NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 NYでしゃぶしゃぶ。

 日本食レストランなんてやっぱり腐るほどあるんですよ。私はあんまり日本食レストランに行くのは好きじゃないのですが、それでも日本人以外の人と行くときは私の好物をを食べさせたらどうなるんだろう(どきどき)という気分でいけるのでそれなりの楽しみがあるかと思います。カリフォルニアロールなんていう日本のすし屋のカウンターには絶対置いてないものが一番メジャーであって、しかもその中のカニカマを私(日本人)の前でも「カニです」ってほざく、すし職人としてのプライドを失って果てはそりゃ詐欺じゃない?っていうところまできていますが、多くの流行っている店以外の日本食は例に漏れずバブルの残骸のようなもので帰るに帰れずに営業を続けている店が多いのではないかと思われます。あと韓国料理や中国料理と違うのは高級というイメージが強いのと立地が比較的良いところに点在しているというところでしょうか。韓国や中国料理はチャイナタウンやコリアンタウンに集結している感もなくはないのですが、日本食レストランはオフィス街などに点在している存在しているように思えます。
 さて、しゃぶしゃぶ。大好物で日本にいるときは超〜〜〜高級な銅鍋まで購入してほぼ毎週食べておりましたが、とんと食べる機会も減ったものです。NYで一番おいしいというところに行きましたが、ま、食べれなくもない。中の上くらいでしょうか。それでも薄切り肉を食べる文化のない国で薄切り肉を手に入れるのは本当に大変。NYはそれでも恵まれているのだと感じずに入られません。


しゃぶしゃぶの図。
値段は決して日本に比べて高いわけでもないように思う。

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2004年09月07日(火)



 自分勝手に。

 私は大切な友人には、自分勝手に、そして目で見たものだけを信じてほしいと、いつも思っています。「あー今日も仕事しなくちゃー」とか「やっぱ忙しいし(時間がない・お金がない)だめかなー」なんてことはあまり聞きたくない。それほど不自由な世の中ではないと信じているからだし、あなたが期待にこたえなくちゃいけないのは、期待に応えたいからであるかもしれません。やってみれば至極容易なことを今の状態の方が好ましいからこそ、しないことをして、これを忙しくて時間がなくて出来ない、とただ言い放っているだけじゃないのか?そんな疑問をここ数年抱えています。結構やれば出来るものです。辞めちゃうのも簡単。将来が、なんてことを言いますが、結局のところ今苦労しておいて後で楽した方が好きだからしているだけで、そこに何も義務など生まれない。人間関係で言えば、そもそも友達とは何かすら曖昧なのに、信じあわなくちゃいけない、何でも打ち明けられる、など何にも裏打ちされていない幻想にこだわっている人が散見されます。信じられる他人はいないのか?自分が結婚しても数年も打ち明けない親友は親友ではないのか?何が言いたいのかというと、使い古された常套句(仕事は何にもましてプライオリティがある、たまには電話してくれたっていいじゃないか、等)にこだわって自分を忙しそうな状況において、好きなことをするのにコストをかける面倒くささを他のせいにするのは心地のいいことなのか?自分で自分を裸の王様にしているんじゃないか?ということです。私がいつ、この疑問を持ったのかというと、NYのテロの翌日です。覚えていますか?あの日すべてのアメリカへ行く飛行機は運行中止になりました。かなりびっくりしたものです。日経平均一万円の大台は軽く吹き飛んだものの、あのアメリカへの飛行機を全てやめる事だって出来たんですよね。あの時、なんだー結構やろうと思えば出来たんだ!と思いました。
 本当のところ私もどうかわかりません。とりあえず、仕事も勉強も友達への連絡もすべて断って、その日はアッパーウェストのクロイスターズに行ったわけです。そしてカフェで本を読み、昼寝をして帰ってきたのです。今日休んじゃったら?あなたがしなければいけないことはあなた自身がしたいことをだと思います。

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 ハドソン川からの涼しい風が吹き抜ける森の中のカフェ

2004年09月05日(日)



