無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年03月01日(木) ダブルマインド/『ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド』(上遠野浩平)

 わはあい、3月だあ。ヽ(^o^)丿
 「弥生」って聞いただけで、急に冬から春に変わったような気になるのだから、人間の感覚なんていい加減なものである。昨日と今日とで何が変わったというのだ。朝から外はそぼ降る雨、世間じゃ風邪も大流行りだってのに。
 「弥生」の語源は、「いや・おい」が縮まったものだという説がある。「いや」ってのは「やあ」とか「おお」とかいう掛け声と同じね。いわゆる感動詞。「おい」ってのは字のごとく新芽が生えてくること。だから「やあ、春になって草も萌え萌え〜!」ってのが「弥生」って言葉の元々の意味だってことだ。
 ……誰が言い出したか分らんが、一人くらい「別の言葉にしようよ」って止める奴ぁいなかったのか。

 ここしばらく変な夢を見ているらしいのだが起きてしばらくすると忘れている。ただ、私が夢の中では全く別の環境のもとで全くの別人として生活していたことだけは覚えている。
 だから、目が覚めたばかりの半睡半醒状態の時は、自分を取り戻すのに少し時間がかかってしまう。
 そう言えば、2、3歳の頃、私の記憶している最も古い思い出は、目が覚めた途端、目の前に「畳の目」があって、自分がうつ伏せになって寝ていたことに気づき、「ああ、やっとこの世に戻れた!」と安堵し、周囲にいる大人たちを見て、「あれがボクの新しいお父さん、お母さんなのだな」と確認した、というものだった。
 ……こういうこと話すと、いかにも私がリインカーネーションとかオカルトなことを信じているように聞こえるかもしれないが、残念ながらこの体に入りこむ以前のことは全く覚えていない。
 もしかして、夢の中のもう一人の私は、2歳以前にこの体の中にいたもともとの私のあるべき未来の姿だったのかも……って、うまくこねくり回したら何とかSFにならんかな、このネタ。
 それはそれとして、夢の中でこうしょっちゅう別人になっていて、しかもそのときは起きてるときの記憶が全くない、そして反対に起きてるときは寝てるときの記憶がない、というのはちょっと多重人格症に似てないか。
 日本人に乖離性人格障害は滅多に見られない、いや、そもそもそんな病気はない、なんて言ってる医者もいるようだが、ひとつ頭のネジがはずれて、この夢の中の私を私がホンモノの自分だと思いこんだとしたら、それはどう診断されちゃうのだろうか。
 全部一緒くたに関係妄想とかの中に組みこまれるのかなあ。それともただのボケか?
 どっちにしろ、トシを取ればヒトのココロは自然に壊れていくのである。それが人間というものの正体だとすれば、「自分」に固執することは所詮無駄な努力ということになる。
 いっそのこと、全国民が、ある一定期間、A山B男として暮らしたら、次の日からはC田D太郎にならねばならないって制度ができたら、気分も変わっていいような気がするがどうだろう。人格そのものが変わることにみんなが慣れていけば、「あんなおとなしそうな人がどうしちゃったんだろう」とか「あなたがこんな人だとは思わなかった」なんてショックを受けることも少なくなると思うぞ。……自分の奥さんが、姿形は変わらないのに、次の日からマリリン・モンローになったりしたら楽しいかな。でへへ(~∪~)。
 ああ、これもちょっと捻るとSFになりそう……。

 今日は映画の日でしかも仕事も半ドン。昨日から晴れたら映画に行こうと女房と話していたのだが生憎の雨。
 私一人なら雨くらいで映画に行くのを諦めたりはしないのだが、徹底的な雨嫌いの女房は、バス停に行くのに傘を差すのすら億劫がるのである。歩いて1分の距離なのに。
 でも夜には仕事もあることだし(今日は遅くて午前様になるそうだ)、無理強いするのも悪いかと諦める。
 何だか今年は去年に比べて映画に行く日が減りそうだなあ。

 キネ旬ムック『動画王』12号、特集は石森キャラクターズと題して、『人造人間キカイダー THE ANIMATION 』、『仮面ライダーアギト』などを取り上げている。
 石森プロの早瀬マサトさんのインタビューによれば、『キカイダー』も『アギト』も、故・石森さんの意向を組んで、ハイターゲットを狙っている、とのこと。その出来が本当に大人向けになっているかどうかの批評は別として、昔の明るく楽しい『ライダー』や『キカイダー』をスタッフが作ろうとしているわけではない、ということは前提として理解しておかねばならないのではないか。
 高いところに立ってギターを鳴らしているジローや、変身ポーズを取るライダーが登場しなくても、元々原作にそんなシーンはないのだし、スタッフだって今更ただのリメイクを作りたいわけではあるまい。昔の特撮版が懐かしいなら、ビデオ屋で昔のを借りてきて見ればよいのである。
 あとは『サイボーグ009』の完結編と、アニメ版が実現してくれることを望む。石森プロがこれだけ力を入れていいものを作っているのだから、そうそうひどいものにはならないと信じる。

 上遠野浩平『ブギーポップ・パラドックス ハートレス・レッド』、しばらく『虚空牙』シリーズばかり書いていた上遠野さん、久々のブギーポップシリーズである。
 一作ごとにほかの作品とのリンクが楽しいこのシリーズ、今回はまた少し時代が遡って、第一作『ブギーポップは笑わない』の半年前。
 だからこれまでの作品で最後はアレになってしまった辻希美や穂波顕子、水乃星透子なんかも登場してくるのだが、何より新登場かつ今回の主人公、九連内朱巳のキャラクターがよい。なんと言っても、ついに登場した霧間凪のライバルである。したたかと言うか、野放図と言うか、天性の詐欺師で、しかし女の子であるってとこがニクイ。
 私が詐欺師とか怪盗とかの登場するピカレスクロマンが好きなのは、主人公たちの人格が簡単にひと括り出来るような単純なものではなく、常に矛盾を抱えているからである。
 断言しちゃうが現実の女は基本的に詐欺師であって、自分のウソをウソだなんて認識しちゃいない。なのにフィクションに出てくる女って、たいてい純真なんだよね。それでなきゃロマンにならないってのは、薄っぺらなもんしか書いてないやつの言い訳だ。他人をだますことも自分をだますことも得意な女を描けて初めてそれはロマンになり得る。
 それにしても、「炎の魔女」の由来があんなことだったとは……上遠野さん、自分の作ったキャラクターを弄んで楽しんでるなあ。
 いろんな意味で『ブギーポップ・パラドックス』というタイトルの持つ意味が楽しい本作でありました。



 実はよく分ってないのだが、今日からパソコンの接続が「ふれっつのあいえぬでいえぬ」とかいうモノになったんだそうである。
 女房が「これでどれだけ使っても料金は変わらないよ」と言う。1時間で五千円ポッキリとか、そういう類のものなのだろうか。たいていそういう惹句はガセであることが多いが大丈夫なのかな。
 思うに「ふれっつ」というのはチョコプリッツかフレッシュコーンの親戚であろう。音が似ている。食べすぎると鼻血が出るやつだな。
 「あいえすでいえぬ」というのは「あいしーびーえむ」にすごく似ているのですごく危険そうだ。たしかCMではハジメちゃんが宣伝してたが、ハジメちゃんがいるということはその裏にはバカボンのパパが控えているということでもある。
 バカボンパパがチョコプリッツを食べて鼻血ブーしながらあいしーびーえむをママに向かって発射しているイメージが脳裏に浮かぶが、私は変態だろうか。

 あさっての『サウスパーク』上映会、一応この日記でメンバーに声かけはしたものの、最終的に何人参加するかを確認するためにメールをいくつかやりとり。
 時間の関係もあって、全員の確認は取らなかったが、別にエンガチョ切ったわけではなく(博多弁じゃ「エンガチョ」って言わないんだったよなあ。でもなんて言ってたか忘れちゃったなあ)みんなそれなりにオタクではあるのだが、やはりそれぞれに好みは違うので遠慮したのだ。
 これまで『サウスパーク』の「サ」の字も聞いたことのない人にまで声をかけても、どう返事をしていいものやら分らないだろうしなあ。しまったなあ、鈴邑夫妻や鴉丸さんがウチに来てたときに見せてあげればよかったかも。でもギャグでもああいうオバカ系はマジメな鈴邑君あたりは嫌うかもなあ。
 とりあえず既にハマっている塩浦夫妻と、遠方ではあるがよしひと嬢には確認の連絡を入れる。塩浦夫妻は二つ返事でOK、待ち合わせの時間と場所を確認する。
 よしひと嬢からの連絡が一向に来ない。仕事が忙しいのだろうが、ご自宅に電話を入れて、ご家族に伝言を頼むのもちょっと憚れる。
 ……だって、「アニメの上映会があるんですけど……」
と言って、お母さんから、
 「どんなアニメですか?」
 なんて聞かれた日にゃあ、どう答えたらいいのだ。
 「『チンポコモン』です」
 なんて言えんぞ(-_-;)。適当なこと言って誤魔化しゃいいじゃないかと言われそうだが、そういうウソって、私はとてつもなく下手なのである。
 (結局よしひと嬢からの返事を受け取ったのは翌朝で、ご都合が悪くて今回は断腸の思いで断念、とのことでした。ううむ、残念)

 女房が帰宅するのを待っててやろうかとも思ったが、睡魔には勝てず眠る。やはり一日最低6時間は眠らないと、体がもう持たんのである。



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