無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年01月08日(月) 成人の日スペ……じゃないよ

 エノカナもうハタチかあ。……って別にファンでもなんでもないけど。ウチのメンバーでは其ノ他君が、もう何年も前からハタチだったが、このほどやっとハタチになった(意味わかんないヒトのために、前者の「ハタチ」は「自称」ね。世間はともかく、ウチのメンバーの中でも、ちょっと婉曲表現したり、考えオチを書いたりすると、「わかんない」という反応が来るので、いちいち注を付けとかないといかんのだ。……面倒臭えなあ)。

 自分のハタチのころを思い返すと、ひたすらバカだったとしか言いようがない。その頃のアルバムが残っていて、いちいち写真にコメントをつけているのがもう、青春真っ盛りという感じでバカ丸出しなんだが、これがメンバーの女性陣の間で妙に受けている。しかし男性陣は痛いところを突かれるのか、笑うに笑えないヒトが多いようだ。
 しかし、役者たるもの、過去の恥もまた自分の芸のコヤシと考えねばならない。どうもウチの男性陣はプライドだのポリシーだの、愚にもつかん自分を守ろうという意識の方が強くて、芝居は基本的に恥を人目に晒すものだという自覚ができていないようだ。
 いっそのこと次の芝居、うちの男ども全員で『フル・モンティ』やったらどうかという気もしてくるが、上演禁止になりかねんのでそれはできない。でも、その覚悟ができてこその演劇である。
 私が脚本までは書いても演出面で口を出さないようにしてるのは、学校のクラブ活動の延長みたいなオアソビに付き合う気はないと思っているのだということを自覚してもらいたい。『CAST』の藤井さんとの合同公演を考えているのは、そういうオアソビ気分を払拭してもらいたい気持ちもあるからである。
 掲示板の方に合同のし方の具体的なアイデアがなかなか書きこまれてないけど、出そうと思えば10や20は軽く出せるのを控えているのだ。やりたくないならはっきりやりたくないと表明すること。こちらもやる気がない者と協力態勢は取れない。
 ともかく「こんなこと言ったら自分が悪者になるんじゃないか」みたいな感情でノラリクラリした行動をとるやつは演劇をやる資格がないことは明記しておく。芝居は善人にはできない。悪人がやるものである。

 明日から仕事なんで、本を読みまくったが、とても日記には書ききれないので、今日は日頃思ってることの感想文みたいになった。本の感想も気が向いたら明日以降に書くかもしれない。



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藤原敬之(ふじわら・けいし)