NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 やりすぎリムジン

 アメリカに来て外国人(日本人とは限らない)が驚くことの一つにリムジンが沢山走っていることです。ヨーロッパ人に聞いてもほとんど見たことがないというのですから、アメリカ人だけがこんなにリムジンを愛しているということでしょう。道の広い狭いは関係ないと思います。(なにしろNYでこんなにも見るのですから)どうやら聞いてみるとハイヤーとしてリムジンを使ってもタクシーとそれほど変わらないばかりか、時には安いときもあるそうです。ま、セレブな人々はちゃんと自分のものを持っているのでしょうが、そしてやっぱりセレブな人々は他人との差別化に躍起になっているようで、リムジンにしても、キャデラックやリンカーンだけではなく、偶にはハマーをリムジンにしていたりします。
 そう、そこまでは良く見るんです。ハマーリムジンだって偶にだけどやっぱり見るわけよ。ところが、こんなのはじめてみた!ポルシェ・カイエンのリムジン。これってきっとポルシェが出しているんじゃないんだと思います。何台も買って繋ぎ合わせて自分で作ったのだと思います。(分かっていると思うけど手作業とかそういう意味ではない)やりすぎだ。カイエンはポルシェの誇りを傷つけたと思っていたけど、リムジンになったのをみて、こりゃポルシェ魂は地に落ちた、と思った。やりすぎだ。悪趣味だよね。





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全然かっこよくないぞ。
顔だけ無理やりポルシェにしたといわれるカイエンだけど、ここまでくると、後ろと前だけほんとにポルシェをくっつけている感じしかしない。

2005年01月20日(木)



 永遠に工事中。

 私の通っている通学路の近くにあり、そこはなぜかそれほどにぎわっていないので、ウワサの中華料理屋もあるとおりです。人よんで(よばずとも)アムステルダムアベニュー。にぎわうブロードウェイの隣にあるとおりです。そこの110thストリートのあたりでしょうか、実は隠れた名所があります。毎日のように観光バスが止まっているので、隠れてもいないかもしれません。
 ま、いずれにしても中はとても素晴らしい彫刻がいたるところに施された教会になっています。しずかで、ひんやりとして、荘厳でかといって温かみがある、そんな空間のなか読書をする人やじーっと考え事をする人、もちろんお祈りをする人などが集まっています。そして観光客も。そして日本語版のパンフレットも置いてあるという親切設計。
 そのパンフレットには七十年前に工事が始められ、あと、五十年くらい完成にかかる、完成の暁には世界一大きな聖堂となる予定。(そういえば、つきの裏側並みにどうでもいいことですが、私の自宅に近くにあった立正佼成会の巨大な聖堂は今もあるんでしょうね?Xデーにあれは宇宙に旅立つとかもっぱらの噂でしたが・・・。あそこに迷い込んで、「ま、オウムと変わらんね」とつぶやいて石もって奇妙な集団におわれたのは、懐かしい高校生のときでした)そして、見るたびに思っていたことがあります。
 全然工事をしているようには見えないことを!
 そうです。50年かかるというのは、50年かけて完成させればいいかな、っていう気分でやっているからなんじゃないでしょうか?サグラダファミリアだってきっとそうよ。外枠はあるけど、いままで工事作業員の一人も見たことない。きっと最後の49年目あたりからスパートするんでしょう。





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永遠に工事中。誰かのホームページのよう。
外観はかっこいいことはかっこいい。

2005年01月19日(水)



 流行ってそうで流行っていない

 そこかしこで目にする、でも本当のところなんだか分からない。こういうものって多くありませんか?たとえば、テレビで有名だとすなわち、一般的に著名だ、といえるなんていうとぼけた事を真剣に考えている人もいるみたいですが、作家しかり、役者しかり、テレビで頻繁に取り上げられている人よりも遥かに部数が多く、優れた作品を作る人は沢山いるわけです。そんなことはちょっと専門的なことをしてみるとすぐわかるかと思います。もっといえば、テレビで取り上げられている割には果たしてどれだけの人がその人のしていることを知っているでしょう?大江健三郎、田中耕一がノーベル賞をとったことを知っているかもしれませんが、その「知っている」人の中で、どれだけの人が、彼らの作品や研究の内容を知っているというのでしょうか。いや、知らなければいけないというわけではありません。ただ、堂考えてもそれは彼らを「知っている」とはいえないはずです。
 そもそも、私の周りにテレビを見ている人がほとんどいない。なのに、テレビ業界の人に話を聞いてみると自分の取り扱っているメディアが一番だと思っている。そこに色々な解決すべきギャップがあるのでしょう。
 そして、これもその一つ。地下鉄の駅の看板に必ずあるけど、誰も見たことのない番組。少なくとも私がインタビューしたアメリカ人の中でこれを見た人は誰もいない。





