NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 春来る?

最初にお願いがあります。私の日本の携帯電話に電話するときは、日本時間で朝の時間帯にお願いできますか?それと、私日本の携帯に出なくてもショックがらないでください。音が非常に小さく、また、壊れやすいため持ち歩いてすらいません。メールも数日後に届きます。(なんといってもLG製なので)
 現地の携帯の番号は「607−229−2886」です。急にどうしても話したくなったら、そちらへなんとかがんばって国際電話書けてみてください。普通にPCメールは大歓迎です。

 今日も少し日常と、時事と、ご依頼をネタに。

 さて、四月半ばも終わろうとしているある日。一向に暖かくならないんだがどうしたことだろう、と思っていながら部屋を出る。

 私の部屋の窓は小さく、また、建物の形状上袋小路の底辺の側面に位置しているため、空も地面も風景も確認することができない。日差しが嫌いな私にはもってこいだが、部屋を出てエレベータの前まで行かないと天気が確認できない。

 ふー。今日もまた、色々雑用抱えて帰ってくるんだろうな、と思って外を見ると一面銀世界。ヲイ。ちょっwおまっ!wwさすがに引きましたよ。セーターに軽いジャケットで出ようと思ったら、吹雪。大雪。急いで戻って靴をブーツに。ホッカイロ・手袋・水色の防水コートに装備をかえます。もう遅刻とかいってられない。(そうです、私はいつも超ぎりぎりにしか部屋を出ないんですね)

 私の通学路は一変してこんな感じになりました。

 アメリカ人に是非聞いてみたいんですが、日本語だと「春がきた」っていう表現は、彼女・彼氏をゲットすることを意味したりしますよね。どうなんでしょう。今度聞いてみよう。訳すとどうなるんでしょうね?Spring reaches him? Spring comes to her finally?とかそんな感じ?has come(完了形)とかにしたほうがいいんでしょうか?調査をお待ちを。

 ところで・・・。ニューヨークにいた頃みたことある学生やOLの人はレストランにいくにしてもおしゃれをしていたものです。体を覆うような厚手のロングコートを着込んではいるものの、レストランのクロークでそれを脱げば、目を見張るばかりの美しいドレスを着ていたものです。そして、それは往々にして薄手。ところがここまで寒い日が続いて、校舎の移動が徒歩で、雪道で、坂道となれば、そんな余裕も人々にはなくなるんでしょうね。コートを脱いでも下はフリース。その下にはやはりタートルネックのアンダーウエアとなるわけです。そして、レストランに行こうと変わらなくなる。田舎はこうして田舎者を養殖する訳か、と思った。ま、私はいつでもどこでもボロボロなので関係ありませんが。


 この調子じゃ早く帰って、家でニコニコ動画をあさるしかないなーって思っていますが季節柄(学期末)図書館でプリントアウト祭りをする用事をしてから帰宅することになりました。まだまだこんな感じ。
 
 さて、バージニア工科大について日本からは問い合わせが、教室では話題が持ちきりでした。世の中狭いなーって思うのは、私のクラスメート(いつも隣に座る<席が固定されてるんでね)の友達がバージニア工科大にいるらしいです。ま、そいつは無事だったらしいですけどね。それと、学長からメールが来ました。みんな助け合って生きているんだから困ったことがあったらすぐに相談だぞ、っていう内容でした。課題を減らしてくれるか?私をいじめる中国人TAを首してくれるか?寮のキッチンをさっさと直せ、私のいる建物のカフェテリアさっさと直せ、っていうか学校の北と南をつなぐ橋と図書館の工事一年以上も延長している件について、など色々私をテロリアンにさせる動機はあるが、相談しても無駄なことばかり。火病持ちじゃないだけ感謝して欲しい。

 ところで、今度、数回にわたって学習と女性のキャリアアップについて書いてみたいと思います。こうご期待。去年の恋愛三部作(下記)に続く皆さんにおもしろがってもらえる物にしたいものです。というわけで事前にご意見ご感想をお待ちしています。送って下さった方にはもれなくつまらないグッズが送りつけられます。

