彩々

2003年06月16日(月) 薄曇りの月曜日

降ったり止んだり。
今年の梅雨は、いつになく気まぐれ。
というより、
しとしと雨を望む私の心がそう思わせるのか。
少し立ち止まって休みたい。
最近の私は、そんなことばかり考えてる。

どうして私じゃなきゃダメなの?と彼女が聞く。
どうしても、といつものように私は答えるけれど、
いつものように彼女は納得しない。
理屈じゃないのに。と心の中でつぶやく。
言葉が少なすぎる、と彼女は言う。何考えてるのかわからないと。
あなたにはちゃんと気持ちを伝えたいから、
適切な言葉がないときは沈黙が一番ただしいと思う、
とたどたどしく伝えても、やっぱり納得しない。
ただ、
今まで、わからない、とか何となくで済ませてたことが、
いかに多かったかを知る。
生まれて初めて、私は真摯に言葉と向き合う。

寂しがりを言い訳に、
色んな人のやさしさに甘えて生きてる私は、
彼女なしの時間をそこまで持て余したりしないけれど、
彼女の不在が常に、生活のそこここに色濃く息づいてる。

距離を感じるのは、
独りの寂しさじゃなく、メールや電話でのすれ違い。
明日はやっと会える。


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喬(きょう) [MAIL]

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