 The Croisters

 さて、最近朝から晩まで図書館でパソコンとテキストと小説を読んで小さなボックスの中で過ごしているのにあきまして、ちょっとどこかへ行くことに。東京にいたことは自分の車を持っていたので、好きなときにどこへでもいけたのですがマンハッタンではそうはいきません。どうせなら、のんびり出来るところに行こうか、と思ったのですが、セントラルパークも近すぎる。旅行気分にはならん。というわけで、マンハッタンの最北端部にあるメトロポリタン美術館別館「The Croisters」というところに行くことにしました。自宅からバスで30分くらいだったでしょうか。中世の城をそのまま移築してきて、中世美術やキリスト教美術を中心に展示してあるところで、建物そのものが美術といってもいいくらいです。ぎっしりと展示物でうまっているというわけではなく、それほど大きくない展示スペースにところどころ目玉が置いてあるという雰囲気。それは、もうゆっくり石造りの城の中を散歩しつつ、そして、対岸のニュージャージーの森の景色も楽しんで庭でゆっくりしてください、というデザインが貫徹されているのが感じ取れます。クロイスターズ自体公園の中にので、観覧後も公園を散策し、森の中のカフェで昼食を取ることも出来ます。ベンチで昼寝をしたり、ハドソン川の流れをぼーっとみたり、ゆっくりリ自分だけの時間を楽しむことが出来ました。マンハッタンの上のほうというと治安が悪いイメージがありますが、ずっとずっと上のほうに行けば再び安全で綺麗な地域が広がっているんです。そんな丘の上に立つお城の美術館がクロイスターズなのです。

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城といよりは巨大な教会といってもいいくらい宗教画や彫刻に溢れている。
ステンドグラスに映える数々の作品は神秘的な雰囲気を生み出している。

2004年09月03日(金)



 撞球。

 いや、こんな漢字を知っている自分自身驚きですがどこで知ったのだろう?結構たいていのことなら出典を覚えているのですが、撞球はちょっと定かじゃない。(『こち亀』だろうか?「こちかめ」とうって「こち亀」とでてくるIMEにも今多少感動した。こういう芸当が出来るのはATOKだけかと思っておりましたのに。なぜ口調が変わるかもなぞである。そして普段はATOKだけど、ちょっと設定を変えて今日一日はIMEで過ごそうと思ってこんな体験をすることになったのは天啓にちがいない。そして天啓の出典も知らない。)
 長々と書いてしまいました。これでさらにもましてこのコーナーの人手が減ることでしょう。さて、ビリヤード。大学のころゼミの先生が70過ぎて大学生に勝ったことをして、その語数か月はその話題を振ってきて困ったものですが、大学時代に多少は経験あるのじゃないかと思います。そして、つい最近誘われたのですが、どんなイメージでしょう。『ハスラー』に出てくるようないかつい白人の人が出入りしてたりして面白いかも、とおもっていたらいたって普通。日本と変わらない。(変わるのは髪と目と肌の色くらいだろうか。いや、言葉も違う。支払いもドルだったりする。もうここで何もかも違う。)会社帰りのサラリーマンから、学生風の学生まで。(意図的)料金は日本より多少安いかもしれない。私は常日頃から自分の財布を管理する人が将来的に必ず必要だと思っても、将来的にそんな人に財布の出納の権利をあげるものか!と誓っているくらい、あまり値段を見たことがないのですが、最近投票を増やすために(増えて楽しいと思ったことは実は一度もないがそういうことは言わないことにしたいのに書いちゃった)、クイズを作っているので、気にするようになった。
 あ、日本とまったく違う。やっぱり。(数行前に気づいたはずだが。)まったくタバコの煙のにおいがしないことです。NYはタバコ嫌いな市長のせいで、あらゆるサービス業店の中で喫煙が禁止されているのです。私の好きなjazzbarも『SMOKE』という名前ですが、店内禁煙。西海岸に旅行したときに喫煙・禁煙席の希望を聞かれて戸惑ったり、カジノでタバコを吸っている人を見ていつ逮捕されるのだろうとはらはらどきどきしてみたり(ほんとはしてない)できるようになればあなたも『NY在住』
 今日は機嫌が悪いのでたくさん書いてみた。っていうか最近機嫌が悪い。それは私の部屋がもう二週間以上も工事中で毎朝半裸の東欧人数人が入ってきては部屋中を粉だらけ・石ころだらけにして人の荷物を一箇所に重ねて帰っていくからで、その間自室にいれないのに1200ドルもの家賃をとられることに憤慨しているからである。勿論、終了期日など聞かない。どうせ嘘だし、って思えるあたりが結構『NY在住』。(なんか『NY在住』のTシャツ作りたくなってきた、とおもって速攻面倒だし在庫はけないし、押し付けられる友人たちの真っ青な顔を想像でき、ほくそえめたので、もうおなか一杯。)