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誰もが、誰なんだ一体?と思いつつ、解決もせずに放置された結果、
日本で「全米大流行!」という不思議なヘッドラインをつけることになった例。
そりゃイチローの偉業もだれも知らない。

2005年01月18日(火)



 ほら、同じだ。

 さて、今日も図書館に通うことから私の一日は始まる。
 そして、やっぱりお昼ご飯になると、どこにしようかしら、一応は思案をめぐらすものの、混んでいて知り合いに会う確率の高いところに行くよりは、いつもの静かで綺麗なところで食べたいぞ、という気分が高まってくる。(いや、別に会いたくないわけじゃないんだけど、なんとなく面倒な気がするのです。わかる?)
 というわけで、足はいつもの方向に向いてしまう。
 ほーら、昨日言ったとおりでしょう。私はまだ中華料理屋に延々と昼食代を払い続けているのです。





↑味はまあまあだけど多すぎた。

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 丼みたいな気分ですね。
 だんだん飽きてきて最後食べる気がなくなっちゃった。
 これはもう注文しない。

2005年01月16日(日)



 毎日の昼食。ほんとに毎日。

 微妙なサブジェクトですが、私はここ三週間ほぼ同じレストランに通い続けている。おいしかったり、飽きなければ基本的に毎日同じでもかまわないんじゃないか?と思う私。思えば大学のころ、四年もあの大学のあの敷地にいたのに、昼食で食べたものといえば、「丸長」、「『ささき』の定食」、「大学のからあげ弁当」この三つ以外全く思いつかない。ちょっと面白い。思えば中学のころ、昼食で甘食以外食べたことないと思うし、高校はB定食以外食べたことないような。そんなこといったら中学高校通してゲータレード以外飲んだ覚えもないぞ。もっといえば、朝食に肉まん・あんまん以外食べた思いでもない。ところが、世の中には一生分のリミットというものがあり、どんなに好きで毎日食べていても、結局嫌になるときが来る。それが一生分の限界。たとえばこの国に来て実に七年ぶりくらいにゲータレードを買ったけど吐き気がした。飲みたくない。考えてみれば「ささき」の定食も、あの定食屋のおばさんをみるのがいやとかじゃなくて、もう、あそこででてくるキャベツのみじん切りすら食べたくないのだ。私には好物が沢山あるが、どんどんどんどんこうして嫌いになっていく。(ふぐを嫌いになるまで食べれたら死んでもいい、と思わずにはいられない。)
 そして、いま挑んでいるのはこのチャイニーズレストラン。大学の裏手にあり、安い上に綺麗、そして安い。人があんまり来ないので静かに食べられるし、味もそこそこ。ここ好きー(゚∀゚)
 今年に入ってから昼食はここでいつもたべているんだー、と想像してみてください。好物はホイコーロー、とペッパーステーキ。





↑クリックすれば明日幸せ。

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 このレストランもいつか嫌いになるんだろうか?
 これにいつも「hot and sour soup」を付けている。
 ちなみにこれは好物のペッパーステーキ。

2005年01月15日(土)



 木曜マーケット

 大学の脇を走るブロードウェイ。そのブロードウェイで毎週木曜日になると道路で市場が開かれています。売られているものは、どうやらNY州の近郊の農家で作られたものを直販しているらしく、干したトウモロコシなんていうアメリカ独特のものも見ることが出来ます。普通に、野菜も売っているけどね。アップルサイダーとか、ミルクとか、飲み物を勿論瓶でも買うことも出来るけどその場で飲むことも出来ます。マフィンとかと一緒にその日の朝食や昼食にする人も多いようだけど、私はコーンマフィンと、ミルクとアップルサイダーのどれも嫌いなので、ま、楽しげな雰囲気を見て楽しげな気分になるだけで済ませています。
 そういえばUnionSquareでもみつけたし、ColumbusCircleでもみつけた。NYの人たちは市場が好きなのかもしれない。





↑絶対クリック

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道行く人が白いビニール袋に野菜が詰まっているのを見て
私は、あー木曜日ね、と気づくのです。

2005年01月13日(木)



