無責任賛歌
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2000年10月15日(日) |
ステーキとモーレツとSFミステリと/『海底密室』(三雲岳斗)ほか |
思い切り朝寝。『クウガ』も『どれみ』も見損ねた。 女房が練習に出かけた後、昼飯はレトルトカレー。品名を出すのは避けるが不味い。新発売のレトルトは一通り試すようにしているが、まあアタリは一割。400円越さないとうまくないってんじゃ、庶民にゃキツイがな。 晩は美味いものが食いたいので、ステーキを焼く。女房に焼かせようかとも思ったが、絶対確実に焦がすので(^_^;)自分で焼く。
チャンネルNECO『OH!それ見よ』第1話見る。 演技する小川ローザを見るのは初めて。と言っても殆ど走りまわるだけで台詞は殆ど無し。モデル出身で演技力は全然無かろうと踏んだ監督(真船禎!)の配慮かな。でもこういう形の主演じゃあ、裏で他のキャストからは苛められたんじゃなかろうか。程なく芸能界から消えたし。 ミヤコ蝶々の追悼番組を放送していたので、女房に「『夫婦善哉』知ってるか?」と聞くと知っている。漫談などもよく見ていたとか。私より10歳も若い癖に侮れないやつ。
三雲岳斗『海底密室』読む。 理系ミステリというワリに非論理的で笑った森博嗣に比べて、こちらは堂々たる傑作。舞台設定とトリックに充分説得力があるのだ。ただ、ミステリを書き慣れてないせいだろう、文章が固く、登場人物の挙動不審をうまく迷彩できていないため、犯人がすぐにバレる。横溝正史はそこがうまかったけどなあ。 そうした瑕瑾も含めて山田正紀が見事に冷静な解説を書いている。提灯解説に堕せずミステリ論として読み応えがあるもので、これだけでもこの本は買い。 榎戸洋史『フリクリ』2巻。 ノベライズも随分質が上がった。これまでアニメのノベライズで面白かったものと言えば、富野由悠季の『ガンダム』のように、本編の設定を一旦壊して再構築するものに限られていたが、これはアニメの筋をそのままなぞっていながら小説として読める。読みながらアニメの画を思い浮かべて補強する必要がないのだ。それだけ表現が簡にして明瞭なのである。
持ちかえった仕事をウダウダとやるが、一向に進まない。今日はある程度で切り上げ、明日職場でやろう。ドンガバチョ曰く、「今日が駄目なら明日にしましょ」てなもんだ(←お気楽)。 長野県知事、田中康夫に決まったとか。石原都知事の2匹目の泥鰌を狙った感じが強いが、もちろん横山ノックの二の舞になる可能性も大。長野県民の英断には感服だね(^o^)。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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