無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2000年08月07日(月) 胃袋には限界があるのだ/『江戸幻想文学史』(高田衛)

 朝、妙な夢を見る。

 髪が異常に長く伸び、しかも脂っこい。慌てて床屋で切ってもらうが、すると、頭に大きな活断層と、ハゲが随所にあることがわかる。
 仕方なく映画を見に行くが(なぜ?)日本映画なのにワーナーのマークが映し出され、バッグス・バニーが出てくる。こいつ、目が空ろで体が異様にだぶだぶ、しかもダフィー・ダックの声で喋る。実はバッグスがダフィーを食っていたのであった。
 ……何じゃこりゃ?
 女房に話し、どんな意味があるのかな、と聞く。
 女房曰く「つまんない。もっと面白い話、聞かせて」
 ……いや、俺は夢の話をしているのであって、「たのしいおはなし」をしたいわけではないが。

 高田衛の『江戸幻想文学史』を読んでいると、丁度滝沢馬琴の夢の話が紹介されていた。地獄の存在を疑っていた馬琴が、三月十八日(観音の御縁日)、死んだ友人に地獄を案内される夢を見て、初めて信じるようになったと言う(夢に見たことは全て実在、という発想はF・ブラウンの『発狂した宇宙』にもあったな)。
 楽しい考え方ではあるが、実際に夢が全て現実化したら、『うる星やつら4』のように、世の中全ては発狂し、戦争でも起こさねば収拾がつかなくなるだろう。
 冗談めかして書いているが、戦争が集団の幻想によって生み出されることは先の戦争が証明して見せた通り(大東亜共栄圏ね)。
 馬琴もやはりどこか狂っていた人なのだな。

 昼から外出、ローソンで塩浦夫妻のために舞台『トランス』のチケットを購入。少し後ろだが概ね真中の席。それほど叱られずにすむであろう。

 「カルビ大魔王」で昼食。
 私はロースは殆ど食わんが、女房はロース一筋である。追加を注文したところ、信じられないくらいの山盛り肉が運ばれてきた。
 昨日、ホークスが五点差以上で勝ったサービスとやらで、料金半額、食い放題だとか。でも、山盛りで持ってこられてもなあ。
 この店の親父、相当嬉しかったのだろう。
 女房「食い切れん」と悲鳴を上げるが、結局全部平らげる。自分で食っておいて「腹が痛い」と呻く。なら食うなよ。

 夜、『やかまし村の春夏秋冬』『ギルバート・グレイプ』の二本、シネリーブル博多駅で。脚本も演出も、どこか甘い。

 マンガ『ヒカルの碁』8巻を購入。ジャンプマンガの中で、唯一ハマッているマンガ。今日はこれを読みながら寝る。



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