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『考察!男運の悪い女』:http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=8669&pg=20060330
『結婚の条件』:http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=8669&pg=20060323
『浮気されないための経営戦略』:http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=8669&pg=20060614



2007年04月18日(水)



 意味不明な出来事

本日、意味不明なことが。
たまにはコラム的なものじゃなくて、日常を。(機嫌が悪いので漫画を探すのは今日はやめ。)

 ま、ご存知のように私は外国の山の中で暮らしているのですが、静かな生活かと思いきや意外と乱されることも多い。今日は特に怒り心頭なことを。

 土曜日の昼下がり。12時過ぎとあって、大学院生もみんなは寝静まっているわけです(笑)私も寝ていました。ただし、1時30分から少しだけ用事があったので起きなくちゃなーっと思いつつも読書を。


 すると隣の部屋でビービービー!という煙感知器の音が。どうしたことだろう、ますぐに止むだろう、と思っていたのですが、今度は激しいノックの音。コンコンコンコンッ!コンコンコンコンッ!この時間騒いで良いと思ってるのか?昼の十二時だぞ。全員寝てるかデートに出かけてるかどっちかだ。

 と思って仕方なく、パジャマを着替え、短パン、Tシャツ、フリースで廊下に出てみる。すると私の隣の奴の部屋からもうもうと黄色い煙が。そして、煙を発するコップを誰かがキッチンへもっていって水をかけている。

 すると、四階に住んでいるインド人の友達(余談ですが彼は相当お金持ちの家っぽく、ハイドロバードに行ったときも運転手付きの車で私たちの顔を見に来てくれた)や同フロアの人があつまり、なんだこりゃ?という話をしている。

 どうやら、ハムやらマリファナやら、そういう系の草そのものをまとめていぶすものらしい。(君たち本当に詳しいね。)

 いや、別に、マリファナくらいどうでもいいんですよ。害もないらいしし。ただ税金がかかってるかかかってないかの違いでタバコよりも安全らしいし。よくしりませんが。NYにいたころはコロンビアのMBAなんてほぼ全員愛用しているよ、と聞いたものです。

 んで、しばらくして、寮を管理している大学院生協会みたいな人が上のフロアからやってきて、どこかに電話してる。もぉいいじゃんよ、と心の中では思ったのですが、その空気の読めないネパール人の女はあろうことか警察まで電話してまして。その警察が「火災報知器を鳴らして全員避難しなさい」と指示したらしいです。おかげで、寝ぼけまなこでか、シャワー中かのセクシーな格好ででてくる人ばかり。私もそのままマイナス三度の外気にでることになりまして非常に寒い!しかも、次の予定を延期しなくてはなりませんでした。

 気をつけろよ、くらいですますつもりはないんでしょうか?こういうときに、空気の読める人がいると助かるんですが、やっぱり隣人が空気が読めない人が多いのは日本が例外じゃないようです。ネパールの隣国ってどこ?インド?パキスタン?ご愁傷様。

 しかし、悲劇はその後!

 しばらくして警察官とのミーティング。警察が帰った後、フロアの人たちが集まるように指示を受ける。「キッチンと廊下の壁が非常に汚れてしまったのだけど、これをなおした方が良いと思う人?」

 そりゃ、私もそう思ったので手を挙げましたよ。後でメーリングリストでも賛否が問われたので全員賛成。

 ところがだ!!!

壁やカーペットの塗り直しに一人頭1100ドルくらいの負担が必要なようです。みんなが寮に納めた敷金から充当しますのでよろしく

 はぁ?(゚∀゚;)っておい!だってあんた5月に卒業する奴もいるわけだし、後一年いる人だって夏休み中はでていかなくちゃいけない。その前に、なんで俺らが金を出す話になるわけ?不思議なのは、金の話をする前に採決をして、勝手に10万以上を使うとはどういう事だ?誰も何も言わないの??っていうか、煙を炊いたまま外出したそこのダニエルとか言うアホから金取れよ。なんなら私が追い込み方を教えてやっても良い。腹が立つのでそいつの部屋のドアの写真を晒しておこう。



 意味が分からない旨をメールして(「金額先に言うべきじゃん?ダニエルから引っ張れよ、っていうかもう出るんだから放っておこう」)も、帰ってきた内容は、「いや、わかるけど、どうせダニエルからは金取るのに時間がかかるし(努力はするけど)、他に誰も文句はきていないの。不便は理解してもらえると嬉しいわ

 ネット回線一ヶ月5G以上はしっかり金を取り(私の負担は毎月2万円以上だよ)、事務所も2時から7時までしか開いてないくせに。ランドリーはどんどん値上げする。その上、事故が起きたら弁償は全員で?

