ケイケイの映画日記
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2005年12月26日(月) 「2005年・年間ベスト10 欧米編」

では欧米編にお付き合い下さいませ。

1  海を飛ぶ夢
2  ミリオンダラー・ベイビー
3  エイプリルの七面鳥
4  エターナル・サンシャイン
5  サイドウェイ
6  キングコング
7  ハリー・ポッターと炎のゴブレッド
8  チャーリーとチョコレート工場
9  イン・ハー・シューズ
10 ダーク・ウォーター

「海を飛ぶ夢」は、主人公ラモンの人間としての知性や魅力を感じるにつれ、彼の境遇を思い生命に対しての人間としての誠意とは?を感じました。ラモンが空を飛ぶ夢想をする場面は圧巻で、寝たきりの障害者を描き、お涙頂戴ではない、人間の尊厳を問うスケールの大きな作品。

「ミリオンダラー・ベイビー」は、オスカー受賞作は疑問符がつく場合が多いですが、文句なしの素晴らしさ。イーストウッドは100才まで生きて映画を撮って欲しいと願った作品。

「エイプリルの七面鳥」は、たった80分ながら見事にストーリーや人物が整理され、見終わったあと家族について深く考える自分がいました。1月に観たのにまだまだしっかり覚えています。

「エターナル・サンシャイン」は、人の記憶を巡り、才人ミッシェル・ゴンドリーの脚本が切なく愛しく冴えた作品。おふざけのないジム・キャリーはとてもハンサムでした。

「サイドウェイ」は、バージニア・マドセンのセリフに、これからの人生を私も味わい深いものにしようと誓った作品。軽く観られるのに深く心に残る作品。

「キングコング」は、ハリウッド大作はこれでなくちゃ、と心底嬉しかった作品。ピーター・ジャクソンは追いかける価値のある監督だと、今更確認。

「炎のゴブレッド」は、シリーズで一番好きな作品。大人の階段を上り始めた3人の今後にも期待させます。

「チャーリーとチョコレート工場」は、変で切ないティム・バートンの華やかな復活が嬉しかったです。

「イン・ハー・シューズ」は、使い古された普遍的なテーマほど難しいのに、作り方でまだまだ感動させてもらえると確認出来た作品。カーチス・ハンソンもやっぱり追いかけたい監督です。

「ダーク・ウォーター」は、ジェニファー・コネリーの好演と監督サレスの思いがぴったり合致し、味わい深いホラー作品となりました。

こうやって並べてみると、自分の好みが一目瞭然ですね。微妙に大作や話題作からはずれていますが、概ね世間一般のベストテ10からは大きく外れていないラインナップかなと思います。やっぱり一般的かな?

今年は子宮筋腫が発覚し手術のドタキャンなど、自分の気持ちを落ち着けるため、日記にアップさせてもらったところ、掲示板やメールでたくさんの方から励ましのお言葉をいただき、本当にありがとうございました。ネットのつながりというと、マスコミなどでもネガティブに扱われることが多いですが、私のように励まされる人も多いはず。映画を通じて自分の視野が広がったのを感じ、これも読んで下さる皆様のおかげと感謝しております。

来年も新作旧作拘らず、でも劇場鑑賞中心で出来るだけ観たいと思っております。今年は102本観て3劇場の年会費4000円を含んで84310円で単価約820円、交通費合計19290円で、合計103600円で映画に使う年間予算12万円は黒字でした。交通費を含む一本単価は1006円と、ちょっと1000円オーバーでした。来年は1000円切るように頑張りたいです!

それでは皆様、良いお年を。来年も「ケイケイの映画日記」どうぞご贔屓にお願い致します。


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