無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年04月22日(日) おしゃべりラブ/DVD『キングコング対ゴジラ』ほか

 女房から依頼されていた次回の芝居の台本第一稿、夜っぴて書き上げようと思っていたのだが、仕事疲れが溜まっていたのだろう、睡魔に勝てずにくたばってしまった。
 朝、何も原稿が進んでいないことを知った女房から、「ウソツキ」呼ばわりされるし、せっかくの休日だというのに幸先が悪い。
 どうもまた体調を崩したらしく、立ちくらみがひどい。練習に顔くらい出そうかと思ったのだが、横になって休むことにする。

 いつものごとく『仮面ライダーアギト』を見たあと、今日は『どれみ』に行かずにウラの『超GALS寿蘭』を見てみる。
 制作がスタジオぴえろ、キャラクターデザイン田中比呂人(『METAL IDOL KEY』の人ね)、とあるので、おお、これは意外とイケルかも、と思って見てみたが、フーゾクが今時の渋谷になっただけで、十年一日の他愛ない少女マンガ。
 と言うか、今時の女の子って、あんなにバカでしかもアレがカッコイイと思ってるのか? 自分で自分のことを「GAL」って呼んでる時点で私に言わせりゃダサいんだが。
 続けて『コメットさん』第4話。
 今回はライバルのメテオちゃんが出て来ない代わり、ご近所のパニッくんのお母さんが『奥さまは魔女』における隣のグラディスさん的役柄を演じている。前回よりマンガチックな表情が増えて(特にラバボー)、何となく『どれみ』風になっている。顔を崩すのはギャグマンガの定番になってるけど、『コメットさん』でまでムリヤリ笑いをとりに行こうとしなくてもいいと思うけどな。
 ついでに『いつ見ても波瀾万丈』、石川ひとみの回を見る。B型肝炎で言われなき偏見を受けた話、会社から落ち目になった途端解雇された話、それをケロリと明るく話せるあたりがかえって苦悩の大きさを感じさせる。それほどファンというわけではなかったけれど、『プリンプリン物語』は出来ればリメイクしてほしいなあ。

 DVD『キングコング対ゴジラ』を見る。
 初見は多分、テレビか『東宝チャンピオンまつり』の短縮版だろう。この短縮版を作った時に、アホな東宝はネガフィルム自体を裁断したために、長らく『キンゴジ』は完全版が存在しない幻の作品になってしまった。
 ビデオ発売の際、残されていた三番館用のフィルムをツギハギして、なんとか全長版は作ったものの、ネガと退色の激しいフィルムとでは、その画質の違いは如何ともしがたく、これ以上の復元は不可能かと思われていた。
 それが今回、完璧とまでは言えないものの、遜色がないほどに修復されている。それだけでも今回のディスクには大きな価値がある。
 コメンタリーは藤木悠氏と梶田興治氏。……高島忠夫が出ないってことは、やっぱり病状が悪いのかなあ。アナウンサーの話の引き出しかたが下手で、今一つ面白いエピソードが聞かれなかったのは残念だけど。
 予告編のBGMに黒澤明の『隠し砦の三悪人』が使われていたのには驚き。そんなに古い映画だったんだなあ。

 練習が終わった女房と待ち合わせして、イムズのシズラーで食事。
 四割引券が郵送されてきたので、これも使わねばもったいないと、前々から約束していたのだ。でもこういう食べ放題の店だと、ついつい食いすぎちゃうんだよなあ。
 女房から練習の様子を聞くが、桜雅嬢ことラブちゃん、相変わらず飛ばしているようである。
 演劇の練習の一つにエチュードってのがあるのだが、あるシチュエーションを提示されて、それをマイムで演じてみるというものである。まあ、昔の『ジェスチャー』(古いなあ)のリアルなもんだと思ってもらえりゃいいかな。
 ラブちゃん、お題を求められて曰く、「今日」。
 ……いや、シチュエーションってのは、具体的に「夏の暑い日に」とか、状況を説明するものなのよね。「今日」って、いつの今日を指すんだか、わかんね―じゃね―か。
 更に実はラブちゃんは隠れて×××××××××が判明。「『××、××、××』の三拍子揃ってるね」と女房は言うが、人は見かけによらないと言うか、ある意味見かけ通りと言うか。

 キャナルシティに寄って、「無印」で女房のパンツを買う。
 なぜか最近パンツが減ってきているそうである。「あれ? ここに干しておいたのにない」、ということらしいのだが、もしかしたら空き巣に入られてるのであろうか。
 ……だとしたら、そいつはよっぽど不思議な趣味の持ち主であろう。
 「ラ・ブ―ン」に回って、「百鬼夜行」シリーズを探してみるが新入荷が全くない。やっぱり高い金出して買わねばならんのだろうか。
 諦めて帰ろうとした時、ふと、黒い箱のようなものが目にとまる。
 なんと限定販売したはずの押井守・藤原カムイの『犬狼伝説』完全版、CD付きを千円引きで売っている。こ、これは買わねばと、慌てて購入、でもふと女房を見ると、いかにも渋い顔をしているのであった。
 千円引きでも結構なお値段だったせいかな(^_^;)。

 帰宅して早速CDを聞く。『紅い眼鏡を待ちつつ』って、もろベケットの『ゴドーを待ちながら』じゃないか。
 内容はコミカルな会話劇、と言った感じで、『ケルベロス』シリーズの導入としてはいいかも。昼寝たせいで、なかなか寝つけなかったが、ラスト直前と言うところでまたまた落ちちゃったのであった。



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