 意味不明な自治のシステムに腹が立ちまくっております。


 せっかく、うちにアルフ君が日本から駆けつけてくれたのに、もう二人をこんな目に遭わせてしまうなんて、意味が分からないし、預けたデポジットは一人じゃどうにもできないし・・・。(写真の両脇の小さい子たちが日本からきたアルフ。アロハシャツが特に可愛い非常に機嫌が悪い。誰かもっと反対しようよ。頼む。

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2007年04月15日(日)



 Eating Alone

 タイトルの元ネタに気づく人は恐らく誰もいないと思いますが、そういう超マイナーな所に呼びかけるのも当店のコンセプトの一つなので、ご容赦下さい。

 日本語に訳すと「ひとりぼっちの食事」といったところでしょうか。今日のテーマはこれ。

 今日、講義が9時半に終わって、一緒に授業を受けていたインド人の人とスーパーにいったんですよ。めちゃくちゃ野菜を買い込んでる辺り「さすがインド人だな〜」なんて思ったんですが、聞いてみると、みんな同じアパートに住んでいるんだとか。みんなそれぞれ妻子を残しているのに女の人も男の人も5人くらいで大きなアパートに住んでいるらしい。面白いな。リビングに集まって、国に残した自分の妻や夫の愚痴なんかこぼしたりしていたりして・・・。
 でも、楽しそうですよね。毎日当番で御飯を作っているんだとか。

「kiyoも今晩うちによっていって食べにいかないか?」

 なんて誘われたんですが、
「いや、雨も降っているし、また今度ね。ありがとう」

 と丁重にお断りをしたんですよね。基本的に引き籠もり出身なので、とても親しい人以外、お誘いには乗らないのですね。ニートはどこに行ってもニートということでしょうか。(英語で話すのが嫌だ。コリアンダーやサフランの香りの料理はもう食いたくない。インド人のボディタッチが怖い。etcといくらでも他に理由は挙げられるが)

 かといって、自室に帰っても、何をする訳じゃないんですね。はは。先週末NYCにいっていた期間を除けば、考えてみると誰かと夕食を食べたこと、ここ三週間ないかもしれない。しかも全く不満はない。むしろ自分の料理がうまいといつも思う。特に昨日のステーキはうまかった。一枚800円くらいのものを奮発しただけある。癖にならないように気をつけよう、って思うくらいうまかった。これよ↓

 んで、今日も、もし誘いののっていたら今頃、野菜だらけのっていうか野菜オンリーの食事をインド人五人たちとつついていたんだろうか。あの人たちのことだからビールなしで延々と騒いで踊るんだろう。ヒルタさんも見習って欲しい。なんて考えながら、今日のメニューは、kiyoちゃん特製ドレッシングのサラダと、ガーリックチップを多めに作ったあとで、チキンとタマネギをオリーブオイルと、バルサミコ酢と、鷹の爪で炒めたものでした。(醤油を少し加えるのが隠し味だ)それがこれ。↓

 やっぱり、帰宅した後の料理は色々、リフレッシュできますよね。今日一日を振り返り、食事の時に見る映像(最近は『攻殻機動隊SAC2nd』か『プロフェッショナル〜仕事の流儀〜』にはまっている)をどれにしようかと考え、食後のお茶にも考えを巡らせる。そして、メールの返信内容を頭の中で考え、翌日の準備内容も考える。そうこうしているうちにだいたい御飯も炊けるし、料理も終わる。所要時間20−25分

 色々人間には欲があるそうですが、食欲は大切よ。山の中ではこれだけを楽しみにい生きている。でも、今日これをかいていて思ったように、エンターテイメントのチャンスはあるんですよ。ただ、私が引き籠もりだから食欲だけ何とかしておけばあとは適当にマンハッタンに行って、お話しすれば問題ない。そういう生活デザインなだけなんだ、と気づいた。あなたもこうならないように気をつけましょう


2007年04月12日(木)



 ソーシャル片思い

 世の中、片思いの関係って多いですよね。こんなに想ってあげてるのに、尽くしているのに、相手は一向に振り返らない関係、とでもいうのでしょうか?

