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■ 遠い海の向こうの。
わたしはよく、不義理をしてしまう。
どちらかというといつも義理堅すぎて真面目すぎて、勝手に苦労をしてしまう反面、ぽいと冷たくひとを裏切るところがある。
まぁ、仕方の無いことだと思って忘れるほうが、健康的かもしれないのでそうする。もっともうまく色んなことを忘れられたことがないが。
一方で、ひとに忘れられることはよくある。今回も、いちばん忙しいところに行かなかったから忘れられるし、わたしの労力に関しては礼すら言われないだろうな、なんて思ってしまう。 そういうこと、たくさんあったな。打ち上げに呼ばれない、なんて一度や二度ではない。 労力が報われたことが少ないのは、アピールが器用にできないから。
でも、仕事の質さえよければ、っていつも思ってしまう。 それだけでは、ほんとうはダメみたいだけど。
いつか、報われるのかな。
吉田篤弘のフィンガーボウルの話のつづき という短篇集に、6月の月放送局というラジオ局を、どこかの遠い島でたったひとりでやっている女性が出てくる。深夜のラジオでその静かな声を拾った旅する主人公は、彼女の居場所を探し当てて訪ねる。
この物語が、わたしはいちばん好き。
島の真ん中。 月が海面にぽっかりと浮かび、深夜の静かな声が電波に乗って飛ぶ。
小笠原の、夜の海の静かさを思い出した。 ほんとうに、愛すべき場所だと思った。
2008年02月21日(木)
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