無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年05月21日(月) アニメな『ヒカ碁』/『臨機応答・変問自在』(森博嗣)ほか

 おおっ、体重が一気に85.2キロに!
 やはり肉練すると効果がある……というわけではなく、また体を壊しただけなのだが。
 何日か前から血便が出てたんだけど、今朝は特にひどくって、便器は血塗れ。いくら水を流しても、赤い飛沫は白い便器に滲んだまま一向に消えない。
 こう書くとなんだか凄くひどいみたいだけど、私にとってこんなのはしょっちゅうなので、もはや自分の体を心配する神経が麻痺している。
 放っときゃそのうち治るでしょ、とお気楽に構えているのだ。
 しかし、どうも今回は何日経ってもなかなか出血が治まらない。無神経な私もチトヤバイかな、という気がしてきた。
 私の血便の原因は今まで9割5分が痔、残り5分がポリープのせいなんだが、痔ならまあ、何ということもない。座薬を射しときゃいいだけである。でもこの残り5分の可能性があるだけに、いちいち医者にかからねばならないというのが面倒臭い。
 例の頭痛の件もあるし、明後日あたりには仕事も暇になるだろうから、医者に行くことにするかな。

 ともかく朝から腹痛がひどい。
 トイレにこもりっきりで、午前中は仕事を休む。
 全くタイトルを「半病人日記」にしちまったほうがいいんじゃないかって気がしてきたな。
 午後からの仕事も適当に切り上げる。というか溜まった仕事を明日に回す。
 明日は明日の風よ吹け、火よ燃えろ、水ようねくれ、地よ吠えろである。

 外はまる一日雨模様で、しかも蒸し暑い。
 そろそろ夏というか、梅雨が近いのだろう。
 今のところ毎日続いていたダイエットのためのジョギングも、これではさすがにムリである。
 でも買い物の予定があったので、自転車をかっとばす。
 案の定、途中で歩道の真ん中に突っ立ってた自動車乗りこみ防止の鉄柱にぶつかる。スピードを落としていたのでケガはなかったが、あれ、ライトに反射するようにしてないと意味がないよなあ。

 知り合いの本屋で、今週の少年ジャンプ、『ヒカルの碁』だけ立ち読み。
 先週のあの怒涛のクライマックス、さて、今週はいかなる展開に?
 ……そうか、ついに「時」が動き始めたのだねえ。
 しかし果たして本当に佐為の役目は終わったのだろうか? もしそうなら、彼が一旦は本因坊秀策の身に乗り移ったのは何故なのか。物語は明らかにもう一つの(恐らくは最後の)クライマックスに向かって走りつつあるが、更にもう一波瀾くらいはあるのではないか。
 でも、ここまですっきりと盛り上がってきたのだから、無理に間延びさせずに、きちんと終わらせてほしいものである。

 さて、それはそれとして気になる『ヒカルの碁』アニメ化のウワサであるが、やたらあちこちのサイトで「決定!」の 文字が踊っているが、オフィシャルページでの発表は未だにない。実際、プロダクションが制作したにもかかわらずプレゼンテーションに失敗して、スポンサーが付かずにポシャるということは、この世界ではいくらでもあるので、油断はできない。
 テレビ東京系で10月からの放映予定であるとか、あの『エヴァ』『ウテナ』の大月俊倫プロデューサーがプッシュしてるとか、シリーズ構成は『ポケモン』『ビックリマン2000』の冨岡淳広だとか聞くが、さてどこまでがホントやら。
 アニメ化なんてやめてくれ〜という声も多かろうが(私も基本的にはマンガのアニメ化自体に反対である)、じゃあたとえば宮崎駿が、高畑勲が、庵野秀明が、山賀博之が、押井守が、大友克洋が、りんたろうが、出崎統が、幾原邦彦が、河森正治が、今川泰宏が、大地丙太郎が、本郷みつるが、原恵一が、トレイ・パーカー&マット・ストーンが、富野由悠季が(^^)、ついでに死んでるけど手塚治虫が、『ヒカ碁』アニメ化に挑むとなったらどうだろうか。
 なんかヤダ、と感じつつ、見てみたいとは思わないだろうか。少なくともこれらの人々なら、マンガの人気におんぶに抱っこの無難な(つまりは初めから駄作となる)作品を作ることは絶対にない。化けるかコケるか二つに一つだ。 
 ……適当にアニメ監督の名前を挙げてみたが、出崎統なんかはありそうだよな。杉井ギサブローは『タッチ』以来、無難になっちゃったので不可(^^)。