●アイドルと熱狂的なファンたち:純粋だと信じるファンをよそに、タバコくわえて温泉旅行
●日米関係:国債一生懸命買ってあげてるのに、買わせてやってる気分の相手
●日韓関係:相手は一生懸命なのに、海を渡ると、2ちゃんの「痛いニュース」ネタ
●コミケ実行委員会とサークルたち:一生懸命コンテンツ作っても、抽選で落とされる
●親子関係:「うちの子はやればできます」といつか、やりだすのを期待する親と、50歳までニートを続ける子供
●パンダと観客:かわいいと囃し立られているが、パンダとしては、かわいいつもりはなく、ただ色々面倒くさい仕草をほめられている。

 などなど。実はですね、今週末、マンハッタンに行ってきたんですよ。んで、お友達とお散歩していたら、新しく広がりつつあるショッピングエリアを発見したんでのですよ。ぼーっとあるいていると、色々有名ブランドの小さなショップが建ち並んでいました。「ここは、バーニーズとかにしか入ってないくらい高級ブランドなんだよ」「ここはパーソンズ出身の天才といわれるデザイナーの店」などなど教えて頂きました。

 その一つ、「MARC JACOBS」というお店に立ち寄ったのです。写真の通り、皮ブーツすべて17ドル(2000円くらいか?)均一!とポスターが貼ってありましたので。どうやら有名な人らしいですね。ルイヴィトンのデザイナーだとか。(村上隆にあの品のないモノグラムを作らせた仕掛け人らいしですよ)

 へー、安いね。ま、興味ないけどね・・・、と思いつつ店内をのぞいていると、「これ安くない?一つ1ドルだって。おみやげに買ってみようか」「そうだね」と、カゴに大量に入っていたネズミともカンガルーともつかない消しゴム風のキーホルダーを購入。そして、「そういや絆創膏切らしてるんだった」って思って、同じく同額の絆創膏入れを購入したんですね。入れ物よりもむしろ中身が欲しかったと言っても過言じゃない。↓これがその現物。

お友達「こんなの日本で買うともっと高いんだよー」
kiyo「へー。じゃ、800円くらいでヤフオクに流したら儲かるね?」
お友達「いやいや、そりゃぼったくりすぎでしょう。はは。」
kiyo「ま、せいぜい三倍350円くらいかね?」

 なんて会話をしていたんですよ。んで、夜になり、会った別のお友達に「なんかしらんけど、1ドルで買ったからあげるよ〜。みんなで一緒のキーホルダーだー(゚∀゚)」なんてはしゃいでいたのですが、帰って値段を見てびっくりしました。これがURL「http://calamel.jp/MARC%20JACOBS%20マーク・ジェイコブス%20ラットロゴ%20キーホル…/item/3026143」。
まいったね。
 1290円ですよ。

 これは、片思いだね。この値段の差の前には、「彼のデザインが好きなの」「このブランドは一生使い続けられるくらい丈夫だから・・・」「このメーカーは本当にモノの分かるものにしか売らない、っていう精神でさ、そこが気に入ってるんだ〜」等々、使い古された言い訳は跡形もなく吹き飛びますよ。顧客の愛情など一顧だにせず、「価値も分からない馬鹿どもにはせいぜい高く売りつけて今夜のデート代の足しにでもするか」くらいな気分なのでしょうな。

 いや、分かっていますよ。自分がそれでハッピーならいいんじゃないですか、というのが落ち着き先でしょうがね。片思いの方が美しいときもあるし。両思いになったら待っているのは往々にして悲劇だからね。

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2007年04月10日(火)



 春の空の色

はい。エイプリルフールは意図的にスルーをしました。

今日が初めてじゃないかな。ジャケットを着ないで外に出たのは。
それくらい、暖かくなってきました。それでも、風があると肌寒く感じるものですが、寒さの感覚があんまりない白人の人はもうタンクトップとかで現れたりするから不思議です。

