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■ 徹底的かつ個人的リセット。
ジンバブエからあわてて送った荷物が続々と届いている。さすがのDHLである。早いものだ。何箱送ったのかすら忘れてしまっているくらい現実から浮遊したわたしのもとに、実務的流通業界は黄色い箱を届けるのだ。いくらあて先の番地が間違っていても。(変わっていたのを知らなかったのだ)
さすがにそれらの箱につめられた書類や本、多少の衣類、大量の民芸品等は、いまの実家の小さな部屋にはとてもではないが入りきらない。まだスーツケースの中身すらクリアしていなかったので、今日は銀行での用事を済ませたあと、ひたすらウォークイン・クローゼットにこもって昔の荷物をひっくりかえしていた。
わたしは、なんだかんだいって手紙やノートの類が捨てられない。 少女時代のものまで、几帳面にとってある。こういうものをみると、もうこのころから物書き体質だったことが何となくわかる。何かを書きたくてしかたなくて、でもそれらが何なのかまだよくわかっていなかったのだ。 たくさんの交換日記や手紙。引越しのたびにそれを持ってきていたのだと思うと、すごい。わたしは、生まれてから今までの人生、少なくとも三年に一度は必ず引越しをしてきたのだ。
いまのわたしは、かなり人生の中でも数えるほどしかないはずの大きなリセットの時期にある。そして、自分自身の人生のために、それらの過去を捨てることができる。 ほんとうに、わたしはここ二年間でどこか果てのほうまで来てしまって、心の機能のどこかを壊してしまって、そしてひとりになった。
というわけで、ゴミ袋(もちろん、可燃物と不燃物が分けられている。ニッポンの自治体というのはすごいのだ)に次々と詰め込んでいく。
今日、二十年以上前のものまで捨て始めた。 こんなことは初めてだ。 でも、徹底的にリセットをしようと思う。もちろん一部は残して、あとは捨てる。そういう作業。 さよなら、少女時代のわたし。 あなたがいて、今のわたしがある。初めてアンカレジに暮らした11歳のわたし。初めての外国暮らしで、「英語がわけわからない」と書いてある日記。あれからわたしは、ずいぶん英語ができるようになったよ。
わたしはこのことを、自分の人生の中でとても大切な作業と位置づけている。
このままでは、もうわたしは生きていけないのだ。 徹底的に、何かをしなくてはならないのだ。壊れてしまった自分と向き合い。こわれてしまった人間関係についてではなく、これからの恋人との関係というのでもなく、もっと大きなことについて考える。
そしてわたしはそれを、ほんとうに個人的にこなす。 パット・メセニーを柔らかな音で流しながら。
2007年08月03日(金)
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