 隣に見えるあの人

 今は講義もとらずに一ヶ月間図書館にかよって勉強をしています。(テストの準備なのだけど)私はいつも同じスペースに陣取っていることは前にお話したとおりです。この部屋は基本的に蔵書のカードが収まっている部屋で、その部屋の中二階部分に作業スペースが設けられています。そのスペースからはフロアが見下ろせる。(手すりしかない)すると、向かいの壁際に座っている人しか見えないわけですよ。ふと顔を上げて、右を向けば京も誰かが座っている。休み期間中だというのに、毎日図書館に来て研究にふけっている奇特な人が居ます。それだけ、研究が面白いってことでしょう。楽しげに見えないから色々誤解が生まれるのかもしれませんね。(この人はまじめだ、とか)本当はただ自分が好きなことをしているだけなのに。ゲームやマンガを読むのと同じ要領であの席に座っているはずなのに。





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今日は初老の人。大きな本を何冊も机の上に乗せ見比べている。
なにをしてるのかな?

2005年01月12日(水)



 そして何もない一月

 年末って考えてみれば、ハロウィン・サンクスギビング・クリスマス・ニューイヤーと色々なイベントが目白押しでしたね。小さなマンハッタンに住む人もそんなイベントがあればこそ、退屈せずに小さな島での暮らしができたというものでしょう。(思い返せば一年のうちにこの島を出たのは五回もないかもしれない)そして、年が明けて、一月・二月・三月。寒くなるのも勿論だけど、思えばなにもない。せいぜい、マジソンスクエアガーデンにNBAの試合を見に行く程度のものでしょう。でもNICKSは強くないので全然試合が面白くない。ニュージャージーまでバスに乗ってMETSの試合を見に行かねば楽しめない。観光客も途絶えがちなのでミュージカルのチケットは取れやすくなったかも。でも、いま、とても忙しいんだよね・・・。こんなときに限って。なんとかの法則を思い出す。OTZ





↑クリックすると悲痛な叫び

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私のアパートのロビースペースも、ただ椅子が置かれるのみになった。

2005年01月10日(月)



 気づいてみたら金曜日

 実は年明けから毎日図書館に通っています。学校もないし、することもないので、PCもってなんとなく勉強をしているわけです。すると曜日の感覚なんてほとんどないわけですよ。遊びに行くお金も最近ないので、図書館。まるでトレーニングのように(いってみればこれもトレーニングのようなものだが)その日決められたメニューをさくさくこなし、その間、ダウンロード状況をチェックし、その日の昼食と晩御飯・おやつなんかを思いながら勉強に励むわけです。スーパーの閉店ちょっと前くらいに図書館を出て、夕食の買い物をし、帰宅。家事を済ませつつ、夕食を作り、その日にダウンロードした「プロジェクトX」に涙しつつ食べるか(ほんとは泣いていない)か、「マネーの虎」に憤りつつ食べるか(ほんとはどうでもいい)するわけです。(最近はこれを見てるっていうだけでこの前は「プラネテス」だったり「攻殻機動隊」だったり「ナイナイ」だったり)
 ま、一日の大半をこの椅子とこのスペースで過ごしているわけです。図書館の三階、中二階部分の右列の二番目のスペース。ちょっと記念に撮っておきました。





↑ミステリー

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今は学期の境なので(冬休み中)空いていてとても使い心地がいい
最近ダイエットペプシも飽きてきた。

2005年01月07日(金)



 安全なNY

 危険なイメージが延々と付きまとっていたNYですが、どうやら全米で五番目に安全な都市だそうです。そりゃあんだけ人がいれば犯罪は起こせそうにないんじゃないか?と思うのですが。十年前はタイムズスクエアも、地下鉄も、ミートパッキング地区も、ブルックリンも、ハーレムも普通の人は近寄りもしなかったらしいですからね。そんな危険だったエリアもジュリアーニ市長の浄化作戦の成功によって本当に安全になりました。誰も近寄らなかったせいなのか、昔からの光景がそのまま残っており、それを利用したブティックや家具屋、レストランが立ち並ぶようになってきました。外套に照らし出された石畳の残る(ハイヒールには地獄以外なにものでもないらしいけど)街並みの中レストランから出てきて満腹感や酔いを醒ますのに散歩、そしてタクシー・サブウェイで帰宅。そんな楽しみは安全が回復されたおかげなんですよね。





↑くりっくくりっくくりーく♪

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何十年も前の面影を残しながら立ち並ぶ。
この裏はイーストリバーからマンハッタンを望む公園になっている。
そしてそこから水上バスで対岸に渡ることも可能。

2005年01月05日(水)
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