2004年09月19日(日) |
岩田順子 特別集中公開講座 |
今日は午後1時から夜10時まで順子先生漬けでした。 1時から4時半までは公開講座。 それ以降は、いつもの仲間で和声(作曲)やピアノのレッスンです。
講座内容はベートーヴェン悲愴ソナタ全楽章のアナリーゼ。 和声分析は、以前より難しさが増してきて、 ここが私にとっての大きな一つの壁かな・・・という感じです。 属9の和音に慣れなければ。(^-^;A この和音を特徴づける音をはっきりと認識できるようになると、 演奏が一段とよくなる気がします。 これをどうも見逃してしまう・・・・。 今後身につけていきたい課題のひとつです。
また、今回以前からきいていた「循環動機」というものが、 具体的にどういったものなのか、はっきりと認識することができました。 実は「循環動機」と「浸透動機」の違いがいまいちわからなかったのです。 浸透動機についてはドビュッシーでたくさんやっていたのですが、 循環動機についてはそれほどやってきていなかったので、 その違いが言葉の説明だけでは、ものわかりの悪い私には・・・。(^-^;A ということで、そのことがわかりちょいとすっきりしました。
それにしても循環動機ですらなかなか見つけられない私って。(T-T) 言われれば「あぁ〜本当だ!」となるのですが。 「どこにあるか探してごらん」といわれると、なかなか見つかりません。 全楽章を通して、なんとなく一貫したものがあるように感じるものの、 「ここは第1楽章のどこどこから・・・。」なんて、 ひとつひとつを細かく見つけていくのは、 今の私にとってはまだまだ至難の技です。 特に、全楽章通してなどといったら、 どこでどのような動機が使われていたのか、という記憶力が必要です。 たぶんひとつひとつの動機に対しての認識が甘いんだろうなぁ・・・。 だから記憶してない。訓練せねばっ!
講座後のレッスンは、ショパンのノクターン作品48の2をみていただきました。 11月に千葉ぱるるで演奏する予定の曲です。 最近までモーツァルトのソナタにするつもりで練習していたのですが、 母校の講座を聞いて以来、あのホールでスタインウェイを弾くなら、 ピアノという楽器を生かした曲がいいなぁと思うようになりました。 ということで、やっと曲が決まり最近練習しはじめたばかり。 まだ、どう弾きたいのか?というのがかたまってきた段階で、 それを音にするまでには至っていなかったのですが、 本番前にどうしても見ていただきたく、 レッスンしていただくことにしたのでした。 ここでもやはり見逃していた属9の和音がありました。 見ていただいてよかった〜!
レッスン後「いいじゃない。センプレヴィーヴォで弾く?」と言われ、 ちょっと嬉しくなっちゃった私。 やっぱり私は褒められて伸びるタイプだわ・・・と、 すぐその気になってしまいました。(^-^;A ここのところピアノの響きを生かした演奏が一貫したテーマになっているので、 もっとショパンをやりたくなっていたところでもあります。 千葉でこのノクターンを弾いて、クリスマス会では他のノクターンを。 来年のセンプレ・ヴィーヴォではこのノクターンと、 クリスマス会以外のノクターン(作品48の1になるかも)を弾こうかな。
自分の中に一貫したテーマがあると、練習にも励みが出てきます。 ここのところテクニック的なことばかりがテーマだったので、 テーマが変わってちょっと嬉しい♪ その時期その時期の一貫したテーマは、 わざわざそう決めているわけではなく、 いつの間にやらそういうことばかり考えている自分がいて、 という流行みたいなものです。 こういう流れを大切にしていきたいなぁと思っているので、 しばらくは「ピアノの響き」をしっかりと認識してやっていきたいです。 こうしてみると、母校の講座が私に与えた影響は大きいなぁ〜〜。 3日間ぶっつづけで大変だったけど、行ってよかったぁ。
・・・・・もう一つ陰のテーマは、属9か・・・(T-T)
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