 ヤマダ電器では約ひと月ぶりに生ビデオテープを20本、まとめ買い。
 先月は東京行きもあったので、実は映画を一本もエアチェックしていない。贅沢しているようで、一応我慢するところは我慢しているのである。
 でもやっぱり貯金は減る一方。ボーナスまでまだあと一月半あるのになあ。今月は乗りきれるだろうか。

 回転寿司屋で寿司を五人前ほど折り詰めにしてもらう。
 しげへの土産だが、多分あいつのことだから、一晩で全部平らげてしまうのだろうな。
 こんなことを書いてると、しげから「自分の妻に対して愛がない」とすぐに文句を言われてしまうが、ただの事実を述べているだけなのにどこが悪い。私の言うこと書くことを否定したいのなら、食っちゃ寝食っちゃ寝の生活を改めればいいのである。

 帰宅すると、タッチの差でしげは仕事に出ている。
 パソコンに「冷蔵庫に寿司入れといたよ」とメールで伝言を残す。味気ないメールだが、何も書かないよりはマシだろう。ホントに、一週間くらいなにも送らないでいると、すぐにブーたれるのだから始末に悪い。これだからしげにメールを書くのはつまらないのだ。

 森博嗣『臨機応答・変問自在』読む。
 小説でもエッセイでもなく、森さんの工学部での学生とのあいだのQ&Aをまとめたもの。
 全体的に学生の質問は幼稚で、森さんの回答はほぼ韜晦に終始している。森さんの性格の悪さがよく判る(^^)本である。
 「この勉強は役に立つのか? 意味のあることなのか?」という質問に対して、「キミの人生に意味はあるの?」と質問で返すあたり、短気な学生なら腹を立てそうだが、「テメエみたいなバカは大学に来るな、帰れ」と言わないだけ、森さんはオトナである。自分の給料がどこからでているか、誰が学費を払っているかがよーく、判っているからだ。この返答のし方なら、誰かから何か文句を言われても充分「善意」の回答である、と言い訳が立つ。
 でももっとオトナな人は、「人生に役に立たないことなんかないよ。みんながどこかで何かの絆でつながってるんだからね」なんてこれっぽっちも信じてない絵空事を滔々と語るだろう。
 けだし、オトナになるということは詐欺師になることと同義であるか。
 
 マンガ、あだち充『いつも美空』4巻。
 おおっと、ようやく話が転がり出して面白くなってきたかな。
 これまでほとんど進展らしい進展がなく、作者はもしかして本当にこのマンガをどういう方向に持っていくか考えてないんじゃないかと疑問に思っていたのだ。
 美空は演技の才能をようやく見せ始めるし、ようやく仲間の超能力が全て出揃ったし、ライバル登場も長期連載のための布石でもあろう。特に、ライバルの鼻をあかすラストのオチは機転が利いている。
 でも盛り上げるだけ盛り上げといて、『虹色とうがらし』みたいにストンと打ち切りやがったりするからアテにならんのだよなあ、この人は。
 でもやはり少年サンデーの看板マンガ家はこの人でないといけない。『コナン』にいくら人気があっても、『コナン』のファンはサンデーのほかのマンガまで面白がって読んだりはしないのだ。

 雨が少しでも止んだらジョギングしようと思っていたが断念。明日体重が元に戻ってなけりゃいいけどなあ。



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