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とても清潔感と重厚感がある店内。
渋谷のBAGUSよりよほどきれい。


2004年09月02日(木)



 SOHO

有名なところですよね。響きとしては表参道みたいな雰囲気がするところじゃないかと想像されます。(いや、あの表参道沿いの都営アパートがなくなった今ではそんな響きについて疑問ですが。あ、今どうなっているんだろう。是非知りたい。)というわけで、SOHO。多少行きにくいところにあるわけですが、ちょっと散歩するとイーストビレッジからチャイナタウン・リトルイタリーと、結構どこからも近い場所でもあります。小さな小さなセレクトショップが立ち並んでいて、やはり小さなカフェやバーが点在しているエリア。というわけで、探索にはもってこいの街ですね。さっき言ったように、その周辺で昼ごはんを山盛り食べたときなど散歩がてらにSOHOによって、帰る、なんていうのがベストなコースなのかもしれません。好きな人は本当に好きなところ。
 

 エキゾチックな店からスタイリッシュな店まで結構たくさんある。
 ちなみに、この写真のグッズはキッチン用具。主にワインオープナー。

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2004年09月01日(水)



 何?突然?自転車暴走族。

 さて、これは絶対『NY在住』に載せなければ!と思ったネタです。SOHO(明日紹介予定)からイーストビレッジのほうに普通に歩いていたら突然、雄たけびを上げなら数千台の自転車の群れが前方から走ってくるじゃありませんか!もう十分以上もその列が途切れないのでびっくりです。はじめは何事かと思ったのだけれども・・・、どうやらブッシュ大統領再選反対のデモのようなものかもしれません。(そんな旗をもった人が大勢いた)エイズ予防を訴えて街中で裸になった人が逮捕されたニュースを見ましたが、いずれにしても平和でいいですよね。どっかの国なんて暴力的なデモで有名ですもんね。シアトルのWTOの会議のときはずいぶん荒れたようですが、あれ以来ずいぶんおとなしいんじゃないですか?この国のデモは。そりゃ、マイケル=ムーアに代表されるように、あれだけプロ市民も洗練されれば暴力じゃなくても十分アピールできるのでしょう。
 いずれにしても、途切れることのない自転車の列は勿論信号無視でした。というわけで、歩行者が渡るのも精一杯。車は大渋滞でキレたドライバーのクラクションと叫び声も響いておりました。難儀なことです。

道路中一杯に自転車行列が!!まるで大名行列!

2004年08月31日(火)



 沈む夕日で乾杯は出来るか?

