ぽあろの文芸日記

2001年02月01日(木) ひとつ屋根の下

  山ひとつ乗り越えて来し妻のためタオル贈らん宝石でなく

妻と久しぶりの外食。
ここのところ互いに何かと忙しかったので、気晴らしもかねて。
昼間のうちに、会社近くの雑貨屋に入る。
なにかちょっとしたプレゼントを、と思い探す。

キレイなもの、高そうなもの、飾れるものに
目が向いていた独身時代と違って、
かわいいもの、安いもの、使えるものに目が行く。
選んだのはクマの柄のタオルを2枚。
妻がどんな風に使うかを想像しながら。

外食先に選んだのは、ラーメン屋。
かばんからプレゼントを出す。
喜んでくれる妻。
二人で食べるラーメン。

なんだか、のんびりとした夜。
デートが終わり、帰り道。
離れ離れに帰らなくていいんだ、と二人で喜んでみたり。
当たり前のことを、改めて実感できた一夜。

  同じ星眺めなくても気の通う二人になれりひとつ屋根の下


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