♀つきなみ♀日記
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2005年04月15日(金) |
献血供給事業団とは何か?@輸血用血液、2度の到着遅れ |
やっと初任研修も終わったけど、花見にも行けなかったつきなみ♀です。でも、花粉症が少し楽かなぁ、ぐらいが唯一の朗報っす。皆様、10日間のご無沙汰でした。
それはともかく
輸血用血液、2度の到着遅れ…献血供給事業団で先月 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050415-00000205-yom-soci Yahoo newa(読売新聞) - 4月15日13時36分
って記事で、ざっぱにまとめると、病院から緊急に血液を送って欲しいって連絡があったのに、1件は搬送職員が居眠りをしてて、届かなくて、もう1件は、製剤を誤って運んだって間抜け以前の問題なんだけど、じゃ、献血供給事業団っていったいなんだんねんって事なんだよね。
「事業団」名前自体が、なんだか元々省庁の部局か、日本赤十字社の外郭団体かなんかが、独立法人にでもなったんじゃっないかって、誤解を与えるけど、これがまた、例によって、「公益法人」と呼ばれる財団法人さまなんだよね。
しかも、この「献血供給事業団」ってのは、筋金入りって言うか、設立時点からある意味日本の「公益法人」あるいは、政治権力がらみ法人の代表みたいなもんなんだよね。
前提として断っておくけど、職員さんたちは使命感に燃えて奉職されていらっしゃる方も多いと思うし、現在は東京大学との共同研究となっている、臍の緒っつか臍帯血研究に道を開いた研究者様達には敬意を払うことにやぶさかではない。研究費は正論だけじゃ、確保できないのは私も同じだし。
でも、やっぱへんてこりんなんだよね。
東京で暮らしていると、献血供給事業団の緊急車がサイレンを鳴らして走っているのを見かけたことのある人も多いと思う。早い話が、手術等に必要な血液や血液製剤を医療機関に届けるのが一番の仕事なんだけど、じゃ、他の都道府県はどうかと言えば、これは日本赤十字の血液センターがやっているんだよね、ほとんどは。
はぁ?って思われる方も多いと思うけど、献血供給事業団は配送を赤十字から受託している構造になっているんだよね。
じゃ、何時からかって言うと、私が生まれるずっと前の、
昭和42年財団法人献血供給事業団設立・専務理事・名誉理事長・理事長を経て平成2年7月会長就任
って某国会議員さまの経歴に、燦然と輝く記載ある、
じゃ、某さまはどなたかと言えば、自由民主党群馬県連合会会長にして、衆議院議員群馬二区を地盤にする、笹川尭(たかし)先生なんだよね。
じゃ、笹川尭さまって何者かって言えば、前のモーターボート連合会&日本船舶振興会(現・日本財団)の理事長にして、日本のドンと呼ばれた、笹川良一様の御子息様なんだよね。ちなみに、そのまた息子の笹川よしひろ氏は41回、42回の衆議院選挙で連続落選してる。って関係ないけど。
そして、弟の陽平氏が現在の日本財団の理事長なんだよね。
献血供給事業団自体も、笹川尭先生の選挙がらみで、1995年には派遣していた政策秘書に支払っていた給与が、笹川事務所の経費に流用されて新聞沙汰になり、その際に、過去の選挙まで遡って、職員を選挙に派遣常駐させ、交通費やめし代まで、経費で支出していたことがばれて、大騒ぎになった。
ちょっと、今の感覚だと、そんなことがあった財団が、実質創立者の理事長様が交代することもなく存続していること自体が奇異なんだけど、それを言うなら、競艇の売上を文句も言わせず3%吸い上げている日本財団の理事長が、世襲だってとこで、何をかいわんやではあるんだよね。
ふぅ。
だったら、せめて、世間に頭を低くして、今回みたいな問題を起こさないように、せめて受託している業務をしっかりしておきゃ、以前のことまで思い出す奴はいないのに、これまた、今回が最初じゃ無くて、去年も遅配や誤配が頻発して問題になってるんだよね。
ハッキリ言えば、この財団の職員さんは2分してしまっている。使命感のある人達と、政治がらみの坊ちゃん嬢ちゃん採用者に。
成り立ちはともかくとしても、ここが大きな問題になってきていて、人命に関わる信じられない問題を頻発するようになっちゃてるんだよね、現実問題として。
う〜ん、この事ももう少し書きたいんだけど、今から懇親会なんで、次の機会に。
じゃ、またね!
テキスト庵
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