あふりかくじらノート
あふりかくじら



 女として、くじらとして。

身体が空っぽになった気がする。
ほんとうに、空っぽになった気がする。

でも、それを埋めようとは思わない。

辛い気持ちがたくさん入ってくるけれど、
わたしはそれをとめやしない。


別のところで、何かが埋められている。
仕事。
ものをかくこと。


忘れようとするわけじゃない。
わたしはこの「空っぽ」を抱えていようと思う。
それが、少なくとも
いまのわたしの「最低限の幸せ」なのだ。

抱えていられること。
きつい仕事をたんたんとこなすこと。
頭をフル回転させること。
難しい課題にチャレンジすること。
愛していると思うこと。


女として、くじらとして生きる。


2006年09月08日(金)
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