無責任賛歌
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記
唐沢俊一さんの「一行知識掲示板」を覗いてみると、「人間は『蜘蛛』のようなカサカサ系と『蛇』のようなヌメヌメ系を嫌う人間の二種類に分けられる」と書き込みがある。なんでも手塚治虫先生のお言葉とか。可哀相に手塚先生は新婚旅行で浴場に蜘蛛がいたために、奥さんと一緒にお風呂に入れなかったそうである。 ウチの劇団のよしひと嬢などは典型的な蜘蛛嫌い&爬虫類好き型だろうが、翻って私はどうか。小さな蜘蛛は平気だが、大きな蜘蛛はダメである。子供の頃、朝便所に入ると壁にタカアシグモがべたっと張りついてるのを見て硬直し、学校に遅刻しかけたことも多々ある。 蛇はと言うと、動物園のガラスケースに入ってる分には平気。でも山道歩いてて道を蛇に横切られた日には、それが毒蛇であろうがなかろうが立往生。泉鏡花『高野聖』には蛇がドサッと頭上に落ちてくるシーンがあって未だに読み返せない。「川口浩探検隊」シリーズもその手のシーンが多くて実はあまり見てないのだ。 つまりどっちもダメなのかというと、私は「虫の腹嫌い」なのである。表を見てる分には、蜘蛛だろうが蛇だろうが、ゴキブリでもカメムシでも平気なんだけど、ひとたびそいつが腹を見せ、あまつさえ私の手の甲あたりを這ったりして、と想像すると……ああ、もうダメだ。 私がゴキブリをつぶせるのは表を向いているから。殺虫剤で殺すのがイヤなのは、もがき苦しんで腹見せるからである。 だから女房が「ゴキブリ出た! 早く殺して!」なんて悲鳴あげてたりすると、つくづく、女はいいなあ、男に甘えられて、と思うのである。たまには自分で殺せよ。
ようやく体調元に戻る。仕事も全てシメキリ瀬戸際でUP。何だか努力してるなあ、俺。でも自分で自分を誉めるような見苦しいマネはしない(^o^)。 近く「人権」についての講演の仕事があるので(ホントに私は何の仕事をしているのでしょうね)資料を読むが、これがタテマエだらけの「僭称語は使うな」式の「臭いものにはフタ」的発想で塗り固められたものばかり。笑えるのはそんな資料を提供しておきながら「臭いものにフタではいけない」と誰もが堂々と主張していることである。矛盾に気づかんのか(^_^;)。
帰宅後、女房とスーパーで休日用の食料を買いこむ。外はそろそろ雪も降りそうな、流石の私もそろそろコートを着るかなあと肌寒さを感じるほどであった。冬だなあ(今更)。
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記
☆劇団メンバー日記リンク☆
藤原敬之(ふじわら・けいし)
|