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■ スコールと活字。
風邪をひいた。 立派な風邪である。
熱はそれほどあがらないけれども、身体がだるく喉の痛みも激しかった。 今日は少し落ち着いていて、そしてわたしは家から外に出ないことに決め、のんびりと本を読んでいる。 少し、風邪の症状はやわらいだ。
活字中毒気味なのは昔からだ。 そして、書くほうもまた完全なる中毒。
田辺聖子の短編小説を読み、それから江国香織の短編小説をいくつか読んだが、なんとなく「まとまり」が足りないような気がして、わたしはまた村上春樹を手にとってしまう。何百回となく読み返した『ノルウェイの森』である。 村上春樹のことばをひろっていくと、自分のなかの何かと呼応してどうしたらいいのかわからなくなってしまうこともある。そして、結局は「書く」ということに落ち着いてしまう。ときに変な効用があるので、村上春樹作品には注意が必要であると思っている。
マラウィから帰ってきて、わたしはまだどこか遠くにいるような感覚を身体に残しながら、わたし自身の日常に戻る。 ひっそり焚いているお香は「ノルウェイの森」ではなくて「カナディアン・フォレスト」だ。
彼に電話し、つかの間、その声に寄り添っていく自分の心をそのまま流れに任せておく。 わたしはきっと、好き勝手に生きている。
マラウィは懐かしいところと思ったが、やはりジンバブエに戻るとこの国が自分の住むべきところだと思いはじめる。ハラレ、ショナ語。 わたしはこの国に迎え入れられ、受け入れられているのか。
何となく窓辺にパソコンを持ってきて、光のなか、床に座ってこれを書いている。明るい空。さっきまで、重たいスコールが激しく屋根を打ち付けていた。
書くことしか、わたしを世界につなぎとめておくことができない。
2007年01月14日(日)
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