2004年09月24日(金) |
【NY発】ニューヨーク・フィル |
【New York Phillharmonic】 指揮:Lorin Maazel ヴァイオリン:Maxim Vengerov
メシアン/交響的瞑想「忘れられた捧げ物」 メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲作品64 ベートーヴェン/交響曲第7番
メンデルスゾーンが聴きたくて選んだ公演。 マキシムがすごかった! 天才肌の演奏家、というのが第一印象です。 「どうだ!まいったか!」みたいに弾くけれど、(笑) テクニシャンというだけではなく、 色彩豊かで、表情や動きのあるとても面白い演奏。 音色の変化が豊富で、ppからffまでの幅が広く、 最初から最後までワクワクしながら聴きました。
ニューヨーク・フィルはというと、 これまたすごいですね〜。 テクニシャンの集まりというか。 非の打ち所のない演奏家集団というか。 とにかく「うまい!」としか言いようがない演奏でした。
ただ、あまりの巧みさに感動はするけれど、 それが音楽的な感動に通じているかというと、 そうではなかったように思います。 私はもうすこし歌心のある、 音色に含みを感じる演奏の方が好きかなぁ〜。 内田光子の演奏会で得たような感動を味うことはできませんでした。 まぁ、あの演奏会は私との相性がよすぎたからで、 あんな感動は一生のうち何回味わえるかなのだろうけれど。(^-^;A
それにしても、ほんと巧かった!! バリバリの演奏を聴かせてもらいました。 聴き応え十分の演奏会で、行ってよかった〜! 惜しむらくは、ホールの音響の悪さ。 マキシムの演奏、いいホールで聴いてみたいなぁ。 協奏曲であの音響は、ソロ奏者にちょっとかわいそうかも。
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