あふりかくじらノート
あふりかくじら



 灯りがついているところ。

本日も例によって停電。
まっくらなヴィレッジに帰る。

コンプレックスのなかをぐるっと回る道の真ん中、池があってその脇には英国風のパブがある。そこだけ、灯りがともっている。
温かそうな灯り。

なんとなく、車を停めてからそこへ入っていった。
とてもひさしぶり。
おじいさんたちが、酒を呑んで語らっている。
この国に暮らしている、白人のおじいさんたち。
それぞれに人生がある。
農地を政府にとられたひともいる。でも、そのまま生きている。


あれこれ他愛も無い話をして、ビールを何倍か呑んだ。
敷地内なので、歩いて帰れるところがいい。
楽しく話をした。

わたしがいま、属しているコミュニティ。
いずれここを去るだろう。いままでのわたしの人生と同じように。
だからこそ、とても楽しく、「いま」を過ごせるのかもしれない。

これがわたしの生き方かな。

皆、いいひとだ。
とっても。

ほんとに、懐かしいくらい。

2006年09月14日(木)
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