 朝・夜が暑いのは東京だけのことなんじゃないかと思います。ま、東京に比べればNYの暑さは十分エンジョイできるレベルなのでずいぶん気に入っているわけですが。というわけで、夕方ころに公園にけば、涼しくなって、そしてまた、日差しの強かった夏の残り香が漂う良い感じの環境でジョギングや犬の散歩を楽しむ人を多く見かけます。私はそれほどお酒が好きではないのでよくわかりませんが、友人の多くはこのベンチでお酒が呑むことが出来れば、ということをよく口にしています。さて、なぜ「・・・れば(英語で言えばwishやwould haveといったところでしょうか)」という話なのでしょうか。そうです、NY市では、野外でお酒を飲むことは禁止されているらしいのですね。理由はわかりません。とりあえずフランス人とスペイン人は毎度毎度「stupid country」と嘆いておりました。ま、それでも紙袋などでカバーをしたりすれば、公園警察の人も見て見ぬふりをするといううわさですが。



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こんな風景の中、仕事終わりに乾杯をしたいですか?

2004年08月29日(日)



 Six Flags

 ちょっと前のことになってしまうのですが、親しい友人の誕生日会もかねて「Six Flags」というテーマパークへ。私は知らなかったのですが、どうやら全米にあり、世界各地にもあるそうです。NYの人々がテーマパークといったらsixflagsみたいです。(東京の人には東京ディズニーランドのようなものでしょうか。)イメージとしてはディズニーのようなやわらかい感じのものではなく、富士急ハイランドのような絶叫系のマシーンが数多くあるところでした。実際、コースター系だけでも10機くらいあったように思います。NYから車で一時間ちょっと、ニュージャージーにあるのですが平日に行っても混んでいること!ファストパスのシステムも導入されていて効率的に乗れば結構楽しめるのですが、それでも日に焼けまくってしまいました。ちょっとだけ感じたのは、こういうのはアメリカが本場でどこも追随できないかと思っていましたが、富士急並?人は贅沢や興奮を求める気持ちは際限がないものですね。ちょ〜〜広大な敷地にある辺りがアメリカですが個別の機種にすれば日本でも楽しめないこともない、かも?

↑賽銭みたいなものです。是非。
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 コースターのレールが絡んでいる。

2004年08月28日(土)



 住宅事情と猫。

 さて、NYの住宅事情は経済情勢に過敏に反応しているらしく、好調の米経済を反映してからなかなか大変なのは私は身にもって知っているし、きっとみんなもわかってくれたのではないかと思います。みんなへ家捜しには四苦八苦。そんな中フランス人の友達が住んでいるアパートにいったんですよ。どうやら家主は夏の間中バカンスに出かけているとかで、住めるようになったみたい。そこで目撃したのはベッドで横たわる二つの毛の塊。そうです、猫です。どうやら彼は交渉の末、猫の世話と引き換えに、この家に住んでいいこととディスカウントに成功したらしいのですね。そんなケースはさまざま。友人はヨークシャーテリアの散歩をしたりしてるし。日本人同士の除法交換掲示板でも猫の世話をしてくれたら住んでください、などの書き込みもちらほら。集合住宅しかないこの街でかくも多くのペットがすんでいるのだから、そりゃ、どこかに住めばペットと一緒に住むことになるんでしょう。



↑ありがとうにゃー。
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たっぷりと太った猫です。持ったら重かった。
なぜ君は自分のベッドで寝ないのかな?

2004年08月25日(水)



 私はホームレス

 さて、通常版の再開です。これからは毎日がんばって更新したいと思います。(旅行版は旅行版で数日分の労力をかかちゃったんです!)私は八月の初めから昨日まで自分の住むところがありませんでした。というわけで旅行に行ったわけですが、帰ってからも部屋がないことは変わりませんでした。そんな私がどうしたかといえば、引越し先に大部分はダンボールに詰めておかせてもらっていたのですが、それでも巨大な荷物をかかえマンハッタン中をさまよっておりました。友達の家に泊まっていたのが大半ですが、時には学校のホールのソファで寝ていたこともあります。まるでホームレスです。ボブサップ見たいな巨大な黒人ガードマンに起こされるのはそりゃもう恐怖です。そんな生活も昨日で最後。昨日はたっぷり自分のベッドで一人で部屋で寝たわけです。ひさしぶりだー。

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こんな感じでスーツケースと大きなかばん二つ抱えて彷徨っていた。

2004年08月24日(火)
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