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■ 雨あがり。ホワイトチョコレート。
だって、雨が降って それがあんなに大粒でやわらかかったら、 どうしてそれをかさで砕けるというのだろう。
なんでこのまちは、きらきらと重たく輝くのだろう。 雨。 雨あがり。
太陽が石の街に降り注ぎ、 もう何百年もそうしてきたように輝き、 そして風の湿度と感触が、あまりにあたりまえのように 自分の頬をなでるのだとしたら、どうしてわたしは そのホワイトチョコレート色のかさを手にできるのか。
何故わたしはこの街につながっているのだろう。
青い海の底に、雨は降るのだろうか。
知っていた? 六月ももう終わろうとしている。
2001年06月30日(土)
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