無責任賛歌
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2000年10月14日(土) |
「野草」刈りと漂泊者と生ベルばらと/『あこがれの遠い土地』(トーベ・ヤンソン)ほか |
職場の周りの雑草を刈る。これも仕事か? 昭和天皇が化けて出るぞ(←植物学者で「『雑草』なんて草はない」と言った)。 今日も勤務時間超過で更に次の仕事を依頼されそうになる。しかも上司は残業手当も出ないというのに悪びれもせず「残ってください」と頼んでくる。この職場、みんながみんなワーカホリックにかかってるとしか思えんな。付き合ってられないので「来客がある」と告げて退散。
来客は実は桜雅嬢。『グラビテーション』のDVDを買ったはいいが、本体を持っていないので、ウチまで見に来たのだ。ハード買ってからソフト買えよ……と言うのは簡単だが、私も昔、まだデッキを持ってもいない頃、あのソフトがほしいなあ……とつい買ってしまいそうになったものだった。 最初に買ったビデオテープは『ザッツ・エンタテインメントPart2』『幕末太陽伝』『怪奇大作戦・京都買います』の三本。価格も今の4、5倍は高かった。学生の頃で小遣いはもうスッカラカン、その三本ばかり1ヶ月食い入るように見ていたのも遠い思い出。 ……桜雅嬢の先走りも分るんだよねえ。
マンガ、石川賢『真ゲッターロボ』2巻(完結)、トーペ・ヤンソン『ムーミンコミックス2 あこがれの遠い土地』読む。 昔のアニメ『ムーミン』を見て育った世代には、原作及びコミック版の『ムーミン』はイメージが違っていて取っ付きにくい。本末転倒なのだが、それくらいアニメのムーミンはキャラクターが生きていた。特に西本裕行氏演じるスナフキンは原作以上に旅の哲学者であり、その宇宙観は明らかに芭蕉をモデルにしていた。日本人向きなのである。 コミックのスナフキンはもう少し軽くてムーミンをからかったりもする。おおらかだが周囲の騒動に翻弄されやすいムーミン一家を導いてあげる点は同じだが。
チャンネルNECOで『ベルサイユのばら』『ルパン三世念力珍作戦』と、コミックの実写映画版を立て続けに流している。 『ベルばら』、ラストはアンドレの死までしか描かれない。でも問題なのは『禁じられた遊び』のモロパクリなこと。革命に沸き立つ群衆の中を『アンドレ!』と叫んで消えていくオスカルって……。よくこんなの作ったな、山本又一郎。この人と荒戸源次郎と西崎義展は、映画界の三大「山師」だと思う。
『ちんちろまい』ほか博多関係のHPにやたら感想を書きこむ。何燃えてんだろう、俺。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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