無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2000年08月23日(水) 若いって、イタいことなのよん/『エノケンと呼ばれた男』(井崎博之)ほか

 一日遅れで書くのが定着しつつあるな。
 いかんいかん(笠智衆風)。

 書類仕事を家に持ちかえったのでどうも気分が優れない。
 普段は仕事は仕事、家庭は家庭と切り換えた生活をしているのだが、たまにそれが崩れる。
 そうなると私の神経は弱いもので、どんなに昂揚した気分のときでも、途端に劣等感に苛まれて落ち込んでしまう。
 ……たかだか原稿用紙一、ニ枚程度の仕事でもそれだ。
 なぜかってぇと、オノレのドへたくそな字を見るのがとことんイヤなのだ(私の字は「裏」のマンガ『環の事件簿』を参照のこと)。
 日記も昔から何度もつけては頓挫していたが、理由は同じ。
 この日記が続いているのは自筆でないおかげである。
 科学の進歩に感謝(はあと)。

 井崎博之『エノケンと呼ばれた男』読む。
 エノケンが戦後すぐ、笠置シヅ子と競演した舞台に『舞台は廻る』というのがあるが、先日見た久生十蘭原作の映画の題名が同題なのはここからパクったもののよう。舞台版の作者は菊田一夫。よく問題にならなかったなあ。
 更にモトネタは『オペラは踊る』か。

 マンガ田辺節雄『続戦国自衛隊』1巻。まさかと思ったが、本当にあの半村良の『戦国自衛隊』の続編。このマンガのために新しく原案を提供したらしい。意外に脚本がしっかりしていて楽しめる。
 特に大谷刑部が登場するのがいい。
 この人物、ハンセン氏病だったというだけで、数年前までは殆どの時代小説、ドラマの中で「なかったもの」にされることが多かったのだ。存在を消去されるほうがよっぽど差別だろうに。

 今日もまた晩飯はリンガー。注文したのも同じ皿うどん。麺がこげて香ばしくなっているのが好きなのである。
 女房が私の二十歳のころのアルバムをメンバーのみんなに見せた話をする。
 昔の彼女の写真を貼って、いちいちキャプションをつけているのだが、これがもう『クレヨンしんちゃん』の「ミッチーとよしりん」そのまんまの超ラブラブビーム発射しまくりのバカ丸出しものなのだ。
 細部は忘れたが、「キミの微笑みがまぶしすぎて」とかなんとか書いてたような気がする。
 もちろん、後で読み返して笑うためにやっていたのだ。
 さすがは20歳の私、恥も外聞もない(^_^;)。
 女房の話によると、男性諸君は読んだあと、エラくイタい表情で返したそうだが、何か身につまされでもしたのか?



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