空の色が濃くなってきた。うん。
白っぽかった冬の空だったのに、だんだん空気が色を取り戻してきた。
一日一日一つずつ景色に色が増えていく気分だ。

ところで、どうして暖かくなると構内にカップルが増えるんでしょう?
日本に帰ると、この街はどうしてカップルがこんなに多いのだろうと思うほど、手をつないで歩いていたりする男の子と女の子を見つけることが多いのですが、アメリカって比較すればずっと少ないと思います。

それでも、最近目につくぞ。どうしたことだろう?(私の心理状態とかそういう話はおいておこう)
ま、1月や2月は寒すぎて、どんなにかわいかったり美人な人が(うん、たとえば鬼束ちひろ師とか、蒼井優とか、マナ・カナが両方から一度にとか、ブルーウォーターのナディアとか)「手つないで良い?」っていわれても、「マイナス20度よ?お互い凍るよ?それでもいい?」なんて身もふたもないことをいってしまうくらいでしたから・・・。


いや、即物的な結論はやめて、不思議だな、ってところで落ち着いておきましょう。春間近です。

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2007年04月04日(水)



 寿司屋の流儀

 どうしてだか、高級指向の店(寿司、フレンチ、ホテル)や、マニア指向の店(紅茶、牛丼、ラーメン)は、食べること以前に、なにか作法やスタイルについて語りやすい。

「寿司屋にワインだと?片腹痛いわ!」
「箸で寿司が食えるか」
「回転寿司なんて私の地元の魚の味を知ってしまったら・・・」
「どうしてデザートワインもサーブされないのかしら?」
「サラダのドレッシングがランチドレッシングなんて!」
「ベッドメイキングのリクエストしてから何分経っていると思っているの?」
「レセプションに絨毯がないホテルなんてあり得ないわ」
「ティーバックなんて飲めないよ」
「はっ!スプーンで牛丼を食べてやがる!」
「スープは一番最初と最後に味わうもんだ」
「コーラと一緒にラーメンだと?」

 等々。意外と想像に難くない。なぜだろう?うん。なんとなく、求道的なスタイルから、「私はここまで高みに登っているがあなた達は・・・」とか、「君たちは知らないだろうが・・・」いった差別ができるからだろうか。

 他方で、ま、堅苦しく考えず、好きに楽しんだらいいじゃん、などと言うと、どうも、最近のおじさんみたいに「いや、私はよくわからないんですが、君たちの好きにしていいよ」と微妙に防衛ラインを引いている感じがして、逆に気持ちが悪い。『三丁目の夕日』に出てきたような昭和のオヤジはもう見る影もない。

 そう。答えは語らないことだ。黙って不快な気分を押し殺し、次回からは、その店に行かない、そいつと店に行かない。これに限るんでしょう。ステーキハウスでキムチを出すようなスタイルや外見を100%無視できる韓国のファミレスや、初めて行った寿司屋で「kiyoさん」よばわりされる店には行くつもりもないし、他人の常連の店に連れて行ってもらいながら節度なく店員やマスターと仲良くし出す奴と食事に行くこともない。

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追伸:何度もいいますが、この物語はフィクションです。本当にフィクション。決してエクスキューズで言ってるんじゃありません。エンターテインメントです。

2007年03月30日(金)



 シカゴで再会

 一週間春休みだったものですから、サイトの更新もお休みしておりました。今日から再開。これからもよろしくお願いします。
 
 滞在したところの一つがシカゴだったのですが、いいところでしたね。考えてみると、LA、NYについて第三の都市なのですが、移民が大勢いる感じがしないのでアメリカっぽくて私は好きでした。といっても、街はスルーしただけで、いたのは郊外の小さな小さな田舎町だったのです。

 素敵な街で、素敵なおうちでした。なんといってもそこに、ゴールデンレトリバーがいたのが嬉しかったです。好きなだけ触らせてもらえました。

 その昔、私の家にはゴン助さんというゴールデンレトリバーがおりまして、仲良くしていたのですが、ゴン助さんと同じ仕草をするんですね。においとか、手触りとか、表情とかもうふつうに読み取れる。怒ることを知らないところも、うちの人そっくりでした。これが私のうちのゴン助さん。

 しっぽをつかんでみたり、耳を噛んでみたり、御飯を食べに行きたいのに足をつかんで話さなかったり、目隠しをして食べ物を鼻につけてその後その食べ物を隠されたときの困った表情(←この遊びはシカゴのおうちの人も知らなかったようで笑っておりました)もそっくりでびっくりしました。

 なによりコミュニケーションに英語を必要としないところが良いですね。

 また、この子に会いにシカゴに行きたい、と思ったほどです。

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2007年03月26日(月)



 ドリフに学ぶ失敗と成功の狭間

 前回ずいぶん間が開いてしまったのを反省してすぐに更新してみます。

 私のサイトもずいぶんと歴史が経ちまして、読者の方もずいぶんと歳をとり、学生でいらっしゃる方はほとんどいなくなったように思われます。新しくきてくださる方もほとんど働いている方ばかり。

 学生でいても、働いていても、つきまとう業務の中に、プレゼンテーションがあるかと思います。アメリカの大学にきてそれが非常に多い。日本の大学にいたときなんて、年に一度あればいいくらい、それも人数は上を見て10人くらいだったのに。一学期の間に、最低三回くらいあるぞ。多い人だと5回くらい?しかも人数多いし。英語だし。パワーポイント一生懸命作らないとだめだし。資料も多いし。

 ま、お仕事されてる方も同様かと思います。

 この大学の人はみんな上手だな〜って思っていたんですが、仲の良いエメリーさんに聞いてみると、誰だって苦手でしたくないそうです。(偶にまかせろよ、余裕だぜ!という人がいないことはない。日本人にも外国人にも。あれは別)
 
 そして、私のような出来損ないの学生しか予行練習なんて重ねないのかと思いきや、意外とみんな読んで練習してくるそうですね。当番の前一週間はほとんどそれに費やしてるみたいだし。

 ここにいるアメリカの人でさえ、練習を重ねて色々カバーしてるわけなんですよ。志村けんも言っていた。準備で99%の成功が決まるんだと。『全員集合』はほとんどアドリブがなかったらしいよ。苦手なんだよな、と思っていても、やらなくちゃいけないし、成功させなくちゃいけないのが、歳をとってでてくる「難儀」ですよね。はぁ・・・。人前で話すのが嫌いなんていいってられない。

 気になるあの子の告白も夜中に何度も練習すれば上手にできるようになるんでしょうか?でも、あんまり上手すぎると逆に「あ、こいつ慣れてるな〜」って思われて逆効果かもしれません。顔を真っ赤にする練習、どもってしまう練習、挙動不審になる練習、それでいて思いのたけを120%伝える練習、さらにそれでいて、かっこよく見せる練習・・・。それでいて・・・。それでいて・・・。

 だめだ、寝よう。春休み明けはプレゼンだ。


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追伸:ところで、これは慣れないもんだね。何回しても嫌だ。今日のネタはオチ、流れともに凡庸でつまらないので、反省しています。


2007年03月16日(金)



 食欲と日常と

 なんか、春休み前だからというわけではないのですが、それなりに予定の詰まった毎日を送っているとサイトのことなんて忘れてしまいました。店じまいも近いかな。
 
 さて、基本的に授業などで拘束される時間は、一日平均所詮80分くらいなんですよ。(授業によっては三時間の長丁場のものもあるし、その他に先生やグループでのミーティングがあるのでなかなか平均拘束時間は計算しにくい)

 だからといって、だらだらと読まなければ行けないものを読んでいたり、図書館でプリントアウトをしたり、資料を探したり、なんか書いたり、プレゼンの資料を作ったり、ミーティングの準備をしたり(当然英語なので、英語の苦手な私はミーティングの前に何をどうしゃべろうか、など「原稿」のようなものを用意しないと文字通り「話」にならない_| ̄|○ もうずいぶんアメリカにいるんですけどねぇ・・・)そして、パソコンがはなせないものだから、パソコンと一緒。するとネットにつながる。すると10分おきにメールチェックをしてみたり、ウィキペディアを延々読んだり、某国の痛いネタを読んで笑い転げたり、こうしてサイトを更新したり、と非効率なことったらありゃしない。

 するとですね、結構な時間学校にいるんですよ。それこそ、午前1時頃まで。んで、帰って御飯を作ります。これが本題。何万人も暮らす大学で売店が三時に閉まるという意味のわからないことをしている大学なので、私の主食はそれこそ一日最低6杯は飲むお茶と、キットカットかスニッカーズですが、それで飢えをしのいで、帰宅後に食べる御飯っていうのはおいしいですね。

 そんなに時間をかけるわけではありませんが、週末に買い置きして、冷蔵庫にある食料の中から何を作ろうか・・・、とそれこそ一日中考えている。自分でいうのもなんだが本当においしい。でも、毎日自分の料理なので、基本的にカラーが一緒。多少酸っぱかったり、多少ショウガや胡椒がきいていたり。写真に毎日撮ってみたこともあるが、彩りも盛りつけも結構変えているつもりで共通点があるのね。びっくりしたよ。

 私自身は別に不満はないが、日々、パソコンの前で一皿料理をもくもくと自分で作って食べる姿は面白いかもしれない、と思った。スーパーが近くにあれば、海が近くにあれば、もっとバリュエーションのある御飯を食べらるのにな・・・。

 日本の御飯が恋しい、というよりも、バラエティのなさが不満と言えば不満。これがイタリアとかスペインだったらもっと色とりどりなものがエンジョイできるんじゃないか、と思ったりもする。

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2007年03月15日(木)



 私とあなたの好感度

 ある人と話していたところ、海外に住んでいるらしい話はかかないのか?という提案をされましたので一つ。(もともと海外生活を紹介するコンセプトではなくて、こう考えるとおもしろくない?というオルタナティブな話を書くことを98年の開店以来しているのですが・・・)

 さて、日本人だとお得なことが多いですね。特に途上国とアメリカでは多いように思えます。私は日本や日本人の海外でのイメージに貢献したこともないし、するつもりも全くないのですが、ただ日本人であるというだけで結構特典がいっぱい付いてくるのは事実です。

 これって私の主観だろうと思ったら今日、こんなニュースを見つけた。

●【好影響与える国、日本・カナダが世界一に…BBC調査】
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070307i103.htm?from=main1
(↑日本語版)
http://cnews.canoe.ca/CNEWS/Canada/2007/03/05/3700008-ap.html
(↑英語版:がんばって読んでみよう)

 ま、タイトル(肩書き)だけで、おいしい思いができるのは学歴のようなものでしょうか?アメリカ人はすぐに仲良くしてくれます。何がそんなに好感度が高いのかわかりませんが、たとえば実体験として、アメリカのすごい田舎に行くと、おごってくれたり、一人暮らしのおばあさんが泊めてくれたりと良いこといっぱいです。
 
 途上国の人は、どろぼうと嘘つきがいっぱいの環境に生きていながら(途上国の勉強をしている人間のはく言葉とは思えませんな)日本人ならだましはしない、すぐに信用してくれます。

 私は、あんまり日本のことほめたりしてもつまらないだけだと思います。なんせ、『世界最低の国』(http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=8669&pg=20060425)を書いたくらいですから(笑)ですが、よくしらない誰かが一生懸命イメージ向上に努めてくれたおかげなんでしょうね。戦後日本の政策の唯一の成果でしょうか。日本にがたがた文句いうのは、ごく一部の金が欲しい、きちがいだけなんでしょう。

 さ、勇気を出してこの役得をエンジョイするために海外にいってみましょう、という訳では全くなく、結論としては「不思議だね」ということです。別に、島の中でオタクとニートを量産しているだけなのに、一人でに好感度があがる意味不明さが面白かった。(ええ。私は海外にいますが、引きこもりと大差ありません。)
 

 好感度が世界一高いといっても、かっこよさで世界一なわけじゃないので、女の子にもてもて、というわけではないがとても残念なところです。(女の子は評判いいみたいですよ。よかったね)

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2007年03月08日(木)
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