あふりかくじらノート
あふりかくじら



 物語。

思わず涙がにじみ出てきそうな、メールをもらった。
以前の仕事の先輩からだ。

この日記もブログも読んでくださっている。

先輩といっても、メールのやり取りだけで、ほんとうは会ったことが無い。
前の仕事は、基本的にひとりずつ交代でやるもので、引継ぎというのもない仕事だったからだ。(第一、彼女はわたしの何代か前だったけど)

でも、彼女はわたしが以前とても辛かった日々に、ものすごく心の支えになってくれたひとだった。
彼女の残した書類でさえ、わたしは自分自身のお守りみたいにしてとっておいたくらいだ。(ストーカーみたい・・・)わたしは、それくらい孤独だったのだ。


わたしはわたしにできる限りのことをする。

自分という物語の主人公は、自分なのだよと誰かが言っていたけれど。
だから、負けそうになる自分も認める。
やる気みなぎる自分をプッシュする。


こうしてネットで色んなことをしていると、ときどき誰かから届くメールがほんとうに心をほぐしてくれる。
もらったメールで泣いたことも、何度もある。

こころはまだ、修復されていないのを感じる。
瞬間的な激しい怒り、憎しみ、孤独、哀しみ。無いものを嘆き、ひがみ、他人を責める。

今年は、そういう精神の壊れたところに、きちんと向かい合いたい。


ラヴェルの
「亡き王女のためのパヴァーヌ」を聴いている。

もちろん、フジコ・ヘミングの演奏だ。
彼女のピアノしか、ほとんど聴けなくなっている自分がいる。ってことを書くと、またか、っていわれそうだけど。

この曲。

ものすごく静かで、音の間に小さなひとつの物語がある。
たったひとりのための、物語。

どうして、こんな曲が描けるのだろう。
この音たちの間に、物語をこめることができるのだろう。

2008年02月18日(月)
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