんな配色か知りたい人は自分で9月15日と12月30日のクマの色を調べてみてください。


 「OTAKING SPACEPORT」にリンクしてもらったおかげだろう、いきなり60件近く、この日記にアクセスがある。
 でも特にメールにも掲示板にも反応が全くない。
 唯一ある人の日記に「辛辣だけど正論」と書かれていた。
 ううむ、またか(-_-;)。
 どうも私の文章、自分ではできるだけ砕けさせ、ふざけたように書いているつもりでも、人からは「マジメ」と捉えられてしまうことが多いのだよなあ。
 唐沢俊一さんにも以前、「マジメな人だなあ」と言われちゃったし。
 タイトルの「無責任賛歌」の名が泣くよなあ。
 思わずしげに、「俺ってそんなに正論吐き野郎か?」と聞いたら、即座に「うん」と頷かれた。
 くそう。
 でも私よりも死んだ母親の方がよっぽどイヤミな正論吐きだったんだがなあ。
 何しろ本気で「私は今まで正しいことしか言ったことがない」と言い切ってたのよ。
 でもしげは「かあちゃんが言うと納得するけど、あんたが同じこと言っても納得できない」なんて言いやがる。
 お袋と私のなにが違うというのだ。
 年季。
 そうですね。はい、すみませんでした(`´メ)。


 マンガ、加藤四季『高校天使』3巻(完結)。
 雑誌のマンガとマンガの間のつなぎのような四コマってのが昔から結構好きだった。
 これなんかも絵ははっきり言って相当ヘタなんだが、ともかく30半ばで童顔で中学生にしか見えず、精神年齢も中学生並の小松先生のキャラクター造形が秀逸。
 要するに小松先生に振り回される周囲のドタバタがメインなんだが、それに巻き込まれつつも小松先生への愛を貫く元ヤンキー娘のしょう子さんがいじらしい。
 3巻で終わるのは惜しいけど、連載年月で言えば軽く5、6年は続いているのだ。作者がまた次の作品を書かせてもらえるかどうか分らないけど、出来れば第2作、第3作と書いていってほしいなあ(花ゆめのこういうコママンガ出身の人はレディースに流れること多いけど、この人の絵柄じゃ無理っぽいし)。


 CS時代劇チャンネルで『柳生武芸帳 双龍秘剣』(1958・東宝)。
 以前持ってたビデオはスタンダードにトリミングしてたのだが、今回録画したのはシネスコ版そのまま。やっぱり殺陣もシネスコを前提に撮られているので迫力が違う。
 でもこの東宝版、東映版の近衛十四郎の十兵衛シリーズとは全く違う展開なんだよなあ。第一、十兵衛が脇役でしかも死んじゃうし。
 しかし先日見た『地球防衛軍』のコメンタリーで「このころの東宝映画はみんな踊る」って樋口監督が言ってた通り、この映画でも岡田茉莉子が踊ってる(^^)。でも伴奏の間の山節を歌ってるのが上田吉次郎だよ、あのダミ声の(知らないってやつは黒澤明の『羅生門』すら見てないってことだな)。
 『疾風! 鞍馬天狗』でも妖術使いの坊主を演じていた上田吉次郎、ここでも似たような役で岡田茉莉子を虜にしてるのだな。なんてオイシイ役だ。
 鶴田浩二と三船敏郎の共演という豪華なキャスティング、伊福部昭の勇壮な音楽にもかかわらず、なんだか散漫な印象になっちゃってるのは、全体的にメロドラマの要素を入れすぎたせいだろう。
 女が邪魔。ラブシーンに伊福部音楽は合わないよ。


 パソコンの前にこないだゲーセンで取った「グレイ(←宇宙人のほうだ)の逆回転時計」や、ガチャポンのウルトラマンコスモス、アボラス、クール星人、ワイアール星人なんかを並べてるものだから、またぞろしげが「邪魔」と怒る。
 「ちょっとくらいなら鑑賞しててもいいけど」
 と言うので、
 「ちょっとってどのくらい?」
 と聞くと、
 「二、三日」
 普通、こいのぼりだって数週間は出してるぞ。セコイことばかり言うなよ(ーー;)。



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