想い出の樹

2004年07月17日(土) 流さない(ハノン)

最近マルカートでの練習がいかに大切か実感しています。
レガートだと指が流れてしまう・・・。
私の場合、指が勝手に先に動いてしまうのです。
ということで、どんな曲を聴いても前のめり。
伴奏、連弾にしても、ソロにしても、
ビデオで確認すると、すごく前のめりに聞こえる。
なぜかなぁとずっと思っていたのでした。

ここ数ヶ月、メトローノームに合わせ、
マルカートで流されないよう、
平均に16分音符を入れて練習するように心がけていました。
先日のホームコンサート。
グループレッスンのステージ伴奏を聞くと、
今まで前のめりでテンポが速くなりがちだった伴奏が、
落ち着いたテンポで演奏できています。
それはソロにも言えることで、
ハノンでのメトロノームをつけての練習って、
こんなに重要だったのかと驚かされました。

それにしても、子どもに基礎練習の重要性を伝えるのって、
すっごくすっごく難しい・・・。
私も子どものころキライだったし、
先生にいくら説明されてもピンとこなかったなぁ。
「すごく弾きやすくなった〜!!」という実感を体験しないと難しい。

この基礎練習って、適切な動きを学ぶだけでも神経使う。
でも、神経を使って集中して練習しないと、
せっかく基礎練習しても無意味な時間になってしまうんだなぁ。
私も30過ぎてやっとこさ、
基礎練習って楽しい〜って思えるようになった。(^-^;A

ピアノって、着実に着実に一歩一歩が大切な楽器だなぁと思う。
大人になって、少し着実にってことができるようになってきたかな。
子どものうちは、それって難しいよね。
でも、私は負けない。(笑)
家での練習ができていなくても、
週に1回のレッスンで15分くらいかけてやるだけで、
かなぁり違うもの。
一緒に基礎練やろうね〜〜〜♪

♪おまけ♪

モーツァルトは基礎練習のようなもの、全くしなかったそうです。
でも、コンサートのための曲を一日中練習しまくっていたらしい。
ピアノに向かう時間が少なければ少ないほど、
基礎練習というのは効果的なのだと思う。
一日中ピアノを弾いている人には、基礎練習って必要ないのかも。(笑)


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中嶋 [HOMEPAGE]

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