無責任賛歌
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2000年09月19日(火) |
塩浦さん、今度はご夫妻で遊びに来てね |
職場の上司から仕事振りに注文をつけられる。のん気にやっているので、上司の目には手を抜いてるように見えるらしい。 若いころの私ならムッとなって反論の一つもしたろうが、最近はお説ご尤もで聞き流している。上司も立場上、ヒトコト言わねばならんのだろう。それが証拠に「善処します」と言ったら、すぐに引き下がった。……普通、こんないい加減な返事をしたら、もちっと怒ってもいいと思うんだけどね……(^_^;)。
でもどうにも仕事中のウトウトぐせが治らない。もう、この年になると体が嘘をつけなくなっていて、つまんない会議だと睡魔に勝てないのだ。しかし、私も眠っているが、起きて討議している連中だって別の意味で眠っているようなものだ。「会議のための会議」に対して「下らない」と、堂々と言えないのだから。 お互い様ということで許してもらえんかねえ。甘いか。
帰宅してみると、塩浦嬢が遊びに来ている。女房と『サウスパーク』DVDやシティボーイズライブのビデオを見ていたとか。 全く、女房も次々といたいけな乙女(結婚してるけど)を悪の道(オタク道)に引きずりこんでいくものだ。塩浦嬢、早速『サウスパーク』を見に行きたい! と嘯いている。塩浦嬢のダーリンはウワサによれば「純愛の信奉者」ということだが、純愛のカケラもない『サウスパーク』に奥さんを連れて行ってあげるのだろうか?
コメディフォーラムのオタク・アミーゴスにも『サウスパーク』について書き込みをしていたら、話が横に逸れて『三丁目が戦争です』談義になっている。 この絵本と永井豪の『ススムちゃん大ショック』が、子供時代の私のトラウマになっている。現実にたくさんの人間から苛まれ、裏切られた経験もあって、私は基本的には人間不信なのだ。 でも、今日、塩浦嬢から「どうしてそんなに荒んじゃったんですか?」と聞かれて、ふと考えこんでしまった。 私自身、自分のことを、疑心暗鬼の被害妄想の、非社交的で利己的なやつだと思っているが、ではなぜ、そんな私が「芝居を造りたい」などと考えているのだろうか。確かに私の書く芝居はどれも「人の絆の脆さ」を描くものばかりだ。だが、芝居を作る、という過程において、私はメンバーのみんなを「信頼」してはいないだろうか……。 難しいことを考えていたせいでまた眠気。読んだ本のことが書けなんだが、もう